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☆ しごとについて ②



 高齢者の介護職に短時間携わっている。

 20代の頃、高齢者施設や障がい者の方の訪問介助の仕事をしていた。上手くできなかった想いが残り、結婚後再トライする事になった。
 あの頃、誰かの力になりたいと思っていて、力になれたら認めてもらえるんじゃないかと思っていた。多分、だから苦しかった。

 あの頃、『 自分がイライラするほど、介護してはいけない、すごく悲しくなるから 』と思った。その為、今は短時間で携わっている。
 

 改めて、つくづく答のない仕事だと思う。一緒に過ごしたり、お話を聴く中に一瞬のきらめきがある時がある。その人の人生に思いを馳せるのが好きだ、昔の町並み、その人の歴史。
 20代の頃は、そんな風に妄想する余裕もなく『 とにかく認めてほしい 』一心だった。

 答がなくて、自分の度胸だとか全部見透かされてしまう気がしている。今の私でやっていくしかない。

 関わっていた方が亡くなってしまう、という事がある事を知った。実はあまり知らなかった。ほんの少しお風呂を手伝ったり、歩くために手をつないだだけだったけれど。あんなにあたたかい体温で生きていたのに。
 その人がゼロになったとは思えない、こういう仕事なのかと驚いた。
 何かのご縁で関わっているのだと思うので、一期一会を大切にしていきたい。



 
 


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