【パパ育休】育休とって本当に良かった

先日まで育児休業を取得しており、2月から仕事に復帰しました。

まだ復帰して数日しか経っていませんが、私が育児休業を取得してよかったことや、育休前と育休後で気持ちの面で変わったことについて、記録の意味も込めて残しておこうと思います。

私のスペックと家庭

  • 30代の男。システムエンジニア。

  • 家族は私、妻、子どもはもうすぐ3歳になる子と新生児の2人。

  • 妻はフルタイムの会社員で共働き。

  • 第2子の誕生に際して、およそ2か月の育児休業を取得。

育休前

育休取得を申し出たのは、予定日の半年ほど前です。当初は妊娠中の妻の負担をなるべく減らそうと、育児・家事を最優先に、仕事は可能な範囲でセーブしながら働いていました。上の子は保育園に通っていたので、妻が産休に入る少し前から送り迎えをしていました。
1人目のときにも育休を取得しましたが、その時の大変さをよく解っていたので、2人目ができたら必ず育休をとろうと決めていました。

我が家はお互いフルタイムで働く会社員なので、家事・育児は分担しています。ただ育休を取得する少し前から私のプロジェクトが忙しくなり、家事・育児の分担に偏りが出てしまいました。具体的には以下のような感じです。

  • 朝食の支度をできず、妻に代わってもらうことが増えてきた。

  • 子どもの保育園の予定登園時間に、間に合わなくないことが増えてきた。

  • 子どもの寝かしつけを、妻に任せきりになることが増えてきた。

  • 妻との会話の時間が減るようになった。

上記のようなことが次第に増え始めて、育休を取得する前には妻との関係がどんどん悪くなっていくのを感じていました。もし育休を取れなかったら、この関係は更に悪い方向に行っていたと思います。

育休を取得して良かったこと

育児や家事に専念できたことで、家族との時間の大切さを再認識できた

1人目を既に経験していたので、パパにも色々とできることがあることを知っていました。授乳前のオムツ替えや、抱っこ、沐浴、保湿やワセリンを塗ったり、体重の増えが悪い時にはミルクを作って飲ませたり…授乳以外のことは基本的にパパでもできます。また家事に目を向けると、食品や日用品の買い出しはもちろん、食事、掃除、役所の手続きなど、気づいたら率先してやるようにしました。

1人目のときより落ち着いていたこともあって、育児を楽しむ余裕があったように思います。また育休前は家のことを全然できず自分を責めてしまうこともありましたが、育休中は育児・家事に参加している感覚があり、自己肯定感を得ました。私の場合、仕事で成果を出しても自己肯定感を感じることは稀です。それだけ私にとって家族との時間が大切さということを再認識できました。

妻と話す時間が自然と増え、関係が良くなった

育休中は基本的には妻と一緒に居るため、話す時間は自然と増えます。沐浴の時間をどうするか、オムツ替えを授乳の時間まで待つか・すぐ替えるか、敏感肌をケアする保湿剤やワセリンをどれにするか、オムツを肌に優しい素材に変えてみるか、夜中のあやしを交代したり、上の子の感情ケアする方法等々、育児という共通の目的のためにたくさん話し合いをしました。

育休前、仕事をしている時は妻と話す時間をとれず、子どもについて話し合うことがあまりできませんでした。育休中に妻と話をする時間を積み重ねることによって、育休前は距離を感じていた妻との関係性が、育休を終える頃には良くなり、一緒に子どもを育てていく上で、以前よりも信頼関係が強くなったように感じています。

勉強やスキルアップの意欲が戻り、育児と両立して学べた

私はテクノロジーそのものにそこまで興味がない人間で、技術を学ぶためのモチベーションが湧きにくいタイプです。そのため、育休前は勉強やスキルアップの意欲は枯渇していましたが、育休期間に入ってしばらくすると、不思議と勉強やスキルアップの意欲が戻ってきました。
長期的に考えると、家庭を守っていくためにスキルアップは必要です。「家族のために学ぶ」という動機付けは、私の場合結構なエネルギーになるようです。(これは1人目のときも同じ感覚がありました)

育休前は育児や家事と両立して勉強することは無理だと思っていました。(…かの有名な岸田さんのリスキリングのスピーチを聞いた時は、何言ってるだろうと馬鹿にしていました。)
ですが、勉強の意欲が戻ってきてからは、育児と両立できる勉強の方法を考えるようになりました。そして実際に育休中に試しました。

具体的には赤ちゃんを抱っこしながらでもできる「動画での学習」や、スマホ1つでできる「オンライン問題集(Udemyなど)」に取り組みました。どうしても手を動かして勉強したい時(AWSのハンズオンなど)は、沐浴後などに子どもがよく寝ている時間を見計らって集中的に取り組みました。このような勉強を続けた結果、私はAWSの資格を2つ(CLFとSAA)取得しました。資格と本業は全く異ななものですが、育児をしながらAWSの資格を2つ取れたことで、復帰後も育児と仕事の両立を目指す上での可能性を感じられました。

復帰後の仕事の仕方を見直すきっかけに

仕事に復帰後、途端に家のことができなくなってしまったら、育休をとった意味が無くなってしまいます。どうすれば仕事をしながら育児の時間を確保できるのか、端的には「残業しない」仕事の仕方をする必要があります。
育休を取得することで、自分の仕事の仕方を見直すきっかけになりました。復帰してから具体的に取り組むことは割愛しますが、成果が出たら別の機会に書いてみようと思います。

おわりに

私は育児休業を取得したことで、家族との時間が替えのきかない大切なものであることに気づけました。また、家族との時間を確保するために仕事の仕方を見直したり、勉強やスキルアップの意欲を取り戻すこともできました。

男性の育児休業の理解に難色を示す会社もまだ多いかもしれませんが、男性も育休取得は堂々と取得して良いものなので、まわりの目を気にするよりも、家族のために、自分のために、育休を取得していきましょう。


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