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旅する着物好き。 NOVEL DAYSでは本の話題などを書いています。 https:/…

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旅する着物好き。 NOVEL DAYSでは本の話題などを書いています。 https://novel.daysneo.com/author/mikafone/

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  • きものがたり

    旅する着物好きの日常をつづります。 アンティーク着物、昭和モダン着物、現代もの。 タイトルは宮尾登美子さんリスペクトです。

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ふだん着・街着のススメ! 木綿着物編

「特別な日の着物」と「何でもない日の着物」 わたしが着物を着ていると、よく言われる言葉があります。 「私も持っているの。でも着る機会がなくて」 「私も持っているわ。でも着ていく場所がないでしょ」 こういう類の着物を着ない理由をお話しされるご婦人がたというのは、とても良い物をお持ちであることが多いです。 具体的に言うと、留袖や黒紋付、訪問着、振袖などですね。 ふだんの生活において、これらのお着物の「着る機会がない」「着ていく場所がない」のは、ごく当たり前のことなのです。

    • 鈴子さんのオレンジ色の着物がとてもかわいい! 黒い太縞が目立つ格子柄。これは銘仙なんでしょうか? 銘仙は東と西でトレンドが違ったそうで、東日本では濃い紫色、西日本では大きな柄で華やかな色が好まれたのだとか。 和希さんは久留米絣かな。落ち着いた藍色がすてき。こういう着方をしたい。

      • 吉弥結びのふ・し・ぎ

        前回、夏きもので増上寺盆踊りに行った話を書きました。 このとき、久しぶりに半幅帯を締めてみて、半幅帯って軽くてラクだなぁと、あらためて感じた次第です。 ふだんは名古屋帯をお太鼓結びで締めているのですが、半幅帯は帯枕を使わないので、帯揚げもなし。 帯枕というのは、お太鼓の山の形を整え、帯を支えるために使います。 帯揚げは、その帯枕の紐を隠し、美しく装うためのもの。 帯枕と帯揚げは、お太鼓結びになくてはならない必須アイテムです。 そんな名古屋帯のお太鼓結びとくらべて、帯枕

        • 夏きもので行く! 増上寺盆踊り

          2023年7月22日。 港区芝公園にある増上寺の地蔵尊盆踊り大会に行ってきました。 芝公園駅で降り、地上に出た瞬間に聞こえてきたセミの大合唱。 我が家の近くにも大きな公園があるのですが、園内を歩いていても、か細い声がひっそりと聞こえてくる程度です。 ふだんの暮らしで大音響のセミの声を聞くことはまずないので、すごく夏らしさを感じました。 増上寺の境内やその周辺は、こんなにたくさんのセミが生息できる、ゆたかな自然の土があるのでしょうね。 増上寺とは 増上寺は、浄土宗の七大本

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        ふだん着・街着のススメ! 木綿着物編

        • 鈴子さんのオレンジ色の着物がとてもかわいい! 黒い太縞が目立つ格子柄。これは銘仙なんでしょうか? 銘仙は東と西でトレンドが違ったそうで、東日本では濃い紫色、西日本では大きな柄で華やかな色が好まれたのだとか。 和希さんは久留米絣かな。落ち着いた藍色がすてき。こういう着方をしたい。

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          大正ロマン柄(帯)×古典柄(着物)

          2023年7月初旬。 誕生日祝いもかねて、夫がコンラッド東京のアフタヌーンティーに連れて行ってくれました。 この日のコーデの主役は、鮮やかなピンクの地色に、織りで大きな百合の花が描かれた絽の名古屋帯。 THE 大正ロマンなアンティークの帯です。 アンティーク着物にあこがれて着物好きの間では、大正から昭和初期につくられた着物(帯も含め)を「アンティーク着物」と呼んでいます。 今年は終戦から78年目。 アンティークと言えば、本来は100年以上経過したものを指す言葉ですが、第

          大正ロマン柄(帯)×古典柄(着物)