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'24/05

購入品を家帰ってすぐ開けなくなったり、
日常的に仕事以外のときもパソコンに触れたり、
なんだかふとした瞬間に、大人になったなと思ったり。

大人って何なんだろう。

そんなことをすごく考えた1ヶ月だった。

大事な人の心が病んでしまった。
原因は仕事。

彼は私のヒーローだから、
私がしんどいとき、励ましてくれてそばにいてくれた。

だって彼は強いから。
心のどこかでそう思っていた。

だから気づけなかった。

彼の精神がどんどん擦り減っていたことに。

気づいたときには遅かった。

もうそこに居たのはいつもの彼じゃなかった。

私は弱い人間だから、誰かに支えてもらわなきゃ。
励まして大丈夫だよって言ってくれる人がいなきゃ。

私だけがそうだと思ってた。

そんなことない。
みんな大人の姿をしているけど、
心は弱くて儚くて脆い。

彼の状態を知ってから、少しばかり私も病んだ。

あのとき助けてって言えなかっただけで
心の中ではずっとSOSを出していたんじゃないかって。
無理して笑っていたんじゃないかって。

それに気付けなかった自分にすごく腹が立った。

1年以上一緒に居ても何も気づけなかった。
気づくことができなかったことに。

自分に怒って、絶望して、恨んで、悔やんだ。
でもそこに何も生まれないことにも気づいた。

私がそうこうして病んでいても
もうヒーローは来てくれないのだから。
欲しい言葉も、手もそこにはないのだから。

だったら私だけでも前を向くしかなくて、
彼が元気になったときに、笑顔で迎えられる準備を
泣かないように下を向かないようにしようと。

ただやっぱり街で幸せそうに手を繋いで
笑っているカップルを見るのはしんどい。
多分これには当分慣れそうにない。

1人でいることを決めたときも、
1人でいることに慣れたときも、
1人でいることは楽しいと思ってた。

でも2人でいることの楽しさや嬉しさを知ってしまったら
1人でいることがとても寂しいことのように思えて。
全然寂しくなんてなかったことだったのに。
楽しいとさえ思えていたことだったのに。

可笑しいね。

1人で楽しかったことでも、
2人で楽しめば倍楽しかったんだもん。

いつかまた2人で笑いあえるその日まで。
私は俯かないで前を向いて進んでいくから。

どうか自分のことを大切に。

長くなりましたが、みんなの大事な人が
隣で笑い続けられるように。

どうか笑顔溢れる2024年でありますように。

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