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バイトがとにかく嫌いだ



働く、という行為自体まずそもそも好きではなくて
それが好きなことであればまあ大丈夫なんだけれども



バイトに至っては好きなことであるわけがなく
基本的にはしんどくて辛い



なにより
大人と話すのが嫌い 怒られるのが嫌い しんどいのが嫌い



その嫌いが詰まっているのがバイトだ



甘ったれ人間 なめるなよ
と言われればそれで終わりなのだが


まぁガキの言い訳聞いてくださいや



それこそ そつなくなんでもこなせる人間なら
別にバイトもそこまで苦ではないのかもしれないが
自分は不器用 なおかつテンパるとミスをしてしまう、そしてとても暗い という明らかにバイト不向き人間で


バイトの前日になるたびに「バイト先…滅びてくれ…」
と思うのだが 滅びるわけもなく(滅びたところでなんの意味もないし)
毎度何回も注意されているのに同じミスを重ねて怒られて ため息をついて帰るのである




大学1年生の時に初めてしたバイトはファミレスで
とんでもなく忙しく常にバタバタしていた

店長からは出来ない奴というレッテルを完全に貼られていて 視線を向けられると何かしらの注意をされることがわかっていたので

仕事をするプラス、店長から見えない位置に逃げるのに必死だった




その中でも とにかくレジが1番苦手で クーポンやらお食事券やらごちゃごちゃになってほんとに嫌だった

クレジットカードの明細を渡し忘れて駐車場まで走ったり クーポン券を渡されたのに値引きしないで会計したり


今思うとちょっと面白いことでも 大学1年生の自分にとっては「こんなに出来ない人間だったんだ」を噛み締めることはとても屈辱だった



それから数々のバイトを転々として(おふろやさん、おそうざいや、デリヘル、パチンコ屋など) 今は酒屋の配達とラブホのフロントをやっている




そうやって 段々とバイトを経験していくにつれて 自分の出来ること出来ないことがハッキリしてきた
と言うより、出来ることはなく、出来ないことばかりなので
大学で初めてバイトを探しているときの
「オシャレなところでバイトしたい」から
「とにかく楽なバイトをしよう」になった



それでも やっぱり嫌なもんは嫌で
バイトをするたびに怒られてそのたびに「売れたいなぁ」と思う


コントをしてるとき、ネタを考えるとき、その他諸々 辛い時もあるけどこれほど楽しい時間はないしその後に飲みに行ったりする時間が最高でしかないのだ



だからこそバイトが嫌い 嫌い嫌い嫌い




「芸人やったら無茶振りにすぐ返せなきゃあかんで」
「芸人なんやからなんか面白いギャグやりぃや」

バイト中にするかよ



まだあとしばらく4.5年はきっとバイト生活 もしかして10年 もっとかかるかもしれんけど



売れたら超カッコよくドキュメンタリー撮ってもらおかな
そう思ったらバイトして下積んでる姿もカッコいいのかも




おわり


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