フリートークレッスンは準備がいらないけど別に簡単じゃない

今日はフリートークレッスンについて自分が思うことを書いてみようと思います。

さて、9月に入りitalkiのレッスンがやっと300回になりました。
私の中ではよくやった!やったぜ!と自分に拍手な気分です。
ただ、コロナ禍時代に稼いだ人たちは1000回超えがデフォルト。
無資格でも稼げる方法を有料記事で公開していたり、(教師の仕事を勧めてるのか、稼ぐ方法を勧めてるのか謎ですけど)
生徒さんが教えてくれたitalkiの先生がいたのですが、YouTubeをしていて、フリートークだけのコミュニティーチューターさんで自分よりもはるかに高値で何か凹んだこともありますね。
中には居酒屋やバーでレッスンをする人気チューターもいるそうです・・。

さて私の周りにも日本語教師の仕事に興味を持っている人が少しいます。
資格もなく、教えた経験もないけど、何かできるかな?
私もそういう質問を受けるとつい簡単に
「中級者相手のフリートークなら、準備もいらないし話して訂正するのがメインだからそれから始めるのがいいんじゃない?」と言ったことがあります。

私もオンラインレッスンを初めて1年、100回以上フリートークをしてきました。
確かに、準備は特にいらないし英語圏の人向けの初級レッスンより難易度は低いと思います。でもだからと言って適当におしゃべりしとけばいいものでもないし、結構相手によっては疲れるなぁと思うのもフリートークレッスンです。

私の場合、最初にお互い自己紹介をして、相手の雰囲気を見ながら、会話の流れに合わせて話を進めます。
基本的には私が質問をして答えてもらうことが大半です。
生徒さんは自分の日本語に自信がない人や言い方が間違っていないか確認したい人も多いので、基本的な文法ミスの訂正に加え、自然な言い回しや言い換えも追加で教えるようにしています。(生徒さんのキャラを見て調整)
あとは話の腰を折らないように、基本的に言い終わるまで辛抱して(笑)聞くようにしています。

私は英語のレッスンで全く訂正されない、むしろ先生が多めに喋るレッスンをいくつか経験して(余談ですがアメリカ人の先生にこの傾向が高い気がする)嫌な思いをしたことがあるので、自分が講師のときはこれをしないようにしています。

話を戻しますがフリートークは自由度が高い分、生徒さんとの相性がかなり左右されるレッスンです。
相性がいい生徒さんとはあっという間に1時間が過ぎますが、合わない人は地獄のように長いです。講師といえど人間です。
やはり中にはクセが強い人もいます。ちなみに変態も一定数いると聞きました。

個人的にきついなと思ったのは、ネガティブ思考の生徒(愚痴を誰かに聞いて欲しいだけの人)、まだ初級で自由に話せるとは言えない人(独学の人に多い)、特手の話題しかできない人など・・。

講師がフリートークレッスンで得られるものの1つに質問力があると思うのですが、上記の生徒さんは質問する回数も増えていくので底をつき、こちらも困る事があります。そしてこういう人たちに限ってリピートをしてきたりするので回数が増す毎に話すことがなくなります。(正直なぜ私のところに来る?と思うこともあります。。)

なので、こう言う人たち向けにある程度トピックを予備として準備しておくことにしました。

実は最近、ある先生がTwitterで自由に使ってください、とスモールトピックをルーレットで回してお題を決めるゲームみたいなものをあげてくださっていました。

これを一度、最近頭を悩ませているスーパーネガティブさんのマイナス話を逸らすために使ったところ、好きなものの話で笑顔になってくれたので、この方のチケットが尽きるまでこの方法を試そうと思っています。(先生ありがとうございます!)

このとき、自分もこの方のネガテイブに引っ張られていたのと、うまく切り返して話題を逸らすことも大事だということを学びました。
そう、私も会話が下手くそなんですよね・・。

あとは自身が入っているオンラインコミュニティの書き込みで見つけたのですが残りの数分で今日習った語彙をおさらいするということをしている先生もいるそうです。あと数分が困ったりするのでこれも次回試してみようと思います。

そのスレッドで書かれていたのが日本語教師全員が会話上手なわけではないから、無理してフリートークコースを作らなくてもいいよねってこと。
自分が得意なものを売っていけばいいよねって話をしていて、その通りだな〜と思いました。

私は幸いフリートークでとても気の合う生徒さんにも出会えたし、そこまで苦ではないので一応コースとして開けていますが・・今後はわかりません。

フリートークも楽じゃないし奥が深いっていう新米教師の話でした。







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