見出し画像

一つの道を追求する難しさ

※写真は台北での氷芋園(2017年5月)

10代後半からの10年間を感じて懐かしかったこれらをご紹介。

まずは、服飾業界。

クィア・アイのファッション担当 タンがホストを務めるだけでも面白いこと間違いなし!
内容はル・ポールのドラァグ・レース的なリアリティ番組。

10代の頃にオリーブ少女(1980年代カルチャー)だった私。
オリーブは着こなしテクニックというより、アレンジテクニックが多かったと思う。なのでミシンを買ってもらって布を買ってきて装苑を見ながらできそうな洋服を作ったり、リボンを買ってきてTシャツに縫い付けたり、そういうことに情熱を燃やしていた。
ついには(予備校に通ってまで受験したくなかったからでもあるけれど)短大の家政科の被服コースに進学した。だが、その頃には思った通りに形にできるテクニックがないと気付いた。
それでも新卒でアパレルメーカーに就職して営業をしてたわけだけれど、売るためのファッションに興味が持てなくなって2年で退職した。

その前後に化粧品に興味を持った。
時代は1990年代でスーパーモデル旋風が吹き荒れていて、外資系化粧品がアツかった。
そんなわけでアパレルメーカー退職後には、当時大盛況だったCDメガストアでバイトしながら夜間のヘア&メイクアップアーティスト養成講座に通った。

これまた学ぶうちにヘアアレンジメントは面白そうだけれど突き詰める気持ちはなく、じゃあメイクアップアーティストになりたいかというとそうでもなく。ただ単に化粧品が好きだっただけなんだって気がついた。

でもフリーランスの何かしらの職業に就こうっていうモチベーションが生まれて、そこから会社員を4年ぐらいしてフィットネスインストラクターになった。それが今の道に続いている。

話を戻して、次に紹介するのはMUA(メイクアップアーティスト)たちがドラァグ・レース的に勝ち進んでいくリアリティ番組。

スクールに通っていた時の卒業制作で同じようなことをしたから懐かしかったな。
私は鷲/イーグルをモチーフにしたヘアアレンジと色を多用しないメイクアップで孤高感のある強いスタイルを作り上げて、すごくうまくいったと思った。
でもそれって、衣装や小物選びだったり全体の世界観を作るプロセスの方が楽しくてヘアアレンジとメイクアップはしんどーーー、、だった。
そう、不器用なの。

・・・

ものを作ることで表現する人たちって技術があるだけでも十分じゃなく、でも頭の中のイメージを形にするには技術が必要。
うわべだけ器用に整えられる能力は通用しないし、技術がある人はその完璧性を壊してクリエイションしなきゃいけない。技術が未熟な人は形にできなくって落ち込む。
やっぱりどの世界でも、その辛さを乗り越えて追求した人がその世界で生きてく人になってると改めて感じた番組だった。

そういえば私にとってのヨガは、納得できる疑いのない教えに出会うまで先生を探すことをやめなかったから、納得できる疑いのない理解が得られたんだ。
そういうものがあると人生ってあっという間だし、ダルマ⇄アルタ⇄カーマ→→→モークシャを感じることができると私は思っている。


Mika(@mikachant)でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?