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◆パタンジャリ版クリヤーヨーガについて

ヴェーダーンタは
知性によってSattvaが増えるという思想で

一方の(ヴェーダの一派としての)ヨーガは
初心者編としてクリヤーヨーガを推奨している

クリヤーヨーガは、ニヤマの後半3つで

(1)マインドの汚れを減らす実践
(2)信頼ある書物からの学び(内省)
(3)今までしてきた(1)と(2)を明け渡す

(1)は、初心者編としてライフスタイルの指南
みたいなところになるが

中級者編として推奨してるのが
アシュターンガヨーガ

つまり、実践面としては
アーサナでありプラーナーヤーマで

ここでのポイントは
マインドの汚れを減らすための原則
に従っていることだ

アーサナは苦行のようにすべきではない

また、無意識での
不規則な呼吸によるアーサナも違う

プラーナーヤーマは
ただ長い呼吸であればいいわけでもなく

  • 場所:喉・鼻腔・口/舌 (呼吸法のテクニック)

  • 時間:吸う・吐く・保持の割合

  • 数:何呼吸行うのか、反復回数

これらを押さえる意識的な呼吸によって
長くて繊細な呼吸が達成される

その結果として
プラティヤーハーラ(感覚のコントロール)
が得られて瞑想の準備が整うわけだ

での、クリアで明晰なSattvaなマインドで
(2)の信頼ある書物からの学びに進み

さらにはスヴァ(self)アディヤーヤナ(studya)
つまり、内省につながる

そして、こうして積み上げてきた
いいことに対して
どうしても、私たちは結果を期待しがちだ

ということで、(3)では
今までしてきた(1)と(2)を

至高の存在である
イーシュヴァラに捧げることで
後ろは振り返らず前に進む

そして、また新たな(1)に励む
という循環になる


クリヤーヨーガの目的をヨガスートラでは
マインドの汚れを減らすこと
サマーディに向かうことと説明している

サマーディは、大枠の意味として
本当のじぶんを理解することにあたる

ヨガに行くという
アクティビティとしての位置づけに
違和感を感じている人は

じぶんを整えてじぶんを知る
ためのヨガ

つまり、哲学に則った実践を
してほしいな

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