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十年後の自分に贈る家

毎朝一枚写真を撮って、インスタグラムにUPするようになって、もうすぐ一か月経ちます。

自分のインスタが好きすぎて、毎日眺めてはニマニマしています。
「私、こんなに自分の家が好きだったのか」とびっくりしています。
普段なんとなく、無意識に思っていることも多いので、この機会に部屋づくり、家づくりについて思っていることをまとめてみました。

must を減らしてwillを増やす家

今の家のテーマは「mustを減らしてwillを増やす家」。
人生の時間は限られているから、「やらなければならないこと」をする時間を減らして、「やりたいこと」をする時間を増やそう。そう思って今の家を決めました。

まず分かりやすく、会社の近くに引っ越して通勤時間を減らしました。(1時間半→15分。圧倒的削減)
次に、部屋の広さを約半分にして、圧倒的にモノを減らしました。(都心に近づくと家賃が上がるという金銭的な理由もあり。)モノが減れば手間も減る、単純な法則です。そして部屋が狭いと、掃除もあっという間に終わります。

現在家事に費やす時間は毎日1時間もないと思います。食事づくり10分、後かたづけ10分、洗濯(洗濯機に入れる+干す)10分、気になったところの掃除10分くらいでしょうか。モノを減らした結果「モノを探す時間」がほぼゼロなのが大きいかもしれません。


「mustを減らしてwillを増やす家」。
「やりたい」なら”will"ではなく”want"では?と思われるかもしれません。
改めて考えてみると単なる「やりたい」ではなく、「きっとやるぞ」という意思を込めたかったのだと思います。

意志を持って日々を暮らす。そういうことをやってみたいと思いました。

周りに流されたり、周りに良い顔をして自分を犠牲にすることを止めて、自分をちゃんと大切にする。自分の意志を尊重する。
なるべく妥協をしないで、使ったときや目にしたときに気持ちが上向くものを部屋に置く。部屋が狭ければ家具も少なくて良いし、モノが少なければ収納するための家具も最小限で済みます。その最小限の家具は、心から気に入ったものにする。

そうやって自分の「意志」を積み重ねていって、十年後の自分に贈る家を作りたいと思いました。

十年後の自分に贈る家

迷い続けて早数年。アアルトスツールを購入しました。当時は画期的だった曲木の技術も今や当たり前。もっと安価で似たスツールはいくらでも売っています。でも、欲しかったので買いました。

そして、やっぱり良い。オーラがあります。(写真の腕がなくて伝わっていないであろうことが悔しい)

すっきり三本脚と安定の四本脚でも散々迷って、三本脚に決定。良い。

隣に写っている本棚(として使っているキッチンワゴン)も、購入当初はアアルトスツールと同じくらい白かったんですよ。思えばもう十年以上経ち、すっかり年期が入りました。新品の家具と並べると良く分かりますね。

これがまた五年後、十年後に馴染んで良い感じになっていくのが楽しみです。

十年後も今の家に住んでいるということはないと思いますが、自分が納得できる「暮らし方」を自分の中にインストールしたいです。そして家具は、出来る限り使い続けたい。年月の経過とともに変わっていく家具を愛でたい。

家具だけは唯一、引っ越しをしても付き合い続けてくれる家族のようなもの。賃貸暮らしインテリア好きの強い味方です。
一人暮らしを始めた当初(18歳)は金銭的に余裕もなかったし、服と本にお金を使いたい年頃でした。三十歳を過ぎてから、だんだんと自分の暮らしに寄り添う家具が欲しくなっていきました。そうして三十代前半で迎えた家具が今、良い感じに暮らしに馴染んでくれています。

これからあまり家具を増やすつもりはないのですが、心から欲しいと思った小さなもの(照明とか)はもう少し買い足すかもしれません。
選ぶ際の基準は「十年後の自分に贈る」。今よりも成長した(であろう)自分が喜ぶような家にしたいです。

そして「mustを減らしてwillを増やす」という、「暮らし方そのもの」も未来の自分に贈りたいです。暮らし方のインストール。そうすれば、今よりも未来がもっと楽しくなるはず、と思っています。

暮らし方をインストールする家

モノの定位置を決める。
出したらしまう。
持っているものを把握する。
定期的に掃除をする。
洗濯ものを溜めない。
自炊する。

狭い家だと、こういったことが容易になります。なぜなら、モノを出しっぱなしにしたら生活が立ち行かなくなるからです。狭い空間なので、ホコリがあれば目につきます。洗濯ものだって溜めたら水廻りの動線に支障が出ます。「放置は死活問題」なので、自然と手が動きます。「自炊」は一見関係ないように思えますが、前述した通勤時間、家事時間の短縮で自然と時間が取れています。

一旦綺麗な状態を維持できると、散らかっている状態が気持ち悪くなります。もちろん、仕事が忙しかったり体調が悪かったりして家事の時間が取れず、一時的に部屋が散らかることはよくあります。
でも、狭い家だとリセットが簡単なのです

それからもう一つ。子どもの頃、寮生活に憧れた時期がありました。今思えば、「最低限の中の工夫」が好きだったのかもしれません。限られた収納を上手く活かして、家具は作り付けの本棚、小さなクローゼットに机とベッド。あら、今の生活そのもの(笑)。狭い家は私のDNAが求めていた家なのかもしれません。


まとめ

以上、部屋づくり、家づくりについて思っていることをつらつらとまとめてみました。改めて、早く家を買おうと思いました笑。
終の棲家は、フィンユール邸みたいな家にしたいです。窓から緑が見える家。

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(写真はすべて飛騨高山のフィンユール邸。いつか本家にも行ってみたいです)


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