マクベスは眠りを殺し損ねた|モノローグWS発表会

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2022年8月の振り返り記事です。
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マクベスのモノローグをワークショップの発表会でやりました。

2幕1場の短剣の幻が見えるシーンです。

3か月間、2週に1回のワークショップで、わたしはオンラインで受講し、家で映像を撮ってフィードバックをもらうということをしていたのだけれど(ゆえにモノローグ。リアル受講組はペアを組んでダイアログでしたよ。)

家だと狭くて動きづらいんじゃ……何もできん……あと声も出せん……映像も全身映すと遠くなる……一発撮りの指定されているけど自宅で緊張感が保てる自信がない……

と思って、最後の発表会だけ、現地に乗り込んで参加させてもらいました。

現地に行ってよかった!なぜなら小道具の短剣が用意されていたからです……!(ほかの発表シーンでも使うから)

重要な小道具だったのですが、いいのが見つからず、本物持っていったら銃刀法違反だし……(危ない)

あとちょっと腰掛けるところもあって(これもほかの発表シーン仕様)うおおお、助かるぅぅううう!!ってなりました。

モノローグ、身一つだと場が持たないんじゃ……

あと、相手から何かもらえるわけではないので、もうすべてが自家発電……

前にハムレットだったかのモノローグを、ワークショップでやったことあったんだけど、それは「教える」が目的のモノローグだったから、割と目的がはっきりしていたんだよね。

でも今回は、幻の短剣を見て、感情を動かすという……えええ、何を端緒とすれば……しかも本当に完全な自家発電ならまだしも、短剣の様子が変わったりするので、それも拾わないといけない……見えないのに……そのところは本当に丁寧にやらないといけなかったです。むずい。本番焦ってしまってまだ甘いところあったと思う。くそう。

あととにかくセリフが入らない。ダイアログより時間がかかりました。言葉としては入ってるんだけど、有機的につながって出てこないのよね。解釈をうんうん考えて、最終的には意味や感情をつなげることができたので入りましたが。シェイクスピアは「ん?どうした?何が言いたいんだ?」って一読では何も拾えんセリフがあったりするので、苦労しました。

わたし本番では緊張しないタイプなんですが、立ち稽古の初回がいちばん緊張するのですよ。

発表会本番とはいえ、初めて立ってちゃんとやるので、わたし的には立ち稽古初回みたいなもんでして。

本番中ずっと手が震えていたので自分でびっくりしましたよ。

まぁでも、それも使いましたけれど。やりたいマクベスはちょっと弱い感じだったのが、男役をやると思うとどうしても強く出てしまっていたので、練習よりはややビビり気味にできたかなぁと思います。自分比。

反省点は、短剣をベルトのところに入れていたのが途中で落ちてしまい、拾いはしたが差しなおすことができずに座るところに置いてしまい、シーンのハケでその短剣を持って出られなかったことです。

セリフが不安だったので余計な動きができなかったんですね……

短剣を持っていかないんじゃ、このあとの話が続かないんじゃよ……マクベス安眠しちゃう。


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