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2022年、東京国立博物館で、アートは浴びるものだと知る

今年の目標は、書くことを生活に組み込むこと!
どうすれば、仕事しながら、多趣味なプライベートも充実させつつ、書く時間を確保できるのか、1年かけて気長に探っていきたい所存。
年末には、頻度や、何を書くか(何は書かないか)の適正値がわかるようになっているといいなぁ。

というわけで去年美術展めぐりに沼ったまとめです。美術展にはすでに今年もいくつか行っているんですが、去年のことを置き去りにして始められない性分……

では参りましょう。まずは沼前夜です。

<1月>
・ポンペイ展@東京国立博物館

<4月>
・空也上人と六波羅蜜寺@東京国立博物館

<8月>
・よめないけど、いいね!@根津美術館

アートは吸うもの浴びるもの

1月のポンペイ展で訪れた東京国立博物館がターニングポイントでございました。

といってもそれはポンペイ展の方ではなく……(ポンペイ展自体はとてもよかったです、上記リンク参照)

トーハクの特別展に行ったのは、これで3回目だったと思うのですが、この時に初めて、総合文化展(いわゆる常設展)にも足を踏み入れたんですよね。
そこで、「なにこれめっちゃいい!!」と思いまして……

その時の記録がブログに残っているので引用

▼アートを浴びる
さらっと見たというか、実のところ、アートを浴びた、という感じ。
力のあるアートの前に立つと、圧倒されますよね。作品のオーラが降り注いでくる感じがします。それをシャワーのように浴びる感じ。
これは、大きな作品だと特にそうですね。
小さなサイズの作品だと、オーラを吸う感じになります。個人の感覚ですが。
↓参考
note.com

とても大きな作品だと、部屋の空気が違う。場を変容する力のあるアートっていうのがある。部屋に入った瞬間にハッとする。
そういうのがあると、来てよかった(浴びられてよかった)なぁって思うし、心身が整っていく感じがする。
定期的に運動するとか日に当たるとか自然に触れるとかいいもの食べるとか、そういうのと同じレベルで、いいアートは浴びにゃいかん。と思いました。
こんな近くに国立博物館があることにありがたさよ……。

※引用内のリンクはこれ

2021年の「アートは吸うもの」に加えて、「アートは浴びるもの」という概念がここで爆誕した模様。

美術館という「場」

思い返すだに、場が、よかったんですよね。空間といいますか。
力のある美術品が素晴らしいだけでなく、その作品を支えることができ、なおかつその魅力を損なわず、あるいは増幅させうる場が、そこに存在していたのです……
やだ、、なにこれ……
これは一朝一夕には作られないものだぞ……関わる人たちの気持ちもそうだけど、時間の力も必要な類のもの……
これが、国立博物館の力なのか……ッ!
この時から、美術館という「場」に興味を持ち始めます。

そして4月に「空也上人と六波羅蜜寺」でトーハク総合文化展再訪。やはり素晴らしく。

上野の中でも、あの場所も、とてもいい気がする。
これにより、トーハクが推しミュージアムであることの確信を深めるわけでございます。

文字の持つ力を感じる

そして8月、根津美術館の「よめないけど、いいね!」展へ。文字族なんで気になりましてね。

良寛の「天地」という作品に、圧倒的な力を感じて、

いやああ~~やっぱり文字って、いいものですね!

と思い、書を鑑賞するのもおもしろいなと思う。

あの文字の背後に、ぶわっと「宇宙(世界)」が広がって見える感覚を覚えたのです。

文字って左脳の産物っぽいけど、右脳で鑑賞することもできるんだな!と。

というわけで……9月から気になる美術展めぐりという沼が始まるのです……

つづく。

↓つづいた。

※サムネイル出典

貫名菘翁(ぬきなすうおう)筆・いろは屏風(東京国立博物館)

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