鬼談百景

2015年
監督:白石晃士ほか
日本(100分)

小野不由美の短編小説の映画化。あの残穢の姉妹作。原作は全99話で、肝心の100話目が残穢にあたるという粋な構成。そのうち10本をオムニバス形式で映像化したのがこの作品です。

鑑賞にあたって原作を読み返したんですが、最初の3本だけはほぼ原作のまま、あとの7本にはそれぞれの監督オリジナルの脚色アリです。個性が出ていてイイな〜と思うものもあれば余計だなってものも中にはあります。どれがとは言わない。

「続きをしよう」「尾けてくる」は個人的にかなり怖かったな〜。これぞJホラー。文字だけだとあんまり感じなかったんですが…
「続きをしよう」で怪我するときのグシャア!って音、そうはならんやろって思ったけど結構みなさんツッコんでて笑いました。

そして「尾けてくる」の作業着の俳優さんがすごい。セリフも動きも一切ないのにあの不穏で不快な雰囲気を出せるのは本当にすごい…感服。

やっぱりゾワッとくるホラーはアジアが一番。
昼なのにトイレに行くの怖くなっちゃった。