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K乃舎依存症

「これがないと始まらない」を通り越して、「これがないと生活が成り立たない」にまで至るとその対象が何であれ立派な依存症である。アルコール、カフェイン、ドラッグ、スマホ、ゲーム、スイーツ...わかる、わかるよ(さすがにドラッグはわからんけど)。

でもわたしが最近依存しているのは、そんなものではない。K乃舎なのである。

◇◇◇

例えば我が家のある日の夕ごはん↓

K原の白だしで炊いた生姜ごはん。
K乃舎のだしを使ったみそ汁。
肉じゃがの味つけはK原のつゆ。
きゅうりの浅漬けはまたもやK原の白だしで。

っておい、出どころはすべてK原本家やないかい。と気づいたけれど、もう無理。いちどこの簡単さと間違いのなさを知ってしまったら、自分で出汁とったり味つけするのとか無理。全部同じ味?上等じゃ。ましてや自粛期間中、ラクさせてくれよ...。

ある夜など、例の白だしの残りがあと2cmくらいしかないと気づいたら、いても立ってもいられなくなった。もうこれは依存症だ。次の日、速攻スーパーに向かって買い込んだのは言うまでもない。

あぁ、このまま出汁もとらず、しょうゆや砂糖やみりんや酒を使わず、K原本家一本やりの自分になるのだろうか。これなしでは何もつくれなくなっていいものだろうか。子どもがそのうち料理するようになって、これがないと何もつくれないひとになったら困る...

と思いながら、今日もわたしはK乃舎の出汁でみそ汁をつくる。

#エッセイ #料理

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