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或る夜の会話

「ねぇねぇ、わたしって○○(夫)の何かの役に立ってる?」

「なんで?」

「えー、何かなんとなく。ときどき思うんよね。あー、でも役に立ってる気はしなけど、人生を豊かにはしてるか」

「...そやね」

「ということは、わたしの存在自体がアートってことか」

「なんで」

「だって、”役に立つ”がビジネスの論理で”意味がある”のがアートって、『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか』のひとが言ってた(うろ覚え)。アートは役に立つかわかんないけど、人生を豊かにするじゃん?」

「アートかどうかはわからんけど、役に立つとかそういうので考えてない」

「そうなん」

「だってFちゃん(子ども)なんてその最たるもんやん」

「たしかに。Fちゃんは存在自体がめっちゃアートやね」

「やろ?」

#日記 #エッセイ

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