世代間の境界線を忘れない
「英会話」とか「あいうえお」とか、いわゆる学習っぽいものに関しては、「本人がやりたくなってからでえぇやろー」とのんきに構えているわたしですが、前回の記事(↓)のように子どもの感覚や感情を守ること、無意識にインストールしていくであろう親の価値観やマインドについては、気にかけて、取り組んでいることがいくつかあります。
自分がそのあたり苦労した、という自覚があるからかな?
タイトルにあげた「世代間の境界線を忘れない」というのは、夫婦(大人)と子どものあいだに適切な境界線(※)をひくということです。
※「境界線(バウンダリー)」とは、自分とひとのあいだに「ここからここまではOK」「これ以上はNO」という線をひくこと。これができないと自他の区別が曖昧になって、ひとが自分の領域に踏み込んでくることにNOと言えず苦しんだり、はたまた負わなくてもいい他人の責任を負おうとしたり、自分が相手の境界線を踏み込んでしまったり、人間関係でトラブルを抱えやすい。日本は文化的にとくに境界線が曖昧になりやすいと思います。
「夫婦(大人)の問題は夫婦(大人)で解決する」というごく当たり前の心構えなのですが、例えば、こんなことをしそうになったら、自分と夫に「ストップ」をかけています。
・自分が心身疲れているとき、子どもをギュッとして癒され…にいかない
→子どもは確かにめちゃくちゃ癒される存在だけど、だからといって親にとっての"癒し役"を子どもに求めない。ここでわたしがハグを求めにいくのは夫であって、子どもではない。
・大人(含むパートナー)の愚痴を子どもに言わない
→これは、気をつけている方も多いと思うのですが...。愚痴を言ったり、助言を求めたり、自分の心の健康を保つために頼るのは大人の友人、もしくはカウンセラーなどのプロ。子どもは親がケアする対象であって、無意識であっても子どもからのケアを求めない。
子ども(現在、0歳と4歳))がもう少し大きくなれば、「子どもの課題を親が代わって解決しようとしない」という境界線のパターンも出てくるでしょう。それまで、「境界線のひきかた」をコツコツ練習するのみです。
Thank you for reading!