きみはきっと一生知らない

夕闇せまるリビングで
きみを見てた

お昼寝もせずに遊び続けた1日の終わり、
目を離したすきに寝息を立てはじめたきみと

そんなきみをいとおしそうに見下ろしながら、
眠りを妨げないようトントンするきみの父

そのひとつになったシルエットを心に焼きつけようと、
灯りもつけずにただ見つめてたのはきみの母

ふと目が合ったふたりが
まるでしあわせのお手本のような顔で笑い合ったことを、

きみはきっと一生知らない

#詩 #育児 #子育て  


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