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【保育覚書】「ひとりひとりを大切に」

4月から新しい職場で働いているのですが、とても素敵な保育園で、子どもにしっかり向き合っています。
ここで働いていると「子どもひとりひとりを大切にしている」ということを随所で感じ、すごく心があったかくなります。

この前、3歳児の先生のミーティングが少し聞こえてきて、
「〇〇くん、やっぱり朝こういう行動があって…」とこだわりが強く、登園時に特に気持ちが崩れやすく散歩に出るときに気持ちがうまく乗らない子の話をしていました。
「あ~そうだよね。ここが難しいんだよね。これが嫌なんだよね。」
「朝こういう風にしたら崩れなかったんですけど、やっぱりそれには一人手が必要で…。いつもはできなくて。」
「そうだよね。でも、難しい時は無理しないで、状況は本人に説明してから、もうみんなは(お散歩に)行っちゃっていいと思うよ。事務所とか私(主任)が〇〇くん見れると思うし。任せてくれていいよ、全然」
こんな風な会話が聞こえてきました。
この会話を聞いたときに「子どもも大人も無理しなくていい、それを周りがサポートしてくれるって、なんて優しい世界なんだ…」と気持ちがほっこりしました。
(前園がそういった姿勢が皆無で、人手不足の中理想論を突きつけて多くのことを要求され、できないと怒られる、というか嫌味を言われていたので余計に沁みた…)

どんなに保育理念に「ひとりひとりを大切に」と謳っていても先生たちの日常的な会話が
「〇〇くんってこれできないよね」
「〇才なのにやばくない?」
「どうするんだろうね」
といった感じで、子どもを否定的な目線で捉え、しかもそれを当たり前のように口に出しているのだとしたら、それって本当に「ひとりひとりを大切に」できているのか??
先生たちの会話を聞きながらそんなことを思っていました。

子どもが難しい場面も、否定的な目で捉えないで、どういった理由でそうなるのか、どうすればサポートしていけるのかを真剣に考える。そして、そのサポートしたい担任をサポートしてくれる雰囲気、姿勢がある。
そういうことが「ひとりひとりを大切にする」保育には必要不可欠なんじゃないかな、と思いました。そして、大人も無理しない。それも大事。
「ひとりひとりを大切にする」保育園には、そういう温かい雰囲気があるように思います。

最近、すごくほっこりした気持ちになったので、頭に浮かんだままに書きました。読みにくかったらすみません…😓
ご拝読ありがとうございました。

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