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ヤギの移送計画

 検討中のプロジェクト。ヤギ2頭を連れて離島を卒業し、ふるさと愛知に帰る。

 ペット移送サービスからも見積りが取れました。移送にかかる費用30万円。もちろん、ヤギの飼育環境作り費用はまた別です。何とこの少し前のタイミングで、両親が私の子ども時代から積み立ててくれていたお年玉貯金を存続の一つのタイミングという事で私名義の定期預金通帳を受け渡されました。そこから捻出できます。今までもそうなのですが、私は大方自転車操業なのですが、何故か必要な時に必要なお金が必ずやってきてくれます。

 移送でクリアする必要な事が、離島から沖縄本島までの移送手配です。離島には細かな業者は無いので、頼れるのは島民です。そこで島ヤギの110番の我那覇さん(仮名)!事情を説明しましたら、ヤギをフェリー移送する際のコンテナの貸し出し、ヤギを積んだコンテナを離島の港まで運んでくださる事を引き受けてくださいました。私にとっての一番の難所を突破できる見通しがたちました。

ただ、我那覇さんからしてもヤギ2頭連れて離島を出るのは、なかなかの強行突破と感じたご様子。離島から連れて出しても、飼育環境を新たに立ち上げ、ペットヤギとして10年程の月日を共に生きるお金も労力も、ヤギを飼育し出荷し続けてこられた我那覇さんだからこそ想像できます。

「ミカさん、那覇には食肉などで殺される運命のヤギをペットとして迎え入れている人もいるさーねー。そういうサービスも検討してみたらどうね?」

と。

その方が、ミー子、ヤー子も幸せなのかな、、。でも自分の腹の奥から聴こえてきました。

「ミー子とヤー子と一緒にいたい!」

そうなんです。私の魂は答えをずっと持っていました。だからこそ、この様に現実が引き寄せられて創造されていきました。

決めました、というよりは決まってました。

そして私は先ず棟梁に伝えました。

「ヤギと一緒に島を出ます。半年後の10月いっぱいまでお世話になりたいです。よろしくお願いします。」

棟梁は目線を合わせずに

「好きにしたらいーさー。」
と、ぼそっと一言。

ふぅ、まず一仕事できました。そして移送計画始動です。

当初、私のプランでは今から半年の間に愛知と離島を数回行ったり来たりして、ヤギのミニミニ牧場を作り、沖縄の暑さが和らいでくる10月に離島を出るくらいのペースでした。

ですが、この1ヶ月後事態が急変。トップギアを入れる事になるのです。

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