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バレーとお笑いラジオの邂逅

私には家庭があり、仕事もあり、いくつか趣味があって、その趣味のうちの一つがバレー観戦。残りの趣味は観劇、ランニング、お笑いラジオなど。

そのバレーとお笑いラジオが出会ってめちゃくちゃ驚いた話。



幼い頃からラジオっ子、47歳の今も生活にラジオが欠かせない。

radikoを使って日々追われるようにラジオを聞いている私が、毎週欠かさず聞いている「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」。

同じ年の敏腕テレビプロデューサーの佐久間さん(ゴッドタン、あちこちオードリー、トークサバイバーなど)が、お笑いや演劇・映画など多種多様なエンタメを紹介しつつ、芸人や家族とのほろっとする日常を混ぜてくるが番組。
リスナーの年齢層が幅広いのが深夜放送としては少し異質な人気番組です。

佐久間さんは自分が面白い、と感じたものを伝える能力と熱量がとても高い。
なぜ面白いかっていう本能的な部分を、他人が聞いても分かるくらい明確に教えてくれる。
その話を聞くと、その作品や番組を見たくなってしまう。説明とか紹介も巧みだけど、面白さを他人に吹き込むのがうまい。面白さを伝播させるのが上手な人なんです。

実際、noteを始めるきっかけの一つも佐久間さんが教えてくれた「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」でした。


で、先日9月27日の放送回でのオープニングトーク。
初っ端は先週、先々週と番組に来たゲストの振り返り。これは番組の進行上、必要なテーマ。
あとはキングオブコントの話を少々。どちらも時期的に必須項目。

続いて、佐久間さん特有の、これを話したいんだよ、伝えたいんだよ、的な間がある。
こういう時は、だいたいキアヌリーブスの新作映画(この放送回でも後半に「ジョン・ウィック」の話はした)とか、旬のエンタメの話題が多い。

きっとフリートークで話したい事のネタとして、予め用意したものだろうと予想できてしまう。

「最近我々が会議でちょっとだけ盛り上がっている、ある男の登場。この人が世間に見つかり、エンタメ界に衝撃が走っていて・・・」


ここまで聞いてて、また新しいスターが登場したのか?思った。

とーこーろーが、その男というのは、バレーボールの高橋慶帆選手のことだった。
まさか佐久間さんの番組でバレー選手が話題になるとは思わなかった。
今までもスポーツの話題はあまりなく、どちらかといえば文化系エンタメが番組の中心だから、バレーの話題をオープニングトークで入れてくるとは本当に青天の霹靂。

佐久間さんはバレー漫画「ハイキュー」も読んでいるらしく、高橋選手がリアルな灰羽リエーフだと続ける。47歳のおっさんが、19歳のイケメンを熱く語ってた。

いつもは知らないエンタメを佐久間さんに習う感じだけど、今回ばかりは私の方が知っている。

ハーフだという点、高身長のイケメンだという点、バレーを始めたのが遅い点など共通項は多いけど、リエーフはミドルブロッカーで慶帆はアウトサイドヒッターやん。
佐久間さーん!
と、おばさんである私が突っ込んで気づく、そんなことは大した問題ではない。

大事なのは、人気ラジオ番組で語られるくらいバレーの勢いがあるということ。
詳細な答え合わせなんかは不要、バレーに普段興味がない人が興味を持つことに意味がある。
きっと今回のトークを聞いて、バレーを見ようと思った人もがいたはずです。少なくともインスタはチェックした人はかなりいたと思う。
佐久間さんの影響力が莫大であることを願うね。

確実にレベルアップした龍神ニッポン。
慶帆選手のイケメンだけに注目されるのはどうかと思うけど、この話題性をも追い風に変えてくれっ!

今夜からのワールドカップバレー、頑張れ!!

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