[詩みたいな物] 夕
道ゆく先に
小さな淡い青
周りを囲むのは、黄ばんだ様々な雲
哀れなようで、清々しいようで
それまた左に左に
重い空を押し退けるように
変わってゆく
濡れた地面と右の濡れた雲が
今にでも涙を流しそうな。
風を切り抜けながら全力で前に進む弾圧が
気持ち良いような。
表情が満ち乱れたその街の今は
私の心を灯す
その右の暗い雲は侵入するように覆い
その白い雲のその小さな筆の入れ方は困惑を現すようで
その枝のその一方に全員が傾くのは苦労の重さで
その重さが空を、止める事なく、力一杯、ゆっくりと、
ひだりへ
ひだりへ
押し切って
辺りが白く、抜けた小さな雨の破片がこおり、飛び散るまで
そしてまた、小さな淡い青
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