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自転車の変速用ボタンを増設する

ロードバイクの変速は最近電動だったりする。ハンドルについているレバーを動かすと電気のチカラでウィーンとギアチェンジしてくれる。コロナ渦中に夫がシクロクロス用に海外通販で取り寄せたのは薄々知っていた。
夫から「変速ボタンを増設したい。」と相談をうけた。
夫が使っているのはシマノではなくカンパニョーロ。電動変速コンポのEPSというやつで、サテライトスイッチのようなものが売ってないとのことだ。
ハンドルのレバーではなく、上ハンと呼ばれる部分をもっているときに変速したいとのこと。「砂のときとか便利やし」と言われたが、あまり必要性に共感はできないまま、検討してみることにした。

心配ごと

スイッチの設計といえば、チャタリングとかいろいろ考えないといけいないのではないか。
↓こんなやつ
http://www.kumikomi.net/archives/2009/05/ioledrs-232.php?page=3
適当にボタンだけくっつけるのでは、「1回しか押してないのに、めっちゃギア変わる」とか「何も押してないのに突然ギア変わる」みたいなことが起こるかもしれない。
加えて、シクロクロスという泥水まみれになってケルヒャーかけまくる競技で素人工作の防水防塵がたえられるとは思えない。
改造する予定のインターフェースユニットは数万する。失敗したら結構いたい。

構想

回路図

上図はドロップハンドルを上から見た図。インターフェースユニットから左右のシフトレバーに配線されている。フロントのギアはシングル化しているので左の配線はMODEしか使わない。右側に配線されているシフトアップとダウンを上ハンの左右に置きたいらしい。右側への配線をカットして、そこにボタンを2個つければいけるのかどうか。まず電気的な問題を確認してみる。

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自己責任でカットしてもらう。

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カットしたところにリード線くっつけて開閉してみた。動かない。はい、数万円~。と思ったら、夫から聞いた配線情報が間違えていた。GNDは白ではなく青でした。緑がUPで白がDOWN。

心配していた変な動作は一切なく、配線の途中にスイッチをつけてもうまく動作しそう。そりゃインターフェース側でいろいろ処理はされているだろう。

材料入手

というわけで、スイッチを買いに共立電子へ。
スイッチはネットでも買えるけど、大きさ、クリック感など、押し心地をチェックして買いたい。
夫、こちらをセレクト。平タイプでヘリから押し面が飛び出ていないので、全体を収縮チューブなどでくるんで防水できそう。
https://www.nkkswitches.co.jp/product/detailed/JF-15CKCGNP2.html

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あとから調べたら、防水機能でいえばIP67相当でこっちの方が良さそう。
https://www.omron.co.jp/ecb/product-detail?partNumber=B3W
また、収縮チューブに防水用というのもあるので、それを使用した方がよさそう。(買ってない)

はんだづけ

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カットして被膜むいて先に予備はんだ(リード線の金属部分にはんだをしみこませておく)をして準備。

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はんだ付け前に収縮チューブ通しておくのを忘れずに。

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左からリアMODE、DOWN、UP。
スイッチの防水は申し訳程度に自己融着テープが巻かれた。

ほぼ完成

動いた。バーテープはまだ巻いていない。
スイッチをどう固定するのかまだ未定。
シクロクロスがはじまるかも未定。

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