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好きなものは好きと、伝えたい。

迷ったら動く。
そして、直感はやはり正しいような気がする。
毎回、帰るたびにどんどん「共通言語」の範囲が広がっていって、自分でも身震いするくらいに、点と点とがつながっていく。不思議。

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2月2日

「アンブレラスカイ、3月もやってる???(キラキラ)」

「2月だけやぞーーーーーーー!!」

‥‥‥!

「行こかな?」

「うける。カモン!!」

***


なんだか、やっぱ自分は惚れっぽいんじゃないかと、親友から以前言われたことばを思い出す。もうこれは一目惚れなんかなと。これが、いわゆるそういうやつなんかと。

去年の9月末に降り立ってから、今日までで合計12日。この先を行くと〇〇があるとこやんな?ここのこれが美味しいんやんな?とかいうことを、知らない間に知っていることに驚く。そして嬉しい。

高知弁の次くらいには、関西人の関西弁はブレないものやと思っていたけど、意外と自分が適応力のある関西弁の話し手やったということも最近発見した。今のところ、4日くらい経つとなんとなくイントネーションがネイティブ寄りになる。文法は全然やけど。

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今回何が嬉しかったって、たくさん地元の人たちと話せたこと。初日は特に、1人で散策していたはずやのに、ほぼほぼ誰かと一緒におしゃべりしていたんやなということが、本当に信じられへん。人見知りやと思っていた自分は意外とそうでもないのかもしれなくて、人と直接出会うのが好きなんやということが、ああ、大丈夫、ちゃんと好きなんやわ、と再確認できたということが、実はほっとした。
でも中をのぞいてみて、入ってみて、話しかけてくれたのはそこで出会った人たちであって、そういう、なんか包みこむような笑顔とか、口に出すことばの丸み、空気感があったからこそ、人好きの部分を最大限に引き出してもらえたんやなあと思う。

直感で、なんかここ好き...!!と思った理由がなんなのか、聞かれても答えられへんかったけど、実はそういう、自分の心地よい状態とか、ありたい姿、プラスの流れのトリガーになってくれるようなことを、なんとなく肌感覚で感じていたのかな、なんて。今、思い返す。

なんでこんなに行く先々で話が弾む(...というのが適切かはわからんけど、少なくとも自分はすごく楽しくおしゃべりできていて、相手も同じように見えて、バイバイするときにお互いちょっと心がぽかぽかしてる感じやった)んやろうか。
前にも言ってた「共通言語」として話せるものがあることはもちろん、「私、すごく好きなんよここが」「私、あなたと会えておしゃべりできてることがすごく嬉しいんやで」ということが伝わってたとしたら。それって素敵ちゃうやろか。
地域とか、コミュニティとか、関係人口とか、すごく大きいところを見がちやけど、そういうのは全部、自分とあなたとの、一対一の会話からはじまるもので。地域も人の繋がりも樹の年輪と一緒で、ひとつひとつの、なんだかぽかぽかするような出会いとか会話とかから、徐々に大きく広がって行くものなんやなと思う。
山形屋で高千穂のソフトクリームを食べながらおしゃべりしたおばあちゃんとの時間。「あなたにあえて、今日ちょっと若返った」「また会えたらいいわね」って。ほんまに会えるかは分からんけど、たぶんこういうちょっとしたことが、実は大切なんちゃうかな。

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今回も、いろいろな人と話しながら、自分の歩いて行く先について考えた。

表に立って幅広い世界を見据えながら社会をいい方向へと持って行く動きも必要で、それ無くしては成り立たないんやろうということも分かっているけど、果たして自分はそこの立ち位置を目指したいのかと言われると、どこか手にその感覚を感じることができない、遠いところの話のように思う。
自分とその関わる相手が健やかで、いきいきと笑顔で、そのまた友人や関わる人も、同じようであればいい。美味しいものをおすそ分けして、またそれが別の人の元へ渡っていって、みんながどんどんハッピーになって行くような感じ。そうやって伝播していっていることを、自分の目で見て、聞いて、感じていたいなと思う。

どの立場として関わる人でありたいのか。地域やコミュニティに携わることを意識し始めた頃に、尋ねられたこと。風、水、土、あなたはどの立場がいいの?その時の答えが、なんだかんだ、今の気持ちにも通じているよなあと思う。

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一目惚れって大丈夫かな?って、ちょっと心配に思うけど、自信を持って好きだと発信していいんちゃうかなと思えてきた。

動いたら何かが変わる。何かが見える。その積み重ねを通して、ちょっとずつ、自分は自分を信じることができるようになっていくような気がする。熱量を持てるような気がする。

いいところばかりじゃなく、きっとそろそろまた違う面も見えてくるから、それも含めて、どう感じるんだろう。
(とりあえず梅雨の時期は行って、見て、感じておかなきゃ。)

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色々感じて書き残すたび、何度も心に強く思うのは、私の気づきや刺激、一歩踏み出すきっかけをくれる背中を押してくれる大切な仲間たちには、本当に、いつか何か私も役に立ちたい。


2019.2.11

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