見出し画像

ミジュツカのいいとこを語ってみる

こんにちは~。ミジュツカ主宰のミサキです。毎度毎度深夜の更新になっていて、タイミングが微妙すぎるのか内容が面白くないのか、ミジュツカの知名度が低すぎるのか、そのほか何か要因があるのかわからないけれども、あまり記事を読んでもらえていない気がしてめっきり落ち込んでおります。梅雨だしね。久々の昼間投稿です。


さて、今日は何を書くかというと! いうと!(吸引YouTuberみそちゃん風 見てると元気湧くからぜひみてほしい)

「ミジュツカのこんなとこっていいよね!(圧)」というミジュツカの推しポイントを3つ紹介していきたいと思います~~📯 ちなみに、客になるべく寄り添った主宰目線であることはあらかじめご了承ください、

それではいってみよ~~~~~!!!!!

①お店に入りやすい、入り浸りやすい

 これ、私としては結構大事だと思うんですよ。ぶっちゃけギャラリーや画廊や百貨店って、お金もちで美術の道に明るい人でもない限り、結構入りづらくないですか? そもそも自分がその場にふさわしくない存在であるような気がして気後れしてしまうというか。

 その点、ミジュツカでは「ターゲットとする層(ミジュツカの場合は若者や、今まで美術と縁のなかった人々)が頻繁に訪れる場所」「気軽に出入りできる場所」で活動することに重点を置いています。だから、現在の展示会場は横浜国立大学の学生有志で運営する「Cafe & Dining Bar YUZURIHA」であるわけです。場所がビルの2階で入り口がわかりづらいということはあるかもしれませんが、お店の方々が暖かく出迎えてくださいますし、常連客の皆さんもフレンドリーなので居心地が良いです。

②作品をほぼ原価で買える

 これはミジュツカの活動を始めてみて実感したことですね。ミジュツカで販売している作品ってめちゃくちゃ安いんですよ。材料費と梱包材のお金と制作費と展示用品代と施設利用費くらいしか販売額に計上していないのです。わかります? 原価ですよ。作品1点が、大好きなアーティストのアルバム初回限定版と同じくらいの値段、最近気になってた小説のハードカバーが2冊買えちゃうくらいの値段で買えてしまうのです。ちなみに、ミジュツカ主流の約A4サイズくらいの作品をギャラリーで買うと1万円は下りません。

 なんでこんなに安くしているのか? その理由は2つあります。

 まず1つ目は、今まで美術作品の購入にしり込みしていた人たちや、そもそもあまり興味がなかった人たちとのご縁を結びたいから。美術作品って、どうしても大富豪が娯楽で買うもの、めっちゃ高額かついかがわしさもある商品っていうイメージがあるじゃないですか。私はそれを変えたいんです。なぜなら、今後経済格差が広がっていく、また多くの国民が中流層ではなく下流層になってしまうだろうという未来予想図が描かれる日本に於いて、上流層のみをターゲットとした活動を展開しているようでは、日本の美術業界に未来はないと考えているからです。より多くの人、今まで美術業界のターゲットとされてこなかった人に美術を届けたい美術作品の購入と展示を通して幸せになってほしい、そんな思いがあります。

 2つ目は、アーティストの評価の問題。私からすると、美術市場で評価されるアーティストというのは、技能的に長けていて、作品や作者に注目が集まりやすく、また継続的に作品の発表ができる人(ほかにもいろいろとあると思いますが)。ミジュツカで取り扱っている作品の作者たちは、たいていがそういったアーティストからはかけ離れた存在です。そもそも、作者本人がアーティストとして生きていくぞという思いのある人ではない場合もある。そういう人たちって、余程のことがない限り作品が高額で売れることはないのです。もちろん高額で売ったっていいわけですが、買う側がその値段に納得しなかったら買わないじゃないですか。さらに、あまりに作品の販売額が高ければ作者にとっても負担となります。そんなことも考えて、気安く表現活動ができるように作品販売額を低めに抑えています。

③買ったその日に作品を飾れる

 これには二つの意味があります。

 一般的に、どのギャラリーでもそうなのですが、作品の代金を支払ってからおうちに作品が届くまで、結構ラグがあると思うんです。展示期間中は店内で展示しておかないといけないから、展示期間が明けるまでは発送されないとか、そうでなくとも額装やらなんやらいろいろ時間がかかるわけです。おうちに届くまでに。もちろんね、代金支払いからおうちに作品が来るまでのドキドキ感を味わうのもいいのですが、ミジュツカはあえて「買ってくれたらソッコーおうちに飾ろうぜ」というスタンスでやっております。

 なので、常設展示の作品に関しては(そして企画展の作品についても)展示期間を定めておりません。ご購入いただいた作品は、その場で梱包してお渡ししております。

 はい、で、二つ目の意味ですね。

 こちらは、「作品をすぐにおうちで飾っていただける状態でお渡ししている」ということです。絵画であれば、壁に引っ掛けられるように木枠付きか紐を通してお渡しします。立体であれば、おうちに机や本棚さえあればそのまま飾っていただけます。「なんとしても壁に穴をあけたくない!」という方はご近所の100円ショップで安いイーゼルをご購入いただく必要がありますが、そうでなければすぐにおうちに飾っていただける仕様です。買ったその日におうちがオシャレになるって強すぎん?

④作品を観ること、買うことが作者の支援につながる

 これがミジュツカ設立の目的です。作品を見てもらうこと、買ってもらうことが作者にとっては制作のモチベーションにつながります。実際、私もこの活動を始めて「作品もっとつくらねば!(正直、主宰としての責任感もあるけれども)」、「作品買ってくれる人がいるなんて嬉しい! じゃんじゃん作ったろ!」と、学部4年間で行方不明になった制作モチベーションが帰ってきました。

 それから、作品制作はともかく展示ってすごくお金がかかるんです。施設レンタルもそうですが、額装とかもそこそこお金がかかる。作品をご購入いただくことで、制作に係ったお金を回収できるので、次の作品を作るための資金が手に入ります。お金なくして制作や発表は継続できないので、作品が売れることも重要です。


 と、ここまで「ミジュツカ」で作品を鑑賞したり購入したりすることの良さをアピールしてきました。気軽に作品を(タダで)鑑賞できること、財布に入っているお金だけで作品を買えてしまうこと、すぐに家に作品を飾れること、鑑賞だけでも作者の応援になること、どれも魅力的ではないですか?

 外出もままならないこのご時世、ご近所のCafe & Dining Bar YUZURIHAでお食事を楽しみつつ作品を鑑賞し、おうちにお迎えしてみてはどうでしょう? おうち時間が豊かになること間違いなしです。


ミジュツカ主宰 ミサキ


展示詳細
日時 2021年5月24日㈪15時~

場所 Cafe & Dining Bar YUZURIHA (神奈川県横浜市保土ケ谷区和田1丁目18−33 山中ビル 202)

※まん延防止措置適用地域のため、酒類提供を終日停止し、店舗の営業時間は12時~20時に短縮しております。社会状況によって営業時間等が変わる可能性があることをご承知おきください。また、お店の都合により営業時間が前後する場合がございます。ご来店の際は、事前に店舗のTwitter、Instagramをご確認ください。 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?