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もうヤダ、病院いこう

2023年の7月、私は突然めまいに襲われた。

その日までなんとなく調子は悪くて、ずっと低空飛行だったんだけど、そこからさらに崖から突き落とされたようにめまいが来た。

どうしよう....
座ったまま動けなくなって、でもすんごく気分悪くて思考も停止した。

少しでも動くとクラクラする。

この気分の悪さから一刻も早く抜け出したい。
どうしたらいい.....!


あ、そうだ病院に行こう。

なんかシンプルにそう思った。
今まで病院にだけは何がなんでも行かん!って思ってたのに。

そうだそうだ、病院に行けば何とかしてくれるはず!
そんな思いでいっぱいになっていた。

気分が悪くてたまらない。
そんな地獄のような状況を治してもらえるんだったら病院でもなんでも受け入れるよ。

だから早く病院にいきたい!!
そんなふうに思った。

それで思いついたのが、半年位前に耳が痛くなって行った耳鼻咽喉科だった(病院行ってた 笑)

そこは女医さんでとっても話しやすい先生の耳鼻咽喉科で、看護師さんや受付の方まで優しくて対応がパーフェクトの病院だった。

その耳鼻咽喉科に行ったとき「めまいも診ますよ」的なポスターが貼ってあったのを見ていたから、あそこの病院なら行ける...怖くないかも。

そう思えてめまいで病院に行くことができた。

それがきっかけで、私の中の病院のハードルがどんどん下がっていったんだと思う。

で、その耳鼻咽喉科に行って嫌な思いもしなかったし、皆さんにめちゃくちゃ優しくしてもらって「こんなことならもっと早く来ればよかった」なんてことも考えるほどになってた。

自分でもびっくり。
今までなんだったんだろう。

結局、今はそこの病院には行ってなくてもっと私に合う病院を見つけたのでそこに変わったんだけど。

病院変わるときも躊躇なくサッと行ってた。

あぁ、私もう病院大丈夫だな...そう思えた2023年夏だった。

その頃の薬たち


結局めまいは、最初の病院ではメニエルと良性発作性頭位めまい症の混合という診断だった。

しばらく気分の悪さが続いて毎日めまいの注射を打ってもらいに通っていた。

次の病院で詳しく検査してもらうと、メニエルは無いと言われた。

VRの機械みたいなのを目に装着して頭をグルグルされる眼振検査は、最初恐怖で叫んでたけど慣れると平気になった。

人間なにごとも慣れだな。

これは良性発作性頭位めまい症だよと言われ、体操を教えてもらい何回かするとめまいは治まっていった。

それから何度かその病院に通っていてかなり症状も治まっていた。

だけどなんとなく気分が優れなくて。
少しフワフワした感覚が残っていたから通院してたんだけどある日の眼振検査で、

これはメニエルも良性発作性頭位めまい症でもなくて、自律神経だねと言われた。

なんか悩んでたり気に病んでることがあるの?そう先生に優しく言われたときは泣きそうになった。

あのときは検査で婦人科に行ったあとで、卵巣摘出手術することが決まってすぐの頃だったからかなり情緒不安定になっていた。

なんてったってMRI検査が待ってたし。

それからめまいの薬プラス、自律神経を整える薬も処方された。

あの薬、どれぐらい飲んだんだろう。

婦人科の検査や手術の日程など決まり予定が進んで行くうちに、私の精神は安定していきめまいや気分の悪さはなくなっていった。

だからもう耳鼻咽喉科には通ってないし、薬も飲んでない。

自律神経の乱れも落ち着いたのかな?

だけどもこの病気がきっかけで病院に行くことへの抵抗が薄れて、婦人科にも行けたからこそ今回の卵巣腫瘍が見つかったんだよな。

行ってよかった。
見つかってよかったって今はつくづくそう思う。

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