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2023.11.08 Prove Yourself 上野皓平 弾き語り ソロツアー 2日目 軽井沢 Music House TOMY Canada House にて

2023.11.08 Prove Yourself 上野皓平 弾き語り ソロツアー 2日目 軽井沢 Music House TOMY Canada House にて

ゲスト: 蒼井大地 さん(チェリスト)

蒼井大地さんインスタ

https://instagram.com/daichi_aoi_cello?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA==

蒼井大地さん公式サイト

蒼井さん、Twitter(X)アカウントはお持ちのようですが、あまりお使いではない様子です
SNSでは、インスタが多いのかな?


※ツアー中に書き始め、ツアー中にアップするつもりだったため、一部の曲を除き、セトリにはあまり触れていません
MC中心になります





The Songbardsのボーカル上野さんの弾き語りソロツアー
「Prove Yourself」
全7会場で行われるライブのうち、第2回目がここ軽井沢Music House TOMY Canada House で行われた

この会場だけはゲストをお招きする特別仕様
かなり不便だけど、日帰りできないことはない!!
……ということでチケット発売日に予約をとり、新幹線も予約し、行くことにした

この一週間前に、上野さんに
「アクセスが不便でも、気にせず来てください!!」
ってお招きいただいたことだし😂
不便は気にしながら行きます(笑)

公式の当日の呟き


会場まで

※ 長いです

もしかしたらこの日一番(嬉しくない意味で)強烈な体験として心に残っているのは、この会場までの道程かも知れない……
:( ;´•ᴗ•):

この日も午後から有給をとり、北陸新幹線で軽井沢へ向かう
このときはまだ、軽井沢の怖さを知らずにいた

北陸新幹線を使うと、軽井沢は驚くほど近い
乗り足りない気持ちにさえなる
それなのに……

出発した頃、周囲はまだ明るかった
ところが北上するに連れどんどん暗くなる
軽井沢に着いたのは17時台なのに、すっかり暗くなっていた


往路の新幹線の中から撮った夕日
とても綺麗だった




軽井沢駅にある観光案内に行き、タクシー会社を教えていただく
中軽井沢近辺のタクシー会社3社の電話番号を控えた

しなの鉄道に乗り換える
しなの鉄道はIC乗車券が使えない
切符を購入し、窓口で駅員さんにチェックしていただく
人にやっていただくなんて、今の時代にしては贅沢な体験

小さな電車が駅に止まっていた
とても可愛い
こういうのも嬉しい😊


往路、軽井沢駅にて
見ての通り、すでに真っ暗……



始発の軽井沢駅から一駅乗ると、中軽井沢駅
周囲はすっかり夜の雰囲気

会場まで時間の余裕があるし、駅から徒歩15分とあったので、歩くことにする
Google Mapsを立ち上げ、Music House TOMY Canada Houseの所在地を入力する
道程を教えてくれるので、それに沿って歩き始める

貴重な体験が始まった

太い道が良いだろうと思い、国道沿いの歩道を歩く
それでも駅から5分も歩かないうちに真っ暗になった

国道沿いの歩道
街灯はほとんど無い
基本、灯りは道路を通る車のライトだけ

国道沿いに建物もほとんどなく、林?(暗くて見えない(笑))が続いてる
足元は落ち葉が積もり、歩くとカサカサと音を立てる

「あーこれ、林の中でサ○ガイされたら、発見されるのは明日のパターンだ」
「若いお嬢さんには、この道、絶対に歩いてほしくないな」
そんなことを考える

しばらく歩くと、後ろからカサカサと落ち葉の中を歩く音が近づいてきた
大きな恐怖が心に湧く

ごく普通の男性がスマホを見ながら私を追い抜いて行く
勝手に怖がってごめんなさい

それでも、この環境で一番怖いのは、生きてる人間と生きてる熊だと思った
悪意をもった、生きている人間ほど怖い存在はない

帰りはタクシーお願いしよう
このような地域の夜は早い
帰る頃は、車も通らないだろう
18時頃でこんなに怖いのだから、22時頃なんてめちゃくちゃ怖いに決まってる

国道沿いを行けば、目的地には着けるはず
時々Google Mapsを確認する程度で歩き続ける

けっこう歩き、Google Mapsでも自分と目的地が重なる
でも、大きな建物は見当たらない

ちょっと先に大きな建物があるので行ってみたら、クリニックだった
それだと行き過ぎてるとGoogle Mapsが教えてくれた

ちょっと戻ってみたら……やっと見つかった😌
サイトにある目印、夜だと見つけられなかった

国道沿いの大きな建物は、建物自体が暗闇に溶け込み、見えなかった
看板は、中軽井沢駅から行くと裏側になってた


真っ暗です
建物の全貌、見えません(笑)



Google Mapsがなかったら、きっと辿り着けなかったと思う
ありがとうGoogle Maps🙏

駅から歩くこと25分
良い運動になった🚶
サイトにあった15分は、きっと歩き慣れた早足の方の時間だと思う

建物に近づくと、小さく上野さんの歌声が聴こえる
リハをやってらっしゃるらしい
聴きたいけど何となく憚られ、その場を離れる

時間に余裕を持たせていた為、開場までかなり時間がある
早速、タクシー会社に電話する
そして、軽井沢の厳しさを知った

1社目、2社目は断られた
夜は台数が減ること
レストランなどからの予約が入っていて、新しい予約を受け付ける余裕がないこと
どちらのタクシー会社も、利用するときに電話して、空きがあったら車を回します、とのことだった

あーこれは最悪歩くパターンだな
事件にならなければラッキーな事案だな
そう思いながら3社目にかける

誰も出ない
一度切って、気持ちを切替えてまたかける

今度は出た!
しかも、予約もできた!
神さまは見放してなかった……
3社目まで電話番号をメモした自分グッジョブ!
(๑•̀ㅂ•́)و✧

帰りの安全性が高くなった
心置きなくライブを楽しめる👍

まだ時間があるので、周囲を散策
ちょっと国道から離れ、空をふと見上げる
星の多さに驚いた

いつもの夜空と全く違う
目の悪い自分でも、無数の輝く星々が見える
カシオペア座がはっきり見えた

ここは、とても美しい場所みたいだ
生茂る木々は豊かな生態系を作っているだろう
命が満ちた場所だろう

ちょっと歩いたら、顔に蜘蛛の巣がかかった🕸
人によっては嫌がるな……と苦笑しつつ、生命の存在を感じて嬉しくもなる

今日、松原さんもいらしてると良いな
この星空といい、生命といい、松原さんがお好きそうな場所だ

徐々に開場時刻が近づいてきたので、会場の駐車場に戻る
Music House TOMY Canada Houseの看板の前でちょっと作業
携帯一つで作業ができる時代、とても便利


道路に面した看板
駅から来ると反対向きで見えない



そうしているうちに、駅から歩いてきた仲間が到着
とても優しい、いつも良くしてくださる方
道程の怖さ、なかなか着かないことの不安などを共有する
その方が来てくださって、とても安心できた😌

開場時刻が近づく
だんだんとお客さんが増えてくる
仲間の姿も散見されるようになってきた

車での来場が多かった
やはり車が基本の場所らしい

開場



整理番号順にマスターが受付してくださる
ドリンク代はなかった
何か食べたり飲んだりしたかったら、その代金を払ってください、とのこと
かかると思い込んでいたので驚いた

この日の整理番号は「1」!!
こんなに良い番号、滅多にいただけるものではない
幸運の神さまありがとうございます🙏

会場に入ると、大きなテーブルが目につく
上野さんの正面の席が目に入る
かなり近くて恥ずかしいかも……とちょっと悩む

すると、おしゃれで綺麗な男性が
「そこ(上野さんの正面)だと、ちょっと見辛いかも知れません」
「こちら(会場の壁に近い方)の方が見やすいと思いますよ」
と声をかけてくださった

アドバイスを頂いてちょっと悩んだ末
「やはり、こちら(上野さんの正面)にします」
「上野さんを正面からしっかり観ます」
とお答えした

この綺麗な男性は、心も綺麗みたいだ
私のようなパッとしないオバサンにも親切
このようなスタッフさんがいらっしゃるなんて、良い会場です

椅子に座ってみると、上野さんの椅子がとても近い
マイクスタンドに至っては、3本ある足のうち1本がステージからはみ出てる
きっとここは恥ずかしい席……同時に滅多に体験できない席

ライブ前に食事を摂ろうと思った
食事の扱いはある?
聞きたいが、マスターは受付で忙しい

先ほどの綺麗な男性にお尋ねする
「ここでは食事もできますか?」

綺麗な男性
「できます」
「受付が落ち着いたら、あちら(マスターを示す)で注文してください」
とても丁寧に教えてくださる

この方、やっぱり心も綺麗😊
ありがとうございます

受付が落ち着いた様子なので、料理を注文しに行く

マスター
「もう外で待ってる人、いませんかね?」
スタッフでもないのに外に確認しに行く
出しゃばりなことをちょっと反省する

「受付してない方、いらっしゃいますかー?」
お声がけするが、人影がない

マスターにそれをお伝えし、料理を注文する
生姜焼きとハンバーグが早くできるということなので、ハンバーグとライスを注文
お仲間2人も注文なさった

「冷凍じゃないから、美味しいですよ😊」
マスターが楽しみなことをおっしゃる

物販でスタンプを読み込もうとするが、上手くいかない
まだ準備ができていない様子

自分の席に戻り、料理を待つ
仲間からカトラリーセットと水だけを受け取る

開演時刻になっても料理は来ない
……料理はライブ後にいただこう

開演



上野さん時間でライブが始まる
上野さんがステージ右奥のカーテンから姿を見せる
客席から拍手がうまれる

ドラムセットを始め、いろいろな楽器が寄せられたステージ周囲
スマートな上野さんがちょっと気をつけて通るくらいの細い道

上野さんが席にお着きになる
やっぱり近い
心拍数が上がる
心臓に良い意味で悪い

「The Songbards上野、始めます」
上野さんの美しい歌声が会場を満たす

1曲目、上野さんが近すぎて緊張のあまり曲を聴けない😅
こういうこともあるのか……

途中、いつの間にか料理が運ばれて来ていたことに気づく
気づいた途端、美味しそうな匂いを感じる

どなたが配膳してくださったのかも分からない
上野さんに集中してて、周りへは全く意識を向けていなかった
申し訳ない気持ちになる
あのとき料理を置いてくださった方々、どうもありがとうございました


美味しそう!!



ライブは今日も美しく、心豊かな時間となった

今日は上野さんにとっても近い席だった
近すぎて緊張して、1曲目はちゃんと聴けなかった
目測で120cmくらいしか離れてない

でも、上野さんも気まずかったみたい
歌ったあと、上野さんが姿勢を直すとき
ご自身の椅子を少しずつ後ろにずらしてて、ジリジリ遠ざかってた😂

「あ、上野さん逃げた🤣」
「あ、また逃げた🤣」
の繰り返し(笑)
最終的に、結局30cm~50cmくらい、遠くなったと思う

ジリジリ遠ざかる上野さんの可愛らしさがハンパなくて!
気まずい思いさせてごめんなさい😂😂😂

そしてそれに傷つかず、上野さんの行動を微笑ましく感じている自分に驚いた
以前なら、
「上野さんは私を嫌いだから逃げてる」
と思い込み、勝手に傷ついていたと思う
それどころか、バンドから離れるかどうかまで悩んでいたと思う

でも今は、上野さんが好き嫌いでファンの扱いを変えることはないと信頼している
それどころか、どのファンにも好意的な気持ちを持ってらっしゃるのかも知れないとさえ、思っている
(もしかしたら、私のことも嫌わずにいてくださるのかも知れない……夢を見せておいてください😂)

これも時間をかけて、上野さんがファンにきちんと向き合ってくださっているおかげ
それこそ細い細いフィラメントを1本ずつ繋ぐような、地道な時間の積み重ね
上野さん、ありがとうございます

この近さ……😅
上野さん、居心地悪かったでしょう……😂


第一部のMCなどなど……



大変でした?



「ここに来るの、大変でした?」
大きくうなずく客席
「無言のうなずきが全てを物語ってますね」

ええ、大変でした😂
暗闇と生きた人間の悪意の怖さを実感する時間でした……悪意をもった人間がそこにいたわけではないのに、勝手に頭が創り出した存在に怯えてました(笑)

幸福度



「僕も今日、3時頃来たんですけど、ロケーションが素晴らしくて!!」
「自然が多くて良いですね」

「そういえば、長野県は全国で幸福度がNo.1だそうです」
ほほぅ、と感心する客一同

「……いつのデータか分からないですけど」
「変わってるかも知れないですけど」
上野さんが可愛くて、客席には静かな笑いが広がった

今日のアンケート



上野さん
「この近くに住んでる方……」
数人の手が挙がる

「以前東京とかに住んでて、The Songbardsを知ってから長野に引っ越したという方……」
「……あ、これはいない……」

「嬉しいですね、長野でも僕たちの曲を聴いてもらって……」

The Songbardsの音楽が心に響く方々は、どこにでもいらっしゃいますね😊

2部制



「今日は2部制にしようと思ってます」
「前半は僕だけで、後半はチェロの蒼井大地さんを迎えて演ろうと思います」
「さっきリハを演ったんですが……期待しててください」

ここに来たいと思った理由の一つが、ゲストがいらっしゃること
上野さんのお話を伺って、ますます期待が膨らみます

食べないんですか!?



料理が運ばれてきても、目の前に上野さんがいらっしゃったら食べてる場合じゃない
料理には申し訳ないけど、上野さんに集中してた

すると上野さん、優しい
「どうぞ食べてください」
「僕の夢がディナーショーやることなので、どうぞ」

それでも手を出さずに居たら
「食べないんですか!?」
驚いた風におっしゃる

「これからライブ1時間とかそれ以上あるんですけど、食べないんですか!?」
「終わる頃にはキンキンに冷えちゃいますよ!?」

上野さん、ありがとう
でもね、せっかく上野さんが目の前で歌ってくださるのに、食べたくないの

自分はマルチタスクが得意じゃない
料理と上野さんの歌声を同時に楽しめるほど器用じゃない

上野さんの歌声、上野さんの表情、上野さんの仕草……
どれ一つとして、流してしまいたくないのです
(重い……)

自分はただでも受け取る能力が低いから、食事からの刺激や情報が加わったら……
上野さんから受け取れるものは、もっと少なくなってしまう
味覚という刺激、料理に割く視覚嗅覚、全てを惜しむ選択をします

でもね、食事を摂るよう促してくださる上野さんの優しさは、どんな食事より美味しく頂戴しましたよ😊
ありがとうございます

食べてください



「もっと食べてる人が多いかと思いましたが……3人だけですね……それじゃ食べにくいか……」

どなたかが召し上がり始めたらしく、上野さんが優しく
「どうぞ食べてください」
とおっしゃった

「今日は前半と後半の2部制なので、間に休憩を挟みます」
「準備もありますし」
「そこで食べるのもあるか……」
「といってもそんな長くないですが」

そうですね
休憩時間にいただくことにします🍽

姪っ子さんのお話



Xで姪っ子さんに泣かれたことを呟かれた上野さん
そのお話を詳しくしてくださった

プライベートなことなので、具体的な内容はここでは伏せる

ただ姪っ子さんにメロメロな、叔父さんとしての上野さんの姿が微笑ましくて
今の年頃の姪っ子さんとの、今しか味わえない時間をしっかり噛み締めてる上野さんが愛おしくて
とても良いお話だった

姪っ子さんとの関係に悩む上野さんの呟き
この上なく微笑ましい🥰


生命の力強さ



「僕、今29歳なんですけど」
「姪っ子を見てると生命の力強さを感じます……輪廻というか……」

そうですね
上野さん始めThe Songbardsのメンバーさんからも、同じものを感じます

きっと自分より若い世代から感じるもの
生命力に満ちた存在

その未来が幸せなものであることを願いたくなります
もちろん、上野さん始めメンバー皆さんの幸せもです

静かですね



上野さんの歌に聴き入る客席
大阪と違って歓声も私語もない

「皆さん、打ち合わせか何か、してます?」
「静かですね……」
客席に静かな笑いが広がる

「……楽しんでますか?」
客席はしっかり拍手

「自由に楽しんでください」
「私語しても良いですよ」
気を遣う上野さん

それでも客席は静かなまま

上野さん、静かだと演りにくいですか?
はしゃいで聴くのも楽しいけど、しみじみ聴くのも良いものです

違う場所



「今回のツアー、場所や会場を決めるのまで全部、自分でやってて」
「まず場所と日程だけ決まってて」
「最初、別の場所で演るつもりだったんです」

「そこに連絡して、自分ではそこに決めたつもりだったんですけど……」
「ツアーのお知らせが近くなってから『そういえば軽井沢は返事が来てないぞ』ってなって」
「いろいろ調べたらここが良さそうってなって、ここに決まりました」

返事が来ないなんて、上野さん、ドキドキでしたね
お疲れさまでした🍵

濃い時間



「ここのサイトにツアーの写真を載せてもらえることになって、写真を送ったりしたんですけど」

「マスターから電話がかかってきて、『自分の実力じゃ載せられませんでした』って」
「『そんな全然良いですよ』って返したんですけど」

「しばらくしたらまた電話かかってきて『悔しくてやってたら載せられたみたいなんで、確認してください』って」
「めっちゃ良い人だなって思って」

「このとき、1時間くらいの間に4回かかってきて、何か濃い時間でした」

怪談



今日の会場は落ち着いた雰囲気
会場の周囲も中の照明も暗かった

「今日は怪談を聴きに来たみたいですね」
「怖い話は嫌いだから、絶対にしないですけど」
外の暗さ、会場の静かな雰囲気のせいか、上野さんがおっしゃる

……怪談ではなく漫談を聴きに来てるかも……と思ったのは秘密🤫

上野さん、これをきっかけにお姉様との思い出話をなさった
内容はプライベートなので伏せる

ただ、第一子以外には共感する方が多いのではないかと思うような内容だった

盛り上げて行きましょう!!



前半の最後、ガーベラの前
「前半、次が最後の曲です!!」
「盛り上げて行きましょう!!」

「休憩するんですけどね……盛り上げても」

上野さん🤣🤣🤣
ちょっと上げて落とすところ、好き
すっかり上野さんWorld

工夫して



前半の最後は「ガーベラ」
客席で歌う場面がある

もちろん、今回も歌った
「ウ、ウ、ウ~ウ~ウ」

すると上野さん
「ウは声量が出にくいと思います」
「自分で工夫して大きく出してください」

出た!!
上野さんの無茶振り🤣🤣🤣

柴田さんにはよくやってたけど、まさかこっちにも飛んでくるとは!!

上野さん🤣
歌ってるときに笑わせてきた🤣

もう、こういうの大好き😄

休憩



ガーベラが終わり、上野さんが休憩を告げる
「それじゃ、休憩してください」

そして座ったまま、ギターも膝に載せたまま
野球の審判が「セーフ」のときにするように
両手を左右にサッと広げ
「休憩っ!!」

何とも可愛らしい仕草
上野さんは本当に可愛い
あんまり「可愛い」言うと怒るかな……?
でも、可愛い😊

はーい、素直に休憩します😄

転換



休憩時間に食事をいただく
しんなりしたサラダを数口いただいたら、ステージには上野さんの姿
準備をなさる様子

これは食事を摂ってる場合じゃない!!
上野さんがいらっしゃるのに食事をいただくなんて、勿体ないです

するともう一人、おしゃれで綺麗な男性がチェロを持ってステージへ……

👀
……👀……ッ!!
ᔪ(°ᐤ°)ᔭᐤᑋᑊ

この方は……先ほど料理を注文できるかお尋ねした男性!!
やらかした!!

お店のスタッフさんだと思っていた方が、チェリストの蒼井大地さんでした……
大変失礼な思い違いをしていた……😰

蒼井大地さん、「The Songbardsのファンは失礼だ」
なんて悪い印象をお持ちにならなければ良いのだけど……
(;"°'ω°'):

上野さんと蒼井さん、ニコニコと準備をなさる
準備のときから、ステージは穏やかな空気に包まれていた

入口にかかっていたプレート
味があります


後半



上野さん
「じゃあ、後半始めます」
「思ったより短い休憩だったんじゃないですか?」

そして、ステージが始まった
このステージ、贅沢の極だった

上野さんのギター
上野さんの歌声
ふくよかなチェロの音色

このとき届けられた曲たち
どのような言葉なら表せるの分からない

豊潤で
奥行きがあって
心に深く沁みて

地上に居ながらふわふわと宙を漂うような
じんわりと温かなものに包まれるような
自分の中の生命が羽根を広げるような

とても幸せで美しい時間だった

そして驚くことに、蒼井大地さんはコーラスまで歌ってらっしゃった
それが曲に一層の厚みを持たせる
贅沢の極としか言いようがない

軽井沢まで来て良かった
夜の闇に怯えてでも来た価値がある

蒼井大地さんには、他にも印象に残っていることがある
それは、とっても鋭敏にアンテナを張ってらっしゃったこと

もちろん、アンテナが見えた訳ではありません
ただ、全身全霊で集中なさってる様子がうかがえました

一緒の曲が始まった瞬間から
蒼井さんの目は上野さんの手元、お顔、上野さん全身をしっかりご覧になってる

ご自身の手元をご覧になるときは、左耳(上野さん側の耳です)をそばだて、音を少しも聞き漏らすまいとしてらっしゃるようにお見受けした
(……もちろん、蒼井さんの耳が実際に何をキャッチしてらっしゃったかは、知る由もないのですが)

このツアーは、上野さんの歌が主役
それを踏まえ、上野さんの魅力を最大限引き出すべく、上野さんに意識を集中なさっているご様子だった

美しいチェロの音色はもちろん、どのようなステージを客席に届けるかまで考えてくださってるのを感じた

蒼井さん、どうもありがとうございます
おかげさまで、この上なく贅沢な体験ができました

第二部のMCなどなど……


初めて



上野さんと蒼井さん、会ったのも一緒に演奏するのも、今日が初めてだったそうです
それでも息ぴったりのステージを聴かせてくださった

紹介



蒼井さん
「自己紹介させてください」

上野さん
「いえいえ、ご紹介させてください!」
「チェリストの蒼井大地さんです!!」

蒼井さん
「地元で活動してます」
「東京出身ですが、軽井沢に来て10年経ちます」
「ですから、もうすっかり馴染んでます」

ニコニコとお話される蒼井さん
人懐こくて穏やかな雰囲気のお方です😊

こんな感じ



最初、上野さんは軽井沢の静かな雰囲気に戸惑ってらっしゃった
その前の大阪では、客席とのやり取りが多かったので、ギャップに驚かれていた

蒼井さん
「静かだとおっしゃってましたが、軽井沢はいつもこんな感じです」
「静かですが、深く聴いてくれるというか……」

蒼井さん
「今日は僕の知り合いも何人も来てくれてて……」
「The Songbardsをインディーズ時代から知ってる人もいるんですよ」

上野さん、それを聞いてとても嬉しそうだった

蒼井さんがThe Songbardsを知った流れ



弾き語りが好きで、インスタで聴いてた
スピッツが好きなので、その弾き語りを観たりしてた

上野さんの弾き語りを観る
そのときのギターも、ツアーでお使いのギブソンだったらしい

「めっちゃ上手い!!」
「良いバンド見つけた!!」

The Songbardsの曲を聴くようになる

「ビートルズの影響も受けてるのか……僕もビートルズ好き」
「日本にもこんなかっこいいバンドがあるんだ!?」

蒼井さんの「スピッツが好き」を受け、上野さん
「蒼井さんが好きとおっしゃったスピッツを演りましょうか……ちょっと順番が変わるけど」

そして、それはそれは豊かな「若葉」が演奏されました

初めて観た配信



蒼井さんが初めてご覧になった配信では、松原さんと上野さんが芝生の上でお話なさっていたとか

上野さん
「何か曲とか演奏してました?」

蒼井さん
「いえ、これからについて、熱く語ってましたよ」

上野さん
「……それでよく曲聴こうって思いましたね……🤔」
(確かに!!思わず笑っちゃいました)

蒼井さん
「いえいえ、曲自体はその前から聴いてました」
「花粉症の時期、The Songbardsばかり聴いてましたよ」

松原さんと上野さんが芝生の上というと、私はお花見しか思い浮かばない……
何の映像かわかる方がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいませ🙇

聞いていいですか?



蒼井さん、上野さんの歌について
「聞いていいですか?」

「裏声でそれだけ伸びるって、すごいですね!!」
「!!あ……聞いてない(質問してない)ですね……」

客席は笑い
上野さんはニコニコしてる

蒼井さん
「どうやったらそんなに裏声が出るようになるんですか?」

上野さん
「まさかステージ上でボーカルの技術の話になるとは思わなかった……」

蒼井さん
「すみません……」
客席、和やかな笑い

優しい上野さん、どのように裏声を鍛えたか、お話してくださった
裏声で地声と同じくらいの声量が出せるよう、練習なさったというお話だった

ほめ上手



上野さんがカバー曲を歌われた後
蒼井さん
「上野さんが歌うと『この曲、こんな良い歌だったんだ』って思いますけど……○○(どのカバーだったか忘れた)もやっぱり良い曲ですね……」

上野さん
「……本当にね、ほめ上手なんですよ……」

蒼井さん、同感です
本家も名曲ですが、上野さんが歌うと上野さんの良さ
そして、チェロが入ると、本家とはまた別の素晴らしさ😊

オファー



上野さん
「チェロが本当に良くて、また軽井沢でも演りたいですし、東京でも演りたいです」
「東京とか、どうですか?」

蒼井さん
「実家が東京なので、大丈夫です」

上野さん
「本当ですか!?」
「……じゃあ、このツアーのファイナルとか、どうですか?」

蒼井さん
「!?」
「……確認してみます」
「まさか、ここでオファーいただくとは思いませんでした……」

その場で判断してオファーしちゃう上野さんのフットワークの軽さ!!
やりたいことをすぐにチャレンジできる姿を見て、独立して良かったね、と感じた

※残念ながら、11月24日のファイナルは、蒼井さんのご都合がつかず、共演は実現しませんでした
またの機会を心からお待ちしています

無言の圧


ごく自然にコーラスを歌われる蒼井さん

上野さん
「皆さん聴きました?蒼井さん、すごくないですか?」
「コーラスまでやってくださって……」
(うんうん、すごいです!)

上野さん
「昨日でしたっけ?『コーラスやって良いですか』って来たの……」
「良いに決まってるじゃないですか!」
「これからもお願いしたいくらいです!」

蒼井さん
「いただいた歌詞に『松原さんコーラス』とか細かく書いてあって……」
「やった方が良いのかな?と思いました」

上野さん
「……そんなの入ってました?」

蒼井さん
「PVの指示書みたいなのでした」

上野さん
「あー、、、それ送っちゃってましたか……」
(😂上野さん……)

上野さん
「無言の圧をかけた……?」

蒼井さん、ニコニコと冗談めかして
「今日合わせるとき、『なんでやってないんですか!!』ってなったら困るので……」

蒼井さんが気配り名人でユーモアに満ちた方であること
コーラスまでできちゃう器用な方であること
ただ蒼井さんに感心するばかりでした

若い



蒼井さん、最初にお店のスタッフさんと勘違いしてたときの印象は「20代半ば」
上野さんも若く見えるけど、実年齢を知ってるので、上野さんより歳下と思っていた

お肌はピン!としてるし、雰囲気が若い
「23歳から25歳くらい?」
と思った

そして、ライブ中
上野さん
「お若くないですか?」
「年齢は……公表なさってるんですか?」

蒼井さん
「ええ……でも、干支が同じですよね」
「ですから、一回り違う同い年」
ニコニコとおっしゃる

個人的に、ちょっと混乱
上野さんと一回り違い?
じゃあ、蒼井さんは17歳!?
高校生!?
軽井沢には7歳から住んでるの?
ここまで考えて、理性が
「んなことあるか!!」
とストップをかけた

はい、蒼井さん、惑わない歳をお迎えでした……全然、そう見えないけど!!
やっぱり軽井沢の自然が浄化してるのかな……?

上野さん
「僕も若く見られますけど……蒼井さん、すごいですね……」
「僕も20歳、いけるかなぁ?」

蒼井さん
「全然、イケるんちゃう?」
「……?なんで関西出身じゃないのに関西弁になってるんだろ……?」

蒼井さんの気さくなお人柄が垣間見れた瞬間でした😄

そして上野さん、20歳、いけます!!
リュック背負って楽屋に入る姿とか、
「どこの大学生?」
って感じです😆

鎮静効果



上野さん
「軽井沢とチェロの相性、最高ですね」
「癒やし効果がすごいというか……」

蒼井さん
「そうですね……」
「チェロは鎮静効果が強いんです」

蒼井さん
「チェロは『楽器のモ○ヒネ』と呼ばれてまして……」

上野さん
「『楽器のモル○ネ』……表現が良いのか分からないですけど……」

蒼井さん
「しかも今日のチェロは、鎮静効果が強いんです」
「いつも使ってるのは作られて○十年(50未満だった)くらいなんですけど」
「このチェロは200年、経ってるんです」

チェロの時間に驚嘆する上野さん
上野さん
「じゃあ、蒼井さんのじゃないんですか?」

蒼井さん
「コレクターからお借りしました」
「いつも借りられる訳じゃないんですけど、空いてたらお借りできるんです」

蒼井さん
「時間が経つほど鎮静効果が強くなります」

なんて贅沢なライブ……
自分のような貧乏耳の人間には、まさに豚に真珠
申し訳ない気持ちにさえなる

蒼井さん、どうもありがとうございます
音の良し悪しも分からない、耳の貧しい人間でも、とても豊かで幸せな音色に浸れました

200年……それだけの時間を生き抜いてきたチェロなのですね
幼かった頃、
「物はいつか壊れてしまうから、壊れないで残っているだけでも大変なことなんだよ」
「だから、古いものは大切にしなくてはいけないよ」
そう教えられたのを思い出した

適当に



上野さん
「早いもので次が最後の曲なんですけど……」
(客席「えーっ!」)

上野さん
「蒼井さんが好きと言ってくださった曲で締めようと思います」

蒼井さん
「最初聴いたとき、雷に撃たれたように感動しました」

後半の最後の曲は「2076」

上野さんのピアノ
蒼井さんのチェロ
上野さんの歌声

豊潤な空間に身を委ねる

皆で歌うところになり、上野さんが再び無茶振りをする
「歌詞を覚えてる人は歌ってください」
「覚えてない人は……周りに合わせて適当に歌ってください!!」

上野さん……!!🤣🤣
今日は無茶振り、多くないですか?
そんなところも好きですけど😄

豊かな時間はたちまち過ぎ、終わってしまった
上野さんと蒼井さんはステージを後にされる

客席からの拍手は、そのままアンコールを求める手拍子になった

上野さんのエフェクター
ボーカル用のエフェクターらしい
楽しそうに遊ぶ姿が大阪雲州堂で観られ、
その場にいた親戚一同が幸せな気持ちになった😊


アンコール



上野さんがアンコールに応え、再び姿を見せてくださった
今回のツアー「Prove Yourself」のグッズ紹介をなさる

穏やかな雰囲気の中、静かにお話される上野さん
これもまた幸せのひととき

物販では一部、上野さんの私物が販売されたので、その紹介も
バングル2個と、コースター2枚
印度?ネパール?辺りのものらしい

上野さん
「じゃあ、また一緒に演りたいと思います」
「蒼井大地さんにご登場いただきましょう」

客席、拍手
蒼井さんがチェロと一緒にステージへ

蒼井さんが椅子を動かそうとしたら、椅子の座面が外れるハプニング!

上野さん
「このまま座ったら、エライことになりますね」

蒼井さん
「穴開いちゃう」

さり気なくユニークな会話をなさるお二人
会ったのは、本当に今日が初めてですか?
息がぴったりすぎます😊

蒼井さん、チェロをそっとステージに置くと、両手で椅子を直された
そして、チェロを再び手に取り、椅子におかけになった

蒼井さん
「グッズがたくさんあって、良いですね」

上野さん
「ドラムのヨシヒデがデザインしてくれたんです」

そして、最後の曲を紹介なさる上野さん
「冬がくると恋しくなる季節の歌を……」

春の香りに包まれて
チェロの音色がこんなにも温かいなんて……

いつもは春の日差しがキラキラ輝くイメージを受ける曲
雪解けの雫、氷柱の先端、雪解け水を集め流れる川……それらに眩しく煌めく春の日差し
今日も煌めきを感じながら聴いた

そして、それにチェロが加わると……春の温かな風が吹き抜けて行くようだった
風が触れた木々は芽吹き、春の花が開く
小さな虫たちが光の中を飛び始める
頭の中に、里の春の景色が広がった
多くの生命に満ちた春

春の香りに包まれてを聴いている間、確かに春の季節に旅していた

曲が終わり、お二人がステージを後になさる
客席からは惜しみない拍手が贈られる

素晴らしいステージが幕をおろした

終演後



先ずはご飯!!
キンキンに冷えたハンバーグとライス
上に乗ったチーズも固まっている
それでも美味しい🤤

熱々を頂いたら、さぞ美味しいだろう
ごめんね、一番美味しいときに食べなくて

食事の途中、ステージに蒼井大地さんがいらっしゃるのに気づく
お店のスタッフさんと間違えてしまった無礼をお詫びする

蒼井さん、笑って許してくださった
心の広いお方だ

ステージの感想もお伝えしたかったが、拙い日本語しか出てこない
そうしているうちに蒼井さんのファンの方がいらっしゃったので、場所を空けた

きっとどれだけ探しても、お伝えしたい気持ちを表す言葉は見つからないだろう
言葉の無力さを感じる

ふと気がつくと、上野さんのバングルとコースター購入権をかけたジャンケン大会が始まってる
しまった、バングル欲しかったな……と思いつつ、諦める
きっと自分は買っても使いこなせないだろう
物ではなく、上野さんとの思い出を自分の中に重ねよう

食事を済ませ、物販へ
迎えのタクシーが早目に到着し、ちょっと焦る
すると、前に並んでいたご婦人が、
「私は車ですから、お先にどうぞ」
と譲ってくださった

申し訳なさと、ありがたさと
お礼を申し上げて、ありがたく先に購入させていただく
おかげさまで、タクシーもすんなり乗れた

あのとき順番をお譲りくださった方、どうもありがとうございました
心から感謝しております

タクシーで会場を後にする
歩いて25分の道、タクシーだと5分で着いた

中軽井沢から軽井沢へ
しなの鉄道を使う
中軽井沢駅は、すでに駅員さんは居なくなっている
切符は軽井沢駅で降りるときに確認していただく

軽井沢駅から北陸新幹線
その日のうちに帰宅した

軽井沢で会った仲間の多くは、車で来ていたり、ホテルを取っていたり
鉄道を使った日帰り派は、自分を含め二人だけだった

近いけど、やっぱり遠い

軽井沢でライブがあるなら、また行きたい
チェロが入るなら、尚更
そんな気持ちになるライブだった

上野さんもお気に召した様子
本当に良い場所、良いライブだった

終演後の上野さんの呟き


🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊


書いても書いてもたどり着けない……
この文章を書いているとき、何回も感じたことです

往路があまりに強烈すぎて、文章にせずに居られない
(需要はゼロなのに!!)
だから、ライブハウスにたどり着けない

チェロが入ったステージの素晴らしさを表現できない
(語彙力……)
だから、自分の感じたことを表す文章にたどり着けない

記憶は薄れていくもの
そのとき覚えた感覚も薄れていくもの
必ず手放すもの

手放すのはとても惜しくて、瑞々しいまま覚えておけたらと思うけど、それは叶わない想い

だから、あのようなライブを、また体験したい
自分だけでなく、多くの心に届いてほしい
そう思うライブだった

そして、ソングバーズというバンドでも音楽の幅が広がる可能性を想像し、ワクワクしている
LivePeintingの近藤康平さんとの関係が、上野さんの弾き語りから始まり、バンドとの共演に至ったように

未来はわからない
だから、静かにワクワク待ちましょう

この日の物販
この荷物を上野さんが持ち帰られたかと思うと……
そして、また岡山に持って行かれたかと思うと……

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