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HR×Fintechで巨大な福利厚生マーケットに挑む開発チームが見据える未来

弊社が運営する“働く“にフィットした新しい福利厚生がデザインできる「miive(ミーブ)」はHR×Fintechの事業です。両方の領域で必要になる機能は異なる中で、プロダクト開発はどのように進んでいるのでしょうか。

今回は開発チームの弥永、林、佐藤にmiiveの魅力や開発チームで働く面白さについて聞いてみました。

開発チームから見たmiiveで働く面白さ

林(PdM):
前職では福利厚生を“ムダにしないように”年度末の駆け込みで利用したり思い出したようにクーポンを探してみたりと、マイナスでこそないものの、どこか活用しにくさを感じていました。

その点「miive」は決済機能も備えた福利厚生事業で、日常的に利用しやすい設計となっているところに有用性を感じました。自分で使いたいと思えるサービスだった分、グロースに携われたら面白そうだと思えたのが転職の大きな要因です。

また、miive自体のサービスとしての良さはもちろん、サービスの中で取得したデータを活用していける可能性にも魅力を感じています。例えばFintech事業として考えられるのは、誰がどこでどんな決済にmiiveを利用したのかデータとして取得すること。HR事業としてはそのデータを活用することで、生活と連動した従業員のその日ごとのモチベーションなどが考慮できるようになるかもしれません。事業拡張性が高いので、開発チームからも様々な機能などが提案できる環境にはやりがいを感じます。

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佐藤(エンジニア):
福利厚生といえばパソコンや書籍購入で補助が出るなど会社負担で何かができるといった制度が多くみられますが、それらは基本的に事前・事後申請が必要になるものばかりで手間がかかります。miiveはそうした面倒ごとをプリペイドカード1枚で管理し、制度設計までも実現できるサービスなので、会社に対してよりロイヤリティを持てる環境づくりが支援できるのはエンジニアから見てもやはり面白いです。

あとは1つのサービス・事業でも、FintechとHRの二面性があります。例えばFintechとしては堅実な運用ができる安全性を担保する開発が必要ですし、HRとしてはUI/UXのよい画面レイアウトや開発スピードが求められます。これらの両面を経験できる環境はそう多くはないと思います。

あと、先ほど林さんが話したデータ活用の可能性は大きく秘めていると思います。例えば組織内で誰と誰が仲良いか、といったコミュニティマップをつくるのにも役立つかもしれません。それができれば、どんな施策を行えば組織内の仲良しグループ同士がより積極的に繋がるかなどを考えることもできるかも知れませんよね。

林:
従来のHR系、特にpeople analytics(人材データの活用と分析)をするサービスは、従業員本人がアンケートなどに答えたデータからモチベーションを可視化していくものが多い印象です。ただ、例えばそうした機能とmiiveの決済データや組織内での関係値などを掛け合わせて分析できるようになると、従業員の状態が「アンケートではこう答えてるけど実際は」といったデータの差分から労働環境の改善にアプローチできるかもしれません。

弥永(エンジニア):
創業当初こそ“Fintech事業の福利厚生サービス”として開発・運用してきましたが、メンバーが増えるごとに「こんな機能があればいいよね」と、miiveとして進むべき道がよりよい方向に変わってきました。これこそがまさにスタートアップの魅力だと感じます。

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林:
その意味では、僕自身はFintech事業に関わるのがはじめてなので、この領域で求められる開発の進め方は新鮮で学ぶことも多いです。というのもこれまでは一定、使いやすさを追求していく開発をしてきました。ITっぽい考え方で例えると、バグが出てから直すといった感じです。

しかしFintechでは、例えば間違いなく決済が行われるかどうか検証したり、決済による顧客情報が流出してしまわないセキュリティか確認したりして、「必ず失敗のない状態」を維持する必要があります。決済しようとしてもサービスのバグのせいで利用できないと体験が悪いですよね。

このように顧客体験を妨げないために安心・安全を担保する機能と、使いやすさを追い求めた機能という相反するものを1つのサービスの中で両立させる必要があるって、すごいチャレンジングで、稀有な経験ができる環境だと思います。

佐藤:
Fintech企業では手堅い開発をしていくのが絶対で、ユーザーに不利益ないような機能を検討していきます。とはいえmiiveはHR事業でもあるので、いかにPDCAサイクルを回してものづくりをしていくかといったITならではの考え方も重要です。そこが他のfintech企業との違いとして大きいです。

弥永:
あと個人的な構想ですが、例えば今後AさんがX社からY社に転職するときにmiiveのアカウントが引き継げるようになる、なんてこともできたらいいなと。これが可能になれば情報がどんどん蓄積されていきますし、従業員同士の関係性構築にも役立つかもしれません。その意味でのプラットフォーマーとしての価値がさらに高められたら、なんて胸を弾ませています。

林:
確かに、いまは転職でマイナンバーカードの番号を企業に提出するので、miive番号を渡すこと、miiveが当たり前に利用されることを目指したいです。

佐藤:
そこまでいけばHRに対して価値が出せるプラットフォームになれるでしょうし、ワクワクします。組織一丸となって開発していきたいです。

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エンジニアキャリアから考えるシリーズAの企業に飛び込んで得られるもの

弥永:
まだ人数が少ない組織なので、挑戦し続けられる環境は自分にとっても刺激的です。僕自身は創業から参画していますが、気付けばフルスタックエンジニアで様々な領域の開発を進めています。いい意味でも悪い意味でも自らが仕事を巻き取って進めていく環境なので、いろんなことにチャレンジしたいエンジニアにとっては楽しいと思います。もちろんやりたいことばかりできるというよりは、自然と必要に迫られて必要になる開発もあるので、そこは断っておきたい部分でもあるんですけどね。

ただ、PdMの求める枠組みにさえ沿っていれば、各担当者が0から実装方法を考えてサービスに組み込める裁量権があります。ただの作業者としてというより、主体的にサービス開発に関われる環境って実際そんなに多くはないのかなとも思う中では、このフェーズでmiiveに参画して得られる経験は幅広いのではないでしょうか。

林:
1つの組織でHRとFintechの両方が経験できるのは、スキルアップの面でもプラスに働く環境だと思います。それぞれの事業で求められる設計思想は異なるので、一気に経験が積めるもの面白いと思います。

あとは弥永も話していましたが、いまのmiiveはまだまだやりたいことができていなくて、足りない部分が多くあります。そんな中でやりたいことに妥当性があればどんどん挑戦できるのは、物事を生み出していくエンジニアのキャリア以外としても今後役立つんじゃないでしょうか。

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佐藤:
プロダクトとともに自分たちも変わっていけるのが面白いところですよね。例えば技術選定一つとっても、自分たちで必要に応じて舵を取っていけるので。さらに、新たな仲間を向かい入れるための採用活動にも携わりますし、企業カルチャーすら自分たちでつくり出していけるのは、このフェーズに参画する醍醐味だと思います。

事業においては1サービスからプラットフォーマーへと変化する過程にあるので、開発でもいろんなアクションを重ねていく必要があると感じています。

林:
サービス面で言えば各社とのお付き合いの際にも三方よしにしていきたいと考えています。miiveだけが、連携先企業だけが、ユーザーだけが良いというより、どうすればプラットフォーマーとして全員goodな状態を生み出せるかを追求していけるのも魅力ですね。そうした考え方をずらさずに業務へ取り組む組織文化をつくれるフェーズだとも思います。

高い従業員満足を実現する「miive」をつくる開発チームの目指す組織像

佐藤:
エンジニアは「開発の技術力をひたすら高めたい」といった一辺倒になりがちな人種でもあります。ですが本当に重要なのは技術力だけではなく、自分が書いたコードがユーザーにどのような影響を与えるかまで考えられることだと思います。“ユーザーに価値を与えるためにやるべきことは何なのか”、ここまでを見据えて日々の業務に取り掛かる組織でありたいです。:

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弥永:
“コードだけを書く作業員”ではなく、miiveのMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)にフィットした人が集まっている組織でありたいなと思います。あとは、導入企業がmiiveを導入してくださったあと、どんな会社に変わっていくかを具体的に想像しながら機能開発などができるかどうかも重要かなと。実際にイメージできて、それを自分でつくるんだ!と自分なりのマインドが持てる人がいいというか。

林:
開発チームとして考えると、プロダクトに対するコミット力に加えて、その延長線上で「プロダクトのあるべき姿」を考えられる人であることが重要だと思います。開発は終わりがないマラソンなので、“つくり切るだけ”でなく、いつまでも完成がない中で改善を続けていくことが大事ですからね。miiveはPDCAを回し続けられる組織にしたいと思っていますし、そのためには自分たちも1ユーザーとしてサービスを考えていくべきだと考えています。

佐藤:
その意味ではやはり、組織のカルチャーをつくる気持ちがある人がこれからのフェーズでは特に機能し、重宝されるんじゃないでしょうか。カルチャーをつくる人は場を盛り上げたりネガティブな状態に陥ったときに人を奮起させたりする力があるので、組織が大きくなればなるほど重要だと思います。組織の荒波が起きたときにもキーマンになってくれるでしょうし。

弥永:
いまはまだ少人数の会社なので問題ないですが、全員が自律的で、真摯にコミュニケーションが取れる組織であればあるほどいいのかなと思いますね。あとはスタートアップあるあるで、これから何回か大きな壁にぶつかる可能性が高い中で、楽しんで乗り越えられる人とか。目の前の壁にテンションが下がるのではなくて、「これができたらmiiveでこんなことができるんだ」とポジティブに捉えられる組織を目指したいです。

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林:
これから組織を拡大していく過程では、自分の役割を固定しない人が入社してくれると嬉しいですね。人が慢性的に足りない状況で自分のテリトリーや役割を決めつけてしまい、それだけに取り組む方は向いていないフェーズだとも思います。少しチャレンジでもいいから、自分ができそうなところに領域超えて踏み出せる人がmiiveにはフィットするでしょうし、そんな人を求めています。

弥永:
中長期的に見ると、Fintechで1チーム、HRで1チームと開発チームが分業になる可能性も高いです。だからこそこのフェーズでジョインしていただければ、より刺激的で面白い環境が提供できます。miiveで働くことに興味のある人がいればぜひ連絡をもらえると嬉しいです。

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