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女子サポ的2019年シーズン振り返りレビュー [第16節~第20節]

皆様こんにちは、FC東京サポのmiisaです。

2019年シーズン振り返り第4弾となります。

★第3弾はこちら

リーグの半分を消化しようとしているこのタイミングで10勝3分2敗でトップに立つ東京。さすがにこの時期になると対策を練られ、上手く戦えない試合も少しずつ増えてきました。さらに攻撃を牽引してきた建英がいなくなるという不安要素も…。周りからも、建英不在の東京は順位を落としていくだろうといった声がたくさん聞こえていました。しかし、建英の移籍はチームにとっては想定内のはず。他の選手たちにとったら、次は自分が主役になるチャンスでもあります。だから、これで落ちる東京じゃない!うちは建英だけじゃないぞ!!みんなで頑張れ!!と思っていたこの時期。順位とか関係なく、けっこう苦しい時期だったかもしれないなぁ。

ということで、第16節から第20節をLet's プレイバック!

◆第16節 6/23(日) ベガルタ仙台戦◆

昨年から急に苦手な相手になってしまった仙台。今季ルヴァンでも同じ組に入って既に対戦しているけれど、やはり勝利できていません。さらにミッドウィークにはルヴァンも消化していて、中3日での試合。選手たちの疲労も気になるところ…。でも連敗は絶対避けたい!

そんな中アウェイの地に乗り込んだスタメンはこちら

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サブメンバー:児玉・太田・岡崎・安部・大森・インス・矢島

怪我から待望の永井が復帰!2列目は前節からモリモリとサンホが入れ替わりました。いい展開になったら、安部ちゃんとかインスとか見たいなぁなんて思っていました。

しかし。

この試合を振り返りたくない人も多いはず。最初から結果出しちゃいますが、2-0で敗戦。90分通して本当に何もさせてもらえなかった…もう冗談抜きで、シマオマテさんがトラウマレベルです…ディエゴが何もできないってどういう事。シュートは打ってますが、チームで枠内シュートゼロ。チャンスもほぼ作れず。今までよくない試合でも、チャンスは作れてる!あとは決めるだけ!だったのに…ちょっと衝撃的な敗戦でした。さらに、この日は右サイドの攻撃が全然機能せず…逆に相手の左サイドの関口にやられっぱなしでした。点も決められたし、特に成は本当に悔しかっただろうなぁ。交代していく姿が悲しかった…応援している私がこんなに悔しいんだから、本人はきっともっと悔しいはず。成だけじゃなくみんなも、すごく悔しいはず。

DAZN観戦していた私ですが、この時ほど現地にいたかったと思った試合はありません。選手たちがどんな顔をしているのか、現地で見たかったなぁ。今思い出しても本当に悔しい試合です。

建英がいなくなったことや、ルヴァンとリーグの同時進行で疲労がたまっていること、どれも事実だけど選手たちはこれを言い訳にはしたくないはず。いろいろ考えてしまった試合だったけれど、こんな時にチームを後押ししないでどうするんだ!!!今季は、こういう試合を必ず次の試合に活かせているので、そこは次に向けてのポジティブ要素。健太さん、頼みます!!

16戦終えて、初の連敗となった仙台戦でした。あーくやしい!!

順位:1位

東京が攻めてるシーンがほぼないハイライトです…悲しい。

◆第17節 6/29(土) 横浜F・マリノス戦◆

悔しすぎる敗戦から一週間。

この試合でリーグちょうど半分。ここにきて、またまた大一番がやってきました。マリノスとの首位攻防戦。さらに、試合後には建英の退団セレモニーも予定されていたので、気持ちよく送り出すためにも絶対に絶対に勝ちたかった一戦。

それにしても建英は、Jリーガーとして在籍した2チームが対戦するこの試合で見送られるなんてホント持ってるよなぁ…(笑)

そんな前半戦最後の試合のスタメンはこちら

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サブメンバー:波多野・太田・渡辺・大森・アルトゥール・インス・矢島

前節からスタメンは変更なし。このスタイルを最後まで突き通す!という監督のメッセージが伝わってくるスタメンでした。

試合は、早々に動きます。

15分。こちらの対応が遅れたのを見逃さなかった仲川にクロスを入れられ、最後はマルコス。マリノスに先制を許します。前節のこともあり、正直少し嫌なイメージがよぎりました。

しかし直後の17分。サンちゃんが放ったミドルシュートが相手GKの手をすり抜けて、そのまま吸い込まれるようにゴールへ!!すぐに同点に追いつきます!今のところ、点が取れている試合は負けてない東京。これで勢いに乗ったように見えました。

さらに38分。洋次郎くんがセンターライン付近から前線の永井へピンポイントロングパス。GKの位置をしっかり見ていた永井は、落ち着いてループでゴーール!!逆転!!このシーン、洋次郎くんの蹴り方も好きだし、前で囮になったサンちゃんの動きも好きだし、その後ろからダッシュしてくる永井さんも好きすぎて、めちゃくちゃテンション上がりました!そして永井さん、代表行ってからシュート上手くなった気がするよ…(笑)

試合の雰囲気的に壮絶な打ち合いも覚悟しましたが、このままのスコアで前半を折り返します。

勝ち越したことで守備にも安定感が増した東京は、55分。成がタックルで引っ掛けたボールを洋次郎くんがうまく回収。それをまた前線の永井へ。受けた永井はそのまま深くまで仕掛けていって、最後はふわっとクロス。それを逆のサイドで待っていたディエゴがヘッドで叩き込んだ!!8試合ぶりの待望のディエゴーーール!!決めた後のディエゴのリアクションであぁ苦しかったんだなぁと分かって、すごくすごく嬉しかった。

これで止まらなかったこの日の東京!62分に、諒也のスルーパスに抜け出した永井がシュート!これは止められますが、こぼれたところにディエゴ!!この試合2点目でディエゴさん完全復活のお知らせ!

83分に右サイドをくずされ仲川にゴールを決められますが、4-2で終了のホイッスル!連敗脱出…!

点を取るべき人たちがしっかり点を取って、旅立つ建英へのハナムケの勝利となりました。あとは俺たちが頑張るから大丈夫!心配しないで行っておいで!と言わんばかりのゲーム内容。そして、素人目ですが洋次郎くんが生き生きしているときの東京は強いと思っていて、この日の東京はそれだったなぁと。まるで指揮者のようにタクトを振る洋次郎様。見ていて気持ちよかった!最高でした!

試合後は、ヒーローインタビュー終わりのディエゴをしっかり待って、みんなで勝利のユルネバ!からの建英の壮行会セレモニー。

しんどい時もあったかもしれないけど、ここでスタメンを掴んだのは間違いなく建英本人の力。建英なら絶対大丈夫。東京に来てくれて、俺たちの建英になってくれてありがとう!!東京から送り出せたことが幸せでした。

建英、行ってらっしゃい!

これで前半戦はすべて終了。気持ちよく首位ターンをきめました!厳しい後半戦になると思うけど、今の選手たちならきっと大丈夫!そんなマリノス戦でした。

順位:1位!首位ターン!

◆第18節 7/7(日) ガンバ大阪戦◆

ここから折り返しの後半戦。首位ゆえに相手がしっかり対策を練ってくることが予想されますが、「分かっているけど止められない」が究極の形の東京はそれを跳ね返すことができるのか…!

ガンバさんとの前半戦の戦績は0-0。ここで負けるわけにはいかない相手。

そんなガンバ戦のスタメンはこちら

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サブメンバー:児玉・岡崎・内田・大森・アルトゥール・ジャエル・矢島

ヒョンスがベンチ外で、抜けたところに剛以外は変更なし。サブメンバーにはうっちーが入ってきました。後半戦はU23を主戦場にしてる若手の力も必要になってくるので、誰がトップに入り込んでくるのかも楽しみ!

雨の中で始まった試合は、開始5分でいきなり先制を許す展開に…。諒也が滑っちゃったのはあるけど、小野瀬の動きがうまかったなぁ。そこからはチャンスは作れるけど、なかなか決めきれず。

そんな中、雨天でもひとりイキイキしていたのがサンちゃんでした。彼がボールを持つと推進力が増す!すると37分、左サイドをDFに囲まれながらどんどん進んでいきクロスを入れる。弾かれますが、それを永井がうまく押し込んで同点!!さらに40分、こちらもサンちゃんからのクロスに永井が頭で合わせて逆転!!短時間で二人で2点取った…!すごい!実際には、ぜーんぶ向こう側のゴールだったので訳も分からずワッショイしてた記憶(笑)

後半始まってすぐ51分には、いい位置でFKを与えてしまい遠藤からウィジョでネットを揺らされますが、これは明らかに相手のハンドがありノーゴール。あぶねぇ。

そのあと60分、洋次郎くんからボールを受けた永井がそのまま深い位置まで運んで引き付けて、後ろから来たディエゴにマイナスクロス!それをディエゴが叩き込んでゴーーーール!3点目!かんぺき!!

そのあとは全員で守る!

見ているこっちが「あ、やられた…!」と思うような場面でも林くんがしっかりストップ。まじネ申。DF陣も体を張ってブロック!そのまま3-1で試合終了となり、折り返しの1戦目をしっかり勝ちで終えました。ここでキッチリ連勝できたのは本当に大きかった。

そして、あんまり逆転勝利のイメージってなかったけれど、2週連続逆転勝利です!素晴らしい!このあたりから、アウェイ8連戦もだんだん視野に入ってきていたのでホームで勝てる安心感はすごかった。

順位:1位

◆第19節 7/14(日) 川崎フロンターレ戦◆

東京ホームでの多摩川クラシコ!

前節に続き、前半戦で勝てていないお相手のフロンターレさん。前半戦の戦績は0-0のドローでした。この先アウェイが多くなる後半戦、ホームではしっかりと勝ち点を積み上げて波に乗っていきたいところ。ちなみに、東京が首位で迎えるクラシコは今回が初めてだったそうです。そりゃ公式のプロモーションにも力入るわけだ!

間違いなく今季の行方を占うような大一番

そんなクラシコのスタメンはこちら

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サブメンバー:児玉・岡崎・内田・安部・大森・アルトゥール・矢島

スタメンは前節と同じ。後半戦はこのメンバーがベースになっていきそう。サブには中盤を多めに入れた編成で川崎を迎え撃ちました。

うん。この試合も仙台戦に続き、できれば振り返りたくない試合になってしまいましたね。結果は0-3。林くん、結構止めたんだけどなぁ。

悔しいですが、「完敗」でした。

正直、すべてのところで相手の方が少し上回っていた。そんな印象でした。先制点を取った小林悠が喜ばないでチームを鼓舞してたのが本当にいい例かな。あんなアクションをとれる選手はたぶん今の東京にはいません。(チームカラーが違うから、それが良いか悪いかは置いといて)

前回王者の川崎さんに、優勝するってそんなに甘くないよってプレーで教えられた気分でした。

「勝ったほうが優勝に近づける」そう自分たちで煽ってきたし、そう思って挑んだ試合だっただけに現実を突きつけられて本当にキツかった……でも、ここで負けたから優勝の可能性がなくなったわけじゃないし、今までの勝ち点が消えるわけでもない。これでも今、最も優勝に近い位置にいるのは自分たち。この試合をどう消化するか、で今後が変わってくるはず。

浦和戦の引き分けをそうしたように、極論この試合もあそこで負けてよかったと思えるような戦いをこの先に期待したいなぁと思ったのでした。

一番最後に一番上にいられればいいのだ!!!

順位:1位

◆第20節 7/20(土) 清水エスパルス戦◆

前節のイメージをあんまり引きずりたくなかったこの試合。

清水の監督が篠田さんに交代したので、図らずとも互いに監督ダービーとなりました。前半戦の戦績は2-1の逆転勝利。変わらず首位ですが、もう一度自信を取り戻すためにも連敗は避けたい!連敗ダメ、絶対!!

そんな清水戦のスタメンはこちら

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サブメンバー:児玉・ジェソク・岡崎・三田・内田・アルトゥール・ジャエル

サンホの代わりにモリモリがスタメン。さらにサブメンバーには、新加入のジェソクとタマが入りました。タマおかえり!!二人ともチームに合流して間もないですが、即戦力として期待が高まります。

立ち上がりは清水のペース。チャンスをたくさん作られますが、なんとか耐えて16分。スタメン復帰したモリモリが、エリア前で得意な形で持ち込み左足一閃!今季初ゴーーーーール!!!鮮やかなビューティフルミドル!これが見たかったーー!モリモリにしか打てないナイスミドルでした。

さらに30分、ゴール前で左右に揺さぶってディエゴがシュート!これは弾かれますが、こぼれたところを永井が押し込んでゴール!!追加点!

先制点を取ることで、守備がしっかりして落ち着いた東京。

後半もかなり攻めましたが、追加点は奪えず。チャンスはあったから3点目欲しかったなぁ。そのまま2-0で試合終了。連敗回避!ナイス勝利となりました!選手たちもほっとした表情。

後半にはタマの出番もありました!久々のタマチャント、嬉しかったなぁ。ATには惜しいシュートもあって、これからガンガン東京の力になてくれそうな感じ。この夏にお別れしてしまった選手もいましたが、東京で戦うことを選択してくれた新加入のパワーにも期待です!

後半戦も東京らしくいこう!!

順位:1位

ということで、第16節から第20節の振り返りでした。

負けてもずるずるいかないで、次の試合にはしっかり立て直してくる強さを見せてくれた選手たち。まだ折り返したばかりで先はどうなるかわからないけれど、新加入のパワーでまたひとつ進化できそうな東京に期待を寄せていました。でも、個人的にはまだ、怖くて優勝という言葉をはっきり口にはできない時期でもありました。

第21節から第25節に続きます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。