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諦めて睡眠を取ることの重要性

英語を習得して聞き取り能力を上げて理想どうり喋れるようになりたい!

そう思ってテキストを開いたり、色んな方法論を読んだ事がある方はご存知かもしれませんが、英語脳を手に入れる為には必ず1日3時間英語を聴くべきという話があります。


これは科学的にも明白にされている事。その為、英語力増強プログラムのようなものでも1日3時間を強いている会社などもあります。

私も英語脳が欲しいと思って頑張っていた時代に、1日3時間英語を必ず聴くを実践していました。

今は英語を使いこなせるようになっていますが、その時代を振り返ると無理して3時間確保していた日もあるなと思うんです。

その無理というのは、睡眠時間を削ったということ。

人によっては睡眠時間は短くても大丈夫!という人もいるとは思いますが一般的には7時間は必要と考えられています。

今になって、私は諦めて睡眠を取ることの方が重要と思っているんです。

決まりきった3時間に拘ったところでその間に頭が上手く機能していなければ数時間は無駄な時間になるから実質は短い時間だけ英語を聞いている事になると思います。

しかも次の日も眠いから、その日も頭がぼやっとしてから英語に取り組む。

効率が悪いです。

私は日本の大学時代から英語脳作りに励み1日3時間チャレンジをしていました。理系だったし、ベンチャー企業の立ち上げにも参画していたので多忙の日も多かったです。(当時は全く気づいていませんでしたが、今振り返ればそうですね…)

そんな中英語に取り組んでいた。

仕事を始めた後も、製造業で納期第一な中小にいたので入社した時の契約とは別の事を大量にやらされる。分かりやすく言えば、ブラック企業な環境でした。夜勤に突然入らされるとか労災隠しとかもある会社で精神病で辞める人とかも珍しくはない職場でした。

その間にも合間見つけては3時間を実行していました。

だけど、ある日その3時間の間に聞いていた内容を忘れている部分が殆どで次の日も同じ内容を聞いていた事に気付きました。

当時私はアルクの1000時間ヒヤリングマラソンという講座をやっていたために、テキストがあり書き込んでいる場所がすぐ分かったのでそれが判明したんです。

私は自分をその時見直し、これは時間の無駄なのではないかと思いました。

疲れている日はぼーっと映画でも観て眠くなったら寝る。それでいいやと開き直りました。

その時はちょうど疲れから何もかもどうでもいいやみたいな気になっていたんです。

洋画とか海外ドラマは観るのが好きだからたまに観るのは習慣になっていた。好きだから観てただけ。

その時毎日やってたテキスト3時間をキッパリやめました。だって大して効果がない(やった事さえ曖昧みたいな箇所が多々あったので)訳です。

その空いた時間はともかく「寝る!」を心がけた。

すると、気が向いた時に開いたテキストも楽しく感じるしかなり前にやった部分を見ても覚えている箇所が多い。そんな状態でした。

もちろん、1日3時間“集中して能動的に”英語を聴いていれば英語脳になるまでの期間は短いのかもしれません。

ただ睡眠不足な状態では、この“集中力”は少し低下するし“積極性”も低下します。

しかも、脳の記憶を定着させるのにも睡眠が必要

無理して身体の回復力や再生力を促すのに大切な睡眠を犠牲にして尚且つ質が悪い時間を過ごす。

取り組んだ分のほんの少ししか定着しないとしたら何のために無理して睡眠を削るのか…

例外もあります。
あの科学や芸術に優れたレオナルド・ダ・ヴィンチという天才はショートスリーパーとして有名です。

だから短い睡眠時間でも、結果を残せる人はいるにはいるんです。

ただこれは凡人では違うのは明らか。

効率が悪い状態で取り組んだ分は結果として現れない人が大半です。

結局、私は会社勤めの間に講座も辞め3時間の縛りも辞め睡眠を優先しました。そうしたら、懸命に取り組んでいたよりも定着が早かったです。

会社はキッパリと辞めたのですが、質の良い睡眠を確保するのがいかに大事かと気づかせてくれた良い経験だったと今では思っています。

それまでは、楽しくてやりがいがあり心から力を入れていた事をしていたために睡眠時間が少なくても全く気付かなかった。

強制的に全く意味のない作業を夜勤でやらされていた時に初めて質の悪い睡眠がどれだけ記憶力の定着に悪影響なのか身をもって実感出来た。それまで全く気付かなかった事です。ほんと皮肉ですよね 笑。

この経験以来、私は眠い時は無理せず寝るというのを実行しています。

無理して起きてインプットしても記憶の定着が悪いから質の良い睡眠が必須。

質の良い睡眠が質の良い記憶に役立ちます。

3時間英語を聴くと英語脳が出来るという言葉は非常にインパクトがありますが、一人歩きしてしまっているなと感じます。

その3時間が“集中できて能動的な”ものでなければ大して意味がないです。

3時間というだけでは意味ないんですよ。

睡眠不足のせいで、ぼやっとしていて、受け身でただ聞き流すだけ、、そして頭がまわっていない状態では意味がない。単純な事なんですが真面目な人ほど忘れると思います。

短い時間でも質が良い方が意味のある時間です。

その質の良さを作るのは質が良い睡眠。

諦めて睡眠を取ることの重要性はかなり高いです。
これは英語だけではない

まずは「寝ろ!」

そう言いたいです。


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