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英語は大きな声で喋る!?


“英語は大きな声で喋った方がいい”

そんな言葉を聞いた事ありますか?

英語は大きな声で喋ると通じやすいしそれらしくなるから大きな声で喋るべきというのは流石に変だとは思いますが、大体のネーティブスピーカーが日本語を喋っている時の日本人より声が大きいのは本当です。

いくら声が大きくても、音の強弱の付け方、発音、そしてリズムが悪くては英語は通じにくいですが、わかりやすく喋ろうとすると自然と声が大きくなるというのが正しいでしょう。

ネーティブスピーカーが喋っているのを聞くと、本当によく声が響いている人が多いんです。

だから近所の人がお喋りしながら帰宅しようものなら、会話が筒抜けのこともあるし、大人数が集まるイベントで立食パーティーなんか出席しようものなら、全ての人の音量がぶつかり合い自分が喋っている声が聞こえないくらいです。そしてますます大声で喋らなくてはいけなくなって結局場所を変えたとかもあります…。

その程度には声が大きい人が多いし、私も気づかないうちに段々と声がデカくなりつつありました 笑。

日本人から指摘されて初めて気付きました。

最初、オーストラリアに到着して間もない頃は、ホームステイに滞在しそれからシェアハウスに移った。

その時は

周りの声デカいなー。
なんでだ?

とか思っていたのに、気づいたら自分も声がデカくなっていた。

帰国した今でも、癖がついているのか気付いたら大きめの声になるので意識的に調整したりなどしています 笑。

どうして、英語を喋っていると大きな声になるのかそれは以前もここで書いたように、英語の音に秘密があると思います。

日本語は意味を伝える時に、音の高低で表現しますがその一方で英語は音の大小で表現します。

これで分かるように、日本語はそもそもベースとなる音の音量が大きくても高低はつける事が出来るので英語よりも小さい声で喋りやすい言語です。

しかし、英語の場合ベースになる音の音量が小さ過ぎると、強調しない音は小さく発音するからとても小さい声になる。もしくは消滅したようになってしまい非常に分かりにくくなる。

だからこそ、英語は相手にちゃんと伝達しようと思えば思う程大きな声を出してしまいやすい言語と説明がつきます。

そりゃあ、相手に伝わるように工夫を凝らしている事を繰り返せば平均的に声が大きくなる人が増えるのも納得です。

だから正解は、英語は大きな声で喋る言語と言うよりは、英語は大きな声の方が相手に話が通じやすいし発声し易い言語という事でしょう。

そういえば、興味深い事があります。

日本語で大きな声を出すと喉が痛くなり易いです。だから私はもし皆んなの前で喋る必要がある時は、演劇の経験を活かして声の出し方をかなり意識してきました。お腹から声を出して響かせるイメージです。

だけど、英語は意識せずともそんなに喉が痛くなりにくい。日本語喋る時よりは大きな声で喋っているのに何故かな?と不思議でした。

でも考えてみるとこれは、口や舌の形で息の出方を調整して音を出す英語の特性上に由来するのかもしれません。

各言語特徴があって面白い!

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