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発音記号は重要!カタカナでシットと言ってませんか?

英語発音はめちゃくちゃ大事です。これは訛りとは全く別物!日本には、英語にカタカナで読み方を書いてあるテキストが沢山あります。

でも、本当に発音記号を頼らずにカタカナのまま読んで良いんですか?

題名を読んで、英語学習中の勘が良いみなさんはもう気付いているかもしれませんね 笑

もしフォーマルな場面で敬語を使い、こう尋ねたいとします。

Would you mind if I sit here?
ここに座っても宜しいですか?

ここにある言葉“sit”はカタカナで“シット” となります。簡単ですね!さあそのまま何も考えず、シットを言うとどうなるか。。。

かなりの高確率でネーティブスピーカーにはこう聞こえます。

Would you mind if I shit here?
ここにうんこしても宜しいですか?

何度も言います!
発音記号を考えずシットと言うと“うんこ” に聞こえてしまうんですよ!!

どう言う事なのか、

sitの発音を発音記号で表すと

/sɪt/ となります。

めちゃくちゃ簡単に見えますよね。
見た感じは、単純に“シ”と言えば良いのですから!
ただ、ちょっと待ってください。

日本語で“シ”を発音すると、

微妙には違うとは言え、ʃ にイをつけた音に近くなってしまいます。なぜなら、日本語の音にという音はなく、それに加えて 日本語の“シ”はʃɪにうんと近いのです!!!

そこで、“うんこ”についておさらいしましょう!
うんこ “shit”の発音記号は 

/ʃɪt/

あれれ??

なななんと、これではただ何も考えずにカタカナで“シット”と言うとうんこになってしまうではないですか!!!

どうしてこうなってしまうのか。。。

そもそも英語の発音は、舌と口の動き、そして息の吐き方に依存しています。

このsitとshitも、音の出し方が大きく違う。

sit /sɪt/ を発音する時は、

舌の先端とそのすぐ後ろ側を、上側か下側の歯茎に思いっきり近づけた状態で息を吐く。その時、口を横向きに開ける。


shit /ʃɪt/を発音する時は、

口を少し前へ突き出しながら舌の先端を少し後ろにし、上顎あたりに持っていった状態で息を吐く。

ただ“シット”と言っているだけでは、残念ながらこの発音記号の違いは出ません。

まだ疑っている人がいるといけないので、試しに“すし”  と言ってみて下さい!

さあ、“し” と言った時の舌の位置はどうでしたか?

舌の先端とそのすぐ後ろ側が、上側か下側の歯茎に思いっきり近づいた状態になっていましたか?なってませんよね!!

私は何度でもカタカナは英語でないし、発音をカタカナに頼ってはいけないと言い続けたい。

舌と口の動きの連動は正しい音を聴きながら真似して、意識しながら繰り返し練習しない事には身に付きません。

座るうんこするを誤解されないためにも、発音記号は重要です!!

日本には残念ながらカタカナを英語の訛り(アクセント)と勘違いしてしまっている人が後をたちません。

私はこれからも諦めないで、ここnoteにおいて、そんな人々をこのカタカナ英語教の洗脳から解放する活動もしていきたいと思っています!!

シットなんて言ってはいけません。
そんなに、あなた達はうんこしたいですか 笑

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