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実際の会話と試験の会話

英語学習している人の中には、学校の試験とか資格とかのためにスピーキングの練習をしている人もいるでしょう。

中には、これは実用的なのか?と疑問に思う人もいるかもしれません。

なので今回は、実際の会話と試験の会話は違うのかどうかについて書いていきます。

結論を簡潔に言うと、
違う
となるでしょう。

と、いうかそう言うべきであると私は思っている。

理由は、

まずは、環境が特殊。
そうして、表現の選択方法の違いがある。

ことにある。

まずは、環境。

相手は、試験の担当者だったり現代はコンピュータだったりと様々でしょうが、まず相手との面識はありません。

面識ない場合に雑談から入る、もしくは利害関係あるので共通の話題がある状態とも違います。

実際の会話は、相手から情報を得るため。相手との関係を円滑にするためが目的ですが、試験では点数を稼ぐことが主な目的です。

人が採点する場合、多少の感情の揺れはあるとはいえ、採点基準が存在する。

しかし、実際の会話には明確な基準がない。

ここから繋がり、表現の選択方法が変わってきます。

状況、相手との関係性、場所に応じて柔軟に表現を選ぶのが良い会話の仕方です。ここに正解はありません。状況判断力が必要で、それがあればあるほど上手くなる。

スラングだろうが、丁寧語だろうが、簡単な表現だろうが、遠回しだろうが、直接的だろうが、下品であろうが、上品であろうが、沈黙を作ろうが、とめどなく喋ろうが、、、、、、、どれが正解とは言えない。

全ては変化していく。毎回毎回、状況、相手との関係性、場所に応じて柔軟に表現を変える。

けれど、試験であればどうでしょうか?

単純な文法、語彙、同じ表現ばかり使う。相手の話の方が多い。これでは、点数が出ない。

なるべく、多く止まらず喋り、満遍なく語彙や表現を選ぶが必ず必要。

そうしてどちらかといえば、高得点を取得したければしたいほどに、フォーマルな割と保守的な語を選ぶ必要さえ出てくる。

けれど、実社会では人によってそれが使える場面もあれば全く通用しなくもなってくる。

因みに、英語は世界中でポピュラーな言語のため色んな感覚を持つ人が使っている。相手の様子をよく見て、情報を得ないとまともに対応できないこととなる。

だから、自分だけが自分流に喋っても会話が成立しなくなることは珍しくない。
これは、英語圏の人でさえ頭悩ませる問題。

相手は「分からない」という前提が必要になる。

けれど、試験はそんなこと考えたら点数は取れない。ともかく、色々覚えた物を高度に使いこなすのをひけらかす必要がある。

それを実社会で使っても全く上手くいかない。

あくまでも、試験は社会全体ではない特殊環境。
相手は分からないからこそ、表現を変化させないとまともに会話は成り立たない。

実際の会話と試験の会話が同じ と思ったら最後なので、「違う」と言い続けなければいけないと思っています。

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