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Welcome to the 20s club! の表現から知った事

今日は、わたしがオーストラリアに住んでいる時に聞いた素敵な話をシェアします。

皆さん、Welcome to the 20’s club ! の意味を知っていますか?

これは文字通りだけ見れば、自分が20代に突入した事を喜んだり、または誰かが20代になった事を祝福する表現です。

Welcome は、素晴らしい事を歓迎する言葉。

だから

Welcome to the 20’s club ! 

ようこそ、20代へ!とか、
20代に突入だ!!

という感じの表現です。

ただ、最初聞いた時はあれれと思ったんですがこの表現を明らかにお年の人が自分と同年代くらいの人に使っているのを知りました。

わたしが当時通っていた英語学校にもかなり高齢の先生がいました。80を過ぎてもかなりエネルギッシュで有名でした。ある時、その先生が仲間の先生が60歳になった時に、

Welcome to the 20’s club! 
ようこそ、20代へ!

と声をかけたんです。

仲が良いから冗談を言ってるのかなとその時は思っていましたが、ある日クラスに退職してから語学留学をしたという人がお誕生日を迎え60になったと分かると、

その時の先生と違う先生が、その60歳を迎えた方に

Welcome to the 20’s club! 

と言ったんです。

声をかけた先生は若々しくて気づきませんでしたがとっくに60過ぎていたみたいです。

不思議そうにしている生徒が多かったので、その先生はこの表現について説明を始めました。

こんな感じに、、

「Welcome to the 20’s club! は、若い子が20代に入った時に祝福する表現だよ。だけどね、特に自分達みたいに年取ると、(特に60代に突入した時にね)20代に入った時の気持ちでこれからも生きてこうと気合い入れるんだ。」

「20代になるとこれから大人の仲間入りだから、なんでもできる気分になる。それに、もっと前を進むぞ!って前向きな気持ちになる。新たに今日からまた始めるぞ!とかそういう気持ちになるんだ!」

「だから、この時の気持ちをいつも忘れないように、若々しい気持ちをいつも忘れずにいつでも新たにスタートする!そんな気持ちを持とうと何度も自分を奮い立たせてる!」

「特に60代は人生において一つの節目だから、新しいスタートを切るという意味で自分は20’s club に入ったんだと思ってるんだよ!」

これを聞いて納得しました。

こういう気の持ちようだから年取っても元気で明るく若々しいんだなと。

この

Welcome to the 20’s club! 

という表現をお年の方達から聞いたのは、一度や二度ではありません。

なんだか、素敵だなと思いませんか?

いつからでも、挑戦できる。

そして、20代になった時の気持ちを忘れないように何度でも再スタートを切る。

そう考えれば、いつでも20’s  club に入会する事ができるんです。

外国のお年寄り達を何度も見てきた経験からすると、自分は年だからとヨボヨボしたり年だからと決めつけて自分に制限をかける人は日本ほど多くない感じがします。

数字に捉われず気持ちをどう持っていくかで、生き方が変わる事は大いにあります。

わたしが最初にお世話になったホストマザーも70をとっくに過ぎていましたがめちゃくちゃ元気にお料理をし、おしゃれをし、お喋りをし、外出する。そんな人でした。

日本では、もう年だからこういう服を着た方がいいとか、これは若者のする事だから年の人はしたらダメとか。。。

なにかしら決めつけが多い気がします。

その逆で、この人はまだ若いからこれはすべきでないとか、これは若い人には合わないとか、、

年齢という数字に捉われすぎている気がします。

年齢はあくまで数字で精神性や行動まで強制するものではないはずで、どうしようにも自由なはずなんです。

この Welcome to the 20’s club! という表現を60代突入の人達が元気よく使っているのを見てなんだか素敵だなあと思いました。

気持ちの持ちようは大事ですよね。

他にも英語表現についての記事ありますよー

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