ニューヨーク交通博物館にいってみた
ずっと行ってみたかったニューヨーク交通博物館。カルチャーパスというたいていの美術館・博物館が1年に1回無料でいけるNY市民限定のサービスがあるのですが、ニューヨーク交通博物館は人気からかなかなか取れず。先日なんとか予約が取れたので行ってみました!
控え目にいって最高です。NY市民でなくても10ドルだし、円換算しても1600円だし、お子さんいる人には絶対行ってほしい場所です。電車大好きな子とかいたら、もう興奮間違いなし・・・!
まず所在地はマンハッタンからちょっと電車に乗るのですが、ダウンタウンブルックリンという場所にあります。ブルックリンネッツの本拠地ですね。治安的には問題ないはず・・・!歩いているとこんな感じで看板が出てきます。
なんとこれが入口・・・!いきなりもう世界観にやられた!
それでは中に入ってみます。
1904年10月27日にニューヨーク初の地下鉄が開通します。元々地上に交通機関が走っていましたが、いよいよ地上だけではもたなくなり35年の月日をかけて(掘って)オープン。その後、2つの私鉄会社が誕生しました。地下鉄の料金は安く、車がなくても移動できるため、多くの人達の移動を可能にしました。ちなみに日本の地下鉄開通は1927年。
現在、NYの地下鉄はアルファベットのBCDラインなどと呼ばれるものと数字で呼ばれるものがあります。これは実は開通当時2つの私営会社があったものの1940年に合併公営化した際に決められたものだそう。アルファベットLINE→元A会社/数字LINE→元B会社のように。
アメリカはほぼ地震がないため(先日の震度3でずっとニュースになっていたほど)現在の地下鉄などもびっくりするくらい古いしくみのままだったりします。昨年8月にタイムズスクエアの水道管が破裂したのですが、これも130年前のものをそのまま使用していたことから。
ビルもそのまま使われていたりするので、マンハッタンの様子はあまり変わらないのが特徴ですが、クイーンズは驚くくらい変わっています。
とこんな感じの展示もあります。
こちらはエルムハーストと言って、多くのアジア系移民が今は住む街。何度か降りてみたことがありますが、さまざまな国のレストランがあったり大都会です。
その後、色々進むとさらに地下に進む道があります。
ここから先は当時使われていた実際の車両となります。
全ての展示を撮ることができませんでしたが、初代メトロなども置かれていてその変化を楽しむことができます。またバスの運転席に実際に座ることもできるみたい。子供たちはとにかく楽しそうでした!大きなベビーカー置き場もありました。
展示や模型・雰囲気を楽しみつつ、手口に向かいます。
最後まで雰囲気を壊すことなく作られているこの博物館。たまりません。
改札を出るとミュージアムショップもあります。お土産におしゃれな地下鉄グッズが買えそう。日本人のboyが「これほしい~!」と言って地下鉄の模型をずっと持っていました。お母さんが「これ、帰る時荷物になるし、日本に置けないから…。あと高いからやめて…。」という声も。15ドルくらいだったかなぁ。泣きながら手放していたけれど、ここで決断できなくても大丈夫!!!グランドセントラル(マンハッタンの中心地)にも同じショップがあるので、やっぱりほしくなったら帰国直前にそっちに行けばよし。
色々な事件もあり、ニューヨークの地下鉄には乗るなと言われていますが私はあまり治安の悪さは感じません。あと意外と時間通りにちゃんときます。山手線には負けるけどねぇ。
交通博物館を見た後はブルックリンダウンタウンの方に行って、少しお買い物をしたりしました。メイシーズや若者のお店があります。
ただ気の利いたレストランやカフェは少な目だったかも。
私もクイーンズに住んでいるので、地下鉄がないと川を越えられず生活できません><ありがたい地下鉄の歴史を知ることができた1日でした。
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