28. 彼の嘘の住所

そんなことがあって、彼が嘘をついていたことに気づいてしまった。
本当はすでに新しい家に引っ越したあとなのに、忘れた携帯を送って貰うために、前の社宅の住所を言ってきた。

私は彼の携帯を元払いの宅急便で送ったが、たしかに、到着の連絡が遅いとは思った。
あとから思えば、不在票を、わざわざ無人の社宅に取りに行き、それから受け取ったから、遅くなったのだろう。

これはかなり私の心が傷ついた。

何ヶ月か後、私たちが本当に別れる直前の頃、このことを彼に言った。
あの時既に引っ越していたのに、わざわざ前の住所を教えてきて、誰もいない社宅に不在票を取りに行くとかふざけた事をしていたんだろう、どうりですんなり住所を教えてきたと思ったよ!と。

彼は案の定、激怒した。
お前がそんなに面倒くさい女だとは思わなかった。と。

ワンパターンなんだよ。言うことが。
自分が不誠実なだけだろう。
痛いところ突かれて、言い訳できないから逆ギレして私を責めて逃げたいだけだろう。
お前が一番めんどくせぇよ、と思った。

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