修業のおわり

2013年からヨガのインストラクターとしての人生が始まりました。人生を変える出会い、と言ったら、仰々しすぎてあまり好きではないのですが、今振り返ると大きな転機だったと思います。恵美さんのギフトセッションでいただいた言葉は「目の前の全てのことを頑張る人」。だから、「頑張ること」が定まっている時の私はとても調子が良い。ただひたすらにヨガに打ち込む日々はとても充実していました。

集中して、心を込めてヨガをしていたからこそ、色々な気づきがありました。ものごとが進むスピードがぐん、と上がりました。プラスの気づきの他に、違和感のようなものも同時に生まれ、それがどんどん大きくなっていったとき、大好きなヨガの仕事お休みすることになりました。その時の気持ちもゆくゆくは文章に表現できたらと思います。

違和感の中のひとつは、「自分の言葉が相手に伝わらないこと」でした。プラスの気づきの中のひとつは「ヨガを通して自分らしさを取り戻し、輝いていく人々を目撃したこと」でした。

それからすぐに、ビジネスの世界で修業することに決めました。

世界を支えている人々の大部分=ビジネスの世界で生きている人たちが、ヨガをしている時のような輝きで生活ができれば世界が変わるんじゃないかと本気で思いました。ビジネスの世界との共通言語をマスターしたいと思いました。そして、通じる言葉と通じない言葉を調べようと思いました。いちばんは、相手の気持ちを知るために、自分らしさを失わざるをえないような世界を自分の身体と心を通して体験したいと思いました。

このたび、その修業を終えることに決めました。

閉鎖されたヨガスタジオの中だけではなくて、ビジネスの世界を通してたくさんの人と出会い、毎日ハイヒールで満員電車に乗ってオフィスに通い(後半はスニーカー出勤も多々ありましたけど)本当に眠る時間も食べる時間もない忙しさや、休日はベッドから1ミリも動きたくないと思うような身体の感覚、仕事に対する評価をもらうことの大変さを体験しました。

念入りに計画をして準備をして進めてきたのではないのですが、最近急に、「修業をする」と決めた時に欲しかったものたち、過去の自分が持ち合わせていなかったものが、全て今目の前に揃っていることに気づきました。

今の私なら、前よりは少しだけ、伝えたい言葉・感覚・思いを伝えられる気がします。

ヨガを通して自分自身を取り戻す、自分の感情を知る、感覚を研ぎ澄ます、そんな空間をつくる準備を進めていきたいと思います。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?