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大事なことに気づく

オンラインでのヨガクラスがスタートして4ヶ月が経った。まだ4ヶ月、もう4ヶ月。週に1回だけ、60分のヨガクラス。月に100本以上レッスンをしていたころと比べたらなんてことない数だが、自分にとっては1回1回がとても濃い時間だった。週に1回だが、3日前からは頭がクラスのことでいっぱいになり、クラス後2日はもっとこうすればよかった、ここを言い間違えた、次はこうしたらどうか、と1人反省会が続くから、週の半分以上は気持ちが傾いている感じ。


今日のレッスンも、やっぱり楽しかった。終わってから、ふと、この感覚はなんだろう、という思考がまわり始めた。自分がヨガをしている時とはまた違う、レッスンすること自体がとても楽しくて、終わった後にエネルギーが満たされている感じ。伝えることで自分が癒されているような感じ。スタジオ勤務の最後の方ではクラスが終わるごとに疲れ果て、大げさじゃなく命を削って働いていると思っていたから、真逆の感覚に驚く。よくよく思い返すと、そんな環境でもクラス自体は大好きだったから、あーだから向上心を持って続けられたんだな、と当たり前のことに今更気付く。私はヨガが好きだけど、ヨガクラスをするのはもっと好きみたいだ。


大事なことにはなかなか気づけない。「〇〇になりたい、だから〇〇する」と明確な目標を持って突き進むことができる人ってすごい。私はまだ、そんなにシンプルに進めない。ヨガを始めたばかりのころ「自分の気持ちがわからない」とよく言っていた。なにが好きか、どうなりたいか、なにをしたいか、うれしいのか、たのしいのか、そんなことがよくわからなくて、自分のことを知るためにヨガを深めることにした。


7月のおうちYOGAスタートのときもそうだった。Amyに「思考の休日をオンラインでやってみよう。だからミキティのヨガもオンラインで。」と言われて、すごく消極的にOKした。リアルだから伝わるもので、オンラインでやるくらいならDVD見てやればいいし…と本気で思っていたなあ。。尊敬するAmyの言うことだから、やるか。くらいの気持ちで準備を進めていたら、途中から、あれ、これって私がやりたいことかもしれない…?と気付くことになって、今がある。


「すごく大事な宝物だから、隠しちゃうみたいだよ」というTomomyの言葉を思い出す。大事だから、大切だから、本気で向き合って失敗したらすごく怖いし、痛い。だから、気づかない方がいいこともあるのかもしれない。大事なことに、ちゃんと気づけるように。常にアンテナを張ってキャッチする。いつでもチャンスに飛び込めるように自分の準備をしておく。大事なことを迎えられるように、自分の中にそのためのスペースを開けておく。10年くらいかけて言葉が肚に落ちてきたみたい。面白いもので、自分の今の理解にぴったり合う言葉が、遠い昔の記憶から蘇ってくる。言葉を寝かせるってこういうことか。今まで知識だけ蓄積してきたけど、ちゃんと理解するタイミングがきてくれる。

すごくめんどくさいけど、遠回りをして大事なことに気づけたから、自分の中で再選択して、隠さずに大事なところに飾って置いておきたいと思う。


ヨガクラスをしている瞬間がすごく好き。


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