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小学生のバイブル雑誌ニコ☆プチを思い出す

ニコ☆プチといえば、今も昔も変わらず小中学生のバイブルだ。

私も小学生のころ本屋に行くとよく親にねだって買ってもらっていたのを記憶している。ニコ☆プチはJS(女子小学生)のファッション教科書ともいえる。

ニコ☆プチ表紙の昔と今

今も昔も二コ☆プチは変わらないが、誌面の内容は大きく変わっているんだろうな、と思う。創刊号と今年の最新号の表紙を比べてみると、一目瞭然だ。

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創刊号(上)と最新号(下)出典:ニコ☆プチネット

まず、モデルさんの髪型が全く違う。前髪に注目してほしい。創刊号では自然に横に流しているのに対して、最新号ではシースルーバングになっている。バブル期にも前髪を薄くするヘアが流行っていたので、それが再燃しているのがわかる。

シースルーバングとは、その名の通り薄く透け感のある前髪のこと。

つぎに、画像ではわかりづらいのだが、販売価格が変わっている。創刊号では480円だったのに対し、最新号では540円に値上がりしている。

最後に、表紙タイトルの違いだ。

創刊号:小学生の通学スタイル 着回しドリーム
最新号:イケててアガる!通学コーデ完全版

言わんとしていることは同じだが、表現が全然違う。どちらもその時代の小学生が食いつきそうなタイトルだ。最新号は「アガる」が入って今ぽくていい。

色褪せないJSのバイブル

忘れてはいけないのはその時代の流行りを意識した誌面づくりだ。私の子ども時代を思い返すと、流行りのブランド服などに目がなかった。

当時の誌面にはメゾピアノやデイジーラバーズといったブランド服を着こなすプチ㋲たちの姿があった。同年代の女の子たちが頑張っているのを見て、憧れて同じような服装にしてみたり、美容院で好きなプチ㋲の髪型をオーダーしたり。

プチ㋲…ニコ☆プチのモデル

今のニコ☆プチ読者もあの頃の私のように次号の発売を心待ちにしているのかと思うと、なんだかうれしい。

ニコ☆プチは今も昔も私たちのバイブルだ。


参考

ニコ☆プチネット 新潮社 表紙コレクション(2020,6,20閲覧)

https://www.nicopuchi.jp/nico_cover/


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