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私の贅沢な850円の使い方

今日の850円の使い方はとても贅沢だ。紙屋で名刺用の紙をさがして、10枚入り330円の紙を買う。その後、パン屋で6枚切りの食パン400円と120円のスコーンを買う。

いたって普通の買い物にみえるだろう。紙もパンもスコーンもそこまで特別なものではないのだから。

紙屋で紙を買ったら、店員さんが一枚違う色の紙をおまけしてくれただけでそこまで特別なサービスはうけていない。パン屋の店先にアルコール消毒があっただけでそこまで特別なサービスはうけていない。

帰ってから、スコーンと紅茶をあわせていただいた。
ふいに私のこころにきっと特別でないことのようにあたりまえの日常を提供してくれている紙屋の店員さんやパン屋の店員さんのことがうかんだ。特別でない日常がとてつもなく大事で、愛おしく思えた。

あなたの町にもあたりまえの日常をつくる人たちがいる。私たちの特別でない日常だって本当はあたりまえにはつくれない。努力の結晶があたりまえの日常をつくっている。

たかが850円と侮ることなかれ。ほんの少しの時間だってお金の使い方をちょっと変えるだけでキラキラと輝くのだ。

読んでくれてありがとう。
特別でないものが特別だったりする。


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