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シンクロフィットを称える

今回は月経のある女性しか共感をいただけないお話。

私は初潮が来て間もなくしてからずっと経血の量が多い。
どれくらい多いのかというと、中学高校のときは夜の経血量が半端なく多く、とはいえわざわざ毎晩起きてナプキン交換もできないので、布団の上に薄手のビニールシートを敷いて、経血が布団に染み込むのを防いでいたくらいだ。
そのうち、夜用に…と履くナプキンが誕生した。完全にオムツだ。それでも夜の経血流出が防げるのであればと思い愛用していた。安眠できた。あの頃にアレがあってよかった。

「過多月経」という言葉を知り、私もそれに当たるのではないかと10代後半に婦人科にかかったが、過多月経ではなかったようだ。
世の中には私よりもっと多い経血で悩んでいる人がいるのだと思い、これも個性として受け入れていた。

最近では昼も「多い日の夜用」という30cmのナプキンを貼って過ごしていることもある。
「マメに変えればいいのでは?」と思う人もいるだろう。そういう問題ではないのだ。一回に排出される経血の量が多く、勢いもあるため、出てきたときには最後、ナプキンに吸収される間もなく背面に伝い登ってしまうのだ。「おっ!」と思った頃にはお尻の割れ目に沿って駆け上る経血。まるで経血のジェットコースター。
こんなの昼用の短いナプキンでは到底防ぎきれない。
そんなわけなので経血の多い数日間は積極的にタンポンも使用している。馴れてくれば便利でしかない。ただ、タンポンを抜いたときがグロい。見た目と臭い的に。仕方ないけど。
ただ、タンポンも長時間入れていると良くない、トキシックショックとか言う、名前しか知らないけれど怖い病気と隣り合わせなのが気になる。忙しくてタンポン抜く暇ないときあるじゃんね。

そこで現れた「シンクロフィット」という商品。
私は昼夜張り付いているTwitterでこの存在を知った。ありがとうTwitter。私の生活はTwitterのおかげで回っています。

これ、

何かというと、中指くらいの長さの吸収力抜群なミニナプキンを経血が出てくる出口にきゅっと挟むのだ。

いや、ほんとにこんなの挟まるん?と思ったあなた…

挟まる。本当にぴったり挟まる。
そして動かない。

上の絵が一番わかり易い。
間違った使い方みたいに差し込む人おるんかな。

とにかく私が使ってみた感想としては、

・簡単に装着できる
シンクロフィットには装着時、ポケット部分に中指を差し込んでお股に挟む。そのため、手が全然汚れない。これ考えた人本当にすごい。

・簡単に外せる
そりゃ簡単も簡単。触らなくていい。
なぜって、水に流せるから!!これほんとすごい!
トイレに座って用を足せば自然と重みで落ちるので、そのままサヨナラバイバイなのだ。
ちなみにシンクロフィットが入っている袋も流せるタイプらしい。すごい。

・嵩張らない
シンクロフィットを使っていても、ナプキンは貼る。多少漏れてしまうこともありうるからだ。しかし、ほんと少しのピンクしか付かないレベルだ。経血ジェットコースターを起こしていた私ですらそれなのだ。すごい。
だから、一日にナプキンを何度も替えなくていい。うまく行けば1枚で済んでしまうことだってあり得る。そうなると、もはや持ち歩くのはナプキンではなく、シンクロフィット。ちょっとした厚手ハンカチほどの大きさの多い日夜用ナプキンを数個持ち歩かなくていいのだ。ちょっと大きくて分厚い絆創膏みたいなのを数個持ち歩けばいい。全然違う。嵩張りが全然違う。

・違和感も少ない
初めのうち、多少違和感はある。が、タンポンよりも違和感は少なく感じる。シンクロフィットを少しお尻側に寄せすぎてしまうと違和感は大きめだが、これも当てる場所が定まれば問題ない。
むしろ、これまでナプキンを当てていて経血で蒸れていたお股が蒸れないのだ。なぜって、シンクロフィットが広がる前に吸い取ってくれるから!ほんとこれ快適。

一時期、経血カップというのを知り、気になっていたが、装着方法と手が汚れそうな点が引っかかって踏み切れないでいた。
しかしその点、シンクロフィットは装着方法が簡単なのと、トイレにそのまま廃棄できる点がいい。友人の家などにお邪魔して巨大ナプキンを捨てることを躊躇わなくてもいい。(但し、詰まらせないように願わないといけないが)

シンクロフィット、これは画期的な商品だと思う。
私はこれからシンクロフィットのお陰で前よりだいぶ快適に月経期間を過ごせそうだ。


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