ポタージュ

‘97 ゆるーく、ギターの練習をしてます

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眠れない夜の涙

カレンダーに書かれた彼氏の名前。 2週間後に会える! たったそれだけで、お仕事も頑張れたしちょっと嫌なことがあっても笑って見過ごせたし偏頭痛がしたって雨が降ってたって、その日が来るのを目を輝かせて待っていた。 昨日より今日、今日より明日 鏡を見るたびに可愛くなったかな?? って勘違いするのだって、楽しかった。 連絡はずっとしていた 彼氏は職業柄おやすみも不定期で、 おやすみだと思っていた日に突然お仕事が入るなんてことも多々あった。 なんとなく、嫌な予感はしていた。 次

    • 間違い電話おばあちゃん

      これは、人生で初めてクレカを不正利用された日の話。つい3日前のことだ。 明日こそ苦手な早起きを成功させて、朝の通勤ラッシュ前の電車に乗るんだと意気込んでベッドに入った22時。早起きは三文の徳っていうからね。朝なのに30℃を超えると天気予報で見たけれど、夏風邪を引くのが嫌だから冷房は2時間タイマーをかけて自動で切った。 でもなんだか寝付けなくて、気づけば寒すぎるくらいに冷え込んだ部屋から冷房の音が消えて、夜をいっそう寂しくさせた。早起きに気合いが入りすぎたせいで、体育祭前日

      • 父の温もり

        姉と久々に喧嘩をした。 母は間に入って仲裁をしてくれた。 それは些細なことだったのかもしれないが、 私にとっては大きなことだった。 第三者の母が言うには、どちらも悪くないと。 でも私には十分に無罪の余地があった。 自分を評価しすぎているのかもしれないが、 それでも私が謝って姉が謝らないのは 納得がいかなかった。 あれから数時間、夜ご飯を食べるときも姉とは会話をしなかった。正確には、このサラダにドレッシングかかかっているのかだけは会話をした。 夜リビングで1人になったら

        • 今日も生きた

          はやく実家でたい 今まで思ったことなかったのに 最近強くそう思うようになった 人ってなんで生きてるのかなとか 無駄に考えるようになった 誰かのためにとか 人に迷惑をかけたらダメとか言うけど 結局迷惑かけない人なんていないし かけたところで助けてくれる人と 助けてくれない人がいるわけで 自分の声が届いた人と 自分の声を届けられた人を大切にしていけば 別に誰かに迷惑かけたらだめとか そういうのは考えなくていいんじゃないかな 人間みんな生まれたくて この世に生まれてきたわけじ

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        眠れない夜の涙

          がんばってんな〜

          やりたいことがあっても余儀なく手放さなければならない、あるいは捨てなければならない。そんな環境に急に身を置かれて、初めて今までどれだけ恵まれた環境にいたか気がついた。 明日朝起きたら「夢でした」って2年間くらい寝てたなんてことがないかなとか、世界がリセットされてたらいいのにとか思うけどいちいちアホらしいな。ありえないんだから。 もしなんでも願いが叶うなら何を願うかな。 今までだったら永遠に悩んでて、答えが出ないから「お金持ちのイケメンと結婚できますように」とかしょうもない

          がんばってんな〜

          日常

          やばい、遅刻する ハッとして目を覚ました日曜日の朝。 半開きにしたまま太陽の光を浴びる。 ああ、今日は会社休みじゃん。 最高の二度寝を決めて 次に目を覚ました時には、 朝イチで入れた美容院の予約時間 50分前だった。 ぎりぎり間に合わなさそうな時間に、 なんでこんな時間に予約したんだと 過去の自分を責める気持ちと、 そうでもしないと お昼すぎまで寝ていたかもしれない 1日を無駄にしてしまう恐怖を想像しながら とりあえず起き上がった。 普段の出社時のメイクは10分あれば

          誰にも届かなくていい

          眠いなって思った時に、なんで昨日もっと早く寝なかったんだろうといつも後悔する。この頭痛が寝不足のせいなのか、低気圧のせいなのか、昨日泣きすぎたせいなのかはどうだってよかった。 TikTokの音は聞こえてくるのに、ただの雑音にしか聞こえないから疲れてるんだなと知った。親指が腱鞘炎になるくらい何時間だって見ていられるのに、今日はスワイプせず同じ動画を何回も再生している。 画面を見るから疲れるんだと思い、Apple MusicでSaucy dogを流す。大好きな“魔法にかけられ

          誰にも届かなくていい

          人生は残酷だ

          かわいそうってなんだろう 同情?共感?俯瞰? 大切な人、例えば若い時に親を失った子供の話とかを聞いて何を思うのが正解なのだろう。その子は絶望の中で生きて、暗闇の中を歩んでいくのだろうか。でもそんなの勝手に決めつけているだけにすぎない。私にだって苦しみや悲しみがあるし、その反対に喜びや幸せがある。それと同じようにその子にもたくさんの試練が待ち受けているし、その先には色鮮やかな世界が待っている。 人はみんな悩み、苦しみ、でもそれを忘れるくらいの優しさに包まれて幸せを感じて生き

          人生は残酷だ

          考えないようにする

          今の彼氏と今までの人生で1番うまくいっている。自分だけじゃなくて、友達全員が言うんだから、事実なのだ。 素直でいられるし、一緒にいて楽だし、楽しいし、いつも私のことを見てくれてるし、だいすきだよって気持ちを言葉にしてくれるし、可愛いねって甘えさせてくれるし、重い荷物は持ってくれるし、仕事の愚痴も聞いてくれるし、私が眠りにつくまで通話は繋げてくれたりもする。 それなのに、どこかで、心のどこかですきなのにざわつく自分がいる。なんでだろ、美容院に行った帰りも、友達と遊んだ後も、

          考えないようにする

          日曜日のパン

          おうちでパンを作れたら、 QOL爆上がりするんだろうな。 そんな安易な考えから「明日パンを作ろう!」と思った土曜日の夜。自分の意思なのか、TikTokのおすすめに出てきたからなのかもはやわからないけれど、でも私は小さな決意をした。 母がフォカッチャを食べたいとリクエストしてくれたのでYouTubeで調べてみた。 まとまってきたら、ついにコネコネタイム! 仕事のストレスなんてなんだっけってくらいに無心になれる素敵な時間。 パンの生地の柔らかさが、心にも入ってきてくれる

          日曜日のパン

          カメラと、私。

          Nikonのミラーレスを買った。 カメラを買うのは念願だった。 岡山に遊びに行った。 真夏日の倉敷はとても暑かった。 都会と違って青空が広がっていていた。 友達に会いに行くのが目的だったが、倉敷があんなにも楽しいと思わなかった。ただジーンズが売ってて、2分滞在すれば外に出たくなるようなお店が並んでいるだけだと思っていた。想像の真逆だった。太陽が照り付け、喉が渇いて、日傘を差していても肌が焼けるくらいジリジリと暑かったのに、不思議と次から次へと全ての道やお店を見てまわりたか

          カメラと、私。

          自分勝手に生きる

          体がひどく疲れている。頭がぼーっとして、目の奥も痛くてPCの画面を見ていられなくなった。思わず手を止めて窓から空を眺める。灰色がかった空を眺めて、今の私と天気どちらがどんよりしているのだろうと考えていたら、心なしか体温が上がり関節痛を感じた。定時まであと3時間。お風呂に入って、ごはんを食べて、ベッドに飛び込む幸せを想像しながら残りの仕事を片付けた。入社してからこんなにも連続で出社をしたのは初めてのことだった。令和入社だと笑われるだろうか。私の中の普通は、上の代とは違う。意図せ

          自分勝手に生きる

          25歳、夏

          22時の外の空気はまだ生温く、自宅に着くまで歩くだけで汗をかいてしまった。そんな夏の夜のひんやりと冷えた部屋のベッドに寝転ぶ瞬間は、何歳になっても至福だ。1日の疲れがどっと押し寄せ、心と身体がベッドに沈んでいく。 目を瞑っていてもカーテンからの溢れた月の光を感じた。半目を開け、吸い込まれるように見ていた。 こんなにも好きになっていいのかな ふと彼の笑う横顔が浮かんだ。 どんな時でも穏やかで、優しくて、肯定してくれて、ポジティブで。私が苦手なニンジンを食べてくれるし、ヘア

          魔法にかけられて

          窓から心地よい風が入ってきて、このまま目を瞑ったらすぅーっと眠りにつけそうだなと思いながら「今日もお仕事がんばったなあ」と少し自分を褒めたりした。 彼はもう寝たみたいでLINEの返信はなかった。おやすみの通話ができないから少し寂しかったけど、彼がゆっくり休めてうれしいなとも感じた。明日は出社だから6時に起きなきゃなのに、君は今どんな夢を見ているのかなとだいすきな彼のことを考えている時間が睡眠よりも至福だったりする。 なんとなく、彼との写真や動画を見返してみた。付き合う前に

          魔法にかけられて

          乗り越えた先の、愛

          「明日会えるのたのしみ!お仕事頑張る!」 彼氏からの言葉に愛おしさを感じて、明日を迎えるはずだったのに、飲み会に行った彼氏から1回も連絡がないまま朝を迎えた。起きてLINEを見たら「連絡できてきなくてごめんね」ではなく「おはよー!飲みすぎた」だった。呆然とした。こんなことは初めてだった。 会う約束をしていたが、このままにはしておけず「1回だけでも連絡して欲しかったかな」と伝えた。彼氏なりにきちんと反省して、すごく謝ってくれたが私は謝ってもらいたかったと言うより寂しい思いや

          乗り越えた先の、愛

          たぶん今日はもう寝た方がいい

          なんだろ。すきで付き合って、たくさんの優しさと愛をもらっていて心が満たされていたはずなのにこんな簡単に薄れていくものなのかな。私の心が、狭いのかな。わかんないや。 彼からのわかりやすい猛アタックで、愛され尽くすことを知った私は彼をだんだん意識するようになり少女漫画みたいな私たちの恋愛は蕾が開いた。 女の子がいる飲み会に行ってくると言ってから深夜1時になっても連絡が返ってこない。こんなことは初めてだった。なにかあったんじゃないかなという不安はない。ただ、連絡をくれない寂しさ

          たぶん今日はもう寝た方がいい