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映画「MINAMATA」を通して私の写真に対する想い

写真家のユージン・スミスさんは、私にとってとても大きな存在であり、写真の持つ素晴らしさを教えてくれた最初の人でした。

だからこそ、ずっと心に忘れずに残っていて、ずっとずっと大切で、、、写真から記憶、感情、空気感などいろんなものを思い出させてくれることをユージン・スミスさんの写真から気づきをもらい、カメラが大好きになりました。

私にとって思い出深い写真家さんが主役となり映画化されると聞き、ずっと見たかったものの、子どもが小さく当時の私はまだまだ周りに頼ることができす、映画館へ見に行くことができませんでしたが、近所の県の施設の映像ホールにて、上映されると知り、両親に子どもを預けて堪能することがついにできました(^-^)

映画を通して自分の歩みたい道も見えてきたり、感じたことを書き出して残したいと思います。


ユージン・スミスさんとの出会い。


私が高校2年生のときにフィールドワークという名の勉強旅行が秋にあり、「沖縄」「京都・奈良」「四万十川」「水俣」の4つから選んで、それぞれの歴史・戦争・社会的な出来事等を事前に学び、秋に実際に現地へ行き、現地の方に話を伺いながら、学びを深めるという授業がありました。

その中で私が選んだのが「水俣」
選んだ理由がとても安易なもので、候補地の中で将来経験ができないであろう場所を選ぼうと思って選択しました^^

学校での「水俣」を学ぶ時間を通して、ユージン・スミスさんの撮影された写真を学校の先生が何枚も使って話をしてくださり、友人も何人も泣きながら学ぶ時間となっていました。

ここで私は写真に出会い、写真から感じるエネルギーを受け取って無意識に感銘を受け、カメラが大好きになりました。

当時はそこまで写真に強く影響を受けていた自覚は全くなかったのですが、社会人になり学生の頃よりも少し大きな金額を手にするようになり、当時好きだった俳優の宮﨑あおいさんがイメージモデルになっていた、olympusのミラーレス一眼レフをようやく購入して、どんどん写真の世界にハマっていきました。

今振り返ると、高校生の時のユージン・スミスさんの魂の訴えを感じる写真に心を打たれて写真の、カメラの虜になっていたのだなと感じます。

カメラを手に取ってからの私の心の変化。

ようやく自分で手に入れることができた一眼レフカメラ。

撮り始めたものの、なんか違うんだよなあ・・・とイメージする通りの写真を撮ることができない日々。なんでだろう・・・と写真を習おうと思ってワークショップに参加したものの、パッションのある写真家のワークショップに参加していました。

ただ写真を撮れる、技術を学べるところへと無意識に行っていなかったのが不思議で、「感じる写真を撮ろう!」と熱く語る素敵な写真家「須田誠さん」のところへ行ったのでした。

ここを選んだ私も不思議とユージン・スミスさんの写真から感じた魂が震える写真を撮りたくて引き寄せられて行ったのだなと、ここも振り返ると感じます。

そんなこんなで、カメラの最低限の技術を学び自分なりにたくさん撮って、機材も新調してよりクオリティの高いものが撮れるように変化していき、ずっと写真の魅力から離れられず、私もいつしか写真家の道へと歩みたい気持ちが湧いてきたのです。

写真家の道が思った以上に険しかった話。

ひとえに写真家といっても、色々な写真を専門に撮る写真家がいて、私はどこを目指すのだろうか・・・と迷走しはな数年。いまだに迷う日々を過ごしております。その間に結婚し子どもも2人になり、写真家を目指すどころではない目まぐるしい日々を過ごしていました。

それでも写真ことは忘れられずにずっと大切に握りしめていた想いがあります。
何を目指すのだろうかと迷っていた昔。結婚前に少し挑戦をしていました。

ジャーナリストになりたいのかも?と思い、渋谷敦志さん、安田菜津紀さん、佐藤彗さんに会いに行って話を聞いたり、写真展をみたり、SNSを追っかけてみたりもしました。

ウェディングフォトグラファーさんについて結婚式の写真を一度撮影させていただいたり、友人の結婚式二次会の撮影をさせてもらったりの経験もしました。

企業さんの写真も撮ったこともあります。起業家さんのパーティーも撮影しました。

技術の壁にぶち当たって悩むこともあったし、ここを目指した訳ではないのかもしれないと考えもして、結局は自分の撮る写真を評価されることが怖くて、それによって自分の写真も嫌いになりそうで怖くて、一旦誰かのための写真をやめました。

自分のための趣味の写真に徹してきました。

そんな経緯がある中で、今日の映画はとても刺さるものが多く、同時にまた私には何ができるだろうかと悩み始めるきっかけでもありますが、想像以上に得られるものはありました。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます^^
長くなりましたので、続きのお話は次へ残しますので、ご興味ある方は引き続きお楽しみください♪

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