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熟成下書きというものを世へ

もっと気楽にSNSを、ということで公開。なんか突っかかりが取れた”感じ”ちょっと嬉しいかも。


遠路遥々 2019/12/5

一ヶ月前母親が家に来た。はるばる青森か鹿児島にやってきた。鹿児島といっても大きいし、半島どうしの塊みたいなものだからなんせ県内の移動が大変。阿久根の良さを正直まだよくわかってないし、霧島・鹿屋あたりに連れていこうかと考えていたのだけれど「みかの阿久根生活が感じられたらいいな」と言ってきた。そうか。親としては心配なのか。


朝、母が宿泊していたイワシビルに迎えに行く。やっとPayPayが使えたわ〜と嬉しそう。朝食のお魚、まじうまかったと言われて、食べに行きたいな〜と思った。

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さて、母親が阿久根に来てしたことをメモ。潮騒でランチ、長島・だんだん市場でちょこっと買い物、展望台で黒の瀬戸大橋を望む、脇本海岸に行く、AZにて骨董品を見てはしゃぐ。

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中でも、母親が一番楽しそうだったのはAZだった。そして・・家事。

家事が好きなのだそう。一応母が来る前に掃除はしていたのだが、さらに手を加えて旅館のように整頓してくれた。この日はめちゃめちゃ天気が良くて暑い日で、青森仕様のセーターが暑そうだったので、半袖Tシャツを貸した。

加えて料理。大量にあったピーマンは肉詰めに、野菜はサラダに、と手は休まらない。いつ買ったかわからないじゃがいもが出てきて、もうダメかな〜と思ってゴミ箱に投げる。(捨てる、ことを投げる、と言うのは津軽弁らしい)それを見た母親が、じゃがいもを拾う。「まだ食べれるわよ。サラダにしよ。」

疲れ知らずの57歳。ここに来るまでにたくさん寄り道をしてきたらしい。〔1日目〕青森から飛行機で鹿児島空港へ。空港から鹿児島市内へ行き、フェリーで屋久島へ。ゲストハウス泊。
〔2日目〕タクシーで島探索。その後仲良くなったガイドに無料で白谷雲水峡ツアーに連れて行ってもらい、帰りのフェリーを伸ばして急遽もう一泊。
〔3日目〕屋久島を堪能。高速船で鹿児島に戻り、高速バスで熊本へ。熊本市内のゲストハウスに着いたのは夜のこと。
〔4日目〕大学の友人と熊本市内で落ち合う。その後JRとおれんじ鉄道を乗り継いで阿久根駅に降りた。大利根さんで鴨と焼き鳥とお酒を一人で楽しむ。イワシビルで寝る。
〔5日目〕今に至るそうだ。はぁ、このエネルギーはどこからきているのか。

疲れているに違いない、ちなみに私も疲れている。ちょっと畳の部屋でお昼寝をしないかお誘いをするも断られる。仕方がないからひとりで横になる。台所から聞こえてくる調理をする音が心地よい。ずっと聴いていたい。

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晩御飯はこれらを食べたのだが、めちゃめちゃ美味しかった。

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ご馳走様の後は、パートナーがもらってきた大量のアジとキビナゴを夜な夜なさばく。晩御飯第二弾。結局この作業は深夜まで続いた。あーでもないこーでもない言いながら、作業するのが楽しい。キビナゴを手開きする人、並べる人、揚げる人で役割分担。

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そうそう、忘れちゃいけなかった。母ちゃんはおれんじ鉄道から夕日を眺めたいと言い出した。料理の手を途中で止めて、「10分後に火止めて!」というと時刻表を確認して阿久根駅へ急ぎ足で向かった。阿久根駅から二駅先、「薩摩大川」で降りるように念押しして見送った。そこに車で迎えに行くから落ち合いましょうと。

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だが、定刻にお迎えにあがるも、見当たらない。おーい。どこだ。

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電話をすると・・・「薩摩高城」にいた。薩摩大川からさらに二駅先の駅。

間違えたのではなく、”まだ電車に乗りっていたかったら”、というシンプルな理由でだった。田舎の電車の乗り継ぎの難しさを知っているはずなのにこれだ。「薩摩大川で降りてって何回か言われたのはわかってた」と。笑

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たまたま乗り継ぎ便があり、無事に「薩摩大川」で合流。このまま道の駅に連れて行き、Sunset & Coffeeにて、コーヒーではなく伊勢志摩の地ビールをいただく。一杯で酔っ払う母ちゃん。

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その後酔っ払いちゃんはイワシビルのたい焼きが食べたいと言い出した。前の日、イワシビルに宿泊した際、宿泊者ノートに「たい焼きが美味しい」と多くの人が記していたそうだ。閉店が18時までだからまだ間に合う。

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日本で一番美味しいたい焼きだって。美味しいのと、店員さんの苗字が自分の旧姓と同じなことで、大興奮のおかあちゃん。

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そしてイワシビルにあった商品。

#2019今年買ってよかったもの

これだ。ねずみ年な訳でもなく、年賀状が好きなわけでもないが、お互いに送り合おうね、と言って二枚購入した。

だが、おかあは忘れていった。だから、この「お便り手ぬぐい」は、一緒に買ったこの「お年賀手ぬぐい」は二枚とも阿久根にある。

困ったもんだ。わたしもお正月に欲しいから、お魚と一緒に郵送で送ろうか。それとも父母それぞれに送ろうか。悩んだけれど、ピンクの方を実家に送った。

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年賀状を、手紙を書くなんて久しぶりだ。どのペンを使おうかなんて悩む。

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ネズミあ

ああああ

可愛いのでたくさん写真を撮ってしまった。年賀状のお返事がまだ来ていないけど、無事青森に届いたのだろうか。

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