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レモネードとサンドイッチ

わたしはずるいと思う。

どのくらいずるいかというと、ポットの麦茶はちょびっと残して次の人につくってもらう。

信号が青になるのだって待たないし、あたり構わず泣くこともする。

ずるいの反対が純粋なのかは分からないけれど、それでも私を純粋だと呼んでくれるひとがいる。

大人になれなかったわたしを抱きしめて、あまりある感情に言葉を見繕って、涙を一緒に味わってくれる。

私は綺麗な家に住んだり、美味しいものを食べたり、そんな幸せももちろん好きなのだけれど

さんさんと太陽が温かい日に

サンドイッチとレモネードをキッチンカーで販売して、その日の売上でワインを買うような

そんな世界で生きていたい。それもきっとずるいことかもしれないけれど、あなたたちがいればそれでいいわ。

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