可愛い君へ。

もうこの先は、君のために悲しむことは終わりだ。
君の写真を見て涙するのも、
懐かしい美しさを思い出して声を洩らすのも、
寝床について眼を枯らし疲れ果てた後に朝を迎えたら、
すべて終わりにする。

最後の夜には、遠い空に繋がる虹の上に立つ君が、
「どうしたの?」といった顔で頭を傾げ、
そのまま二度と振り返らずに向こう側へ走ってしまう、
そんな夢を見るだろう。

君と初めて会った日は、
私の人生の中で一番のサプライズで、
この先もそれは変わらない。

これからは、君がくれたこの幸せを、
君がいなくなったことでなくしてしまわないように、
君の成分が私に滲みて、君が幸せでい続けられるように。

私はまだ止まらない涙を拭って、
笑いながら、君との幸せをいつもそばに置いておきたい。

変わらぬ愛を。

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