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音と色


ゲームで語る、というほどゲームが得意ではないことを自負しているわたしですが、青春時代の多くを費やしてきたことは間違いない分野ですので、きっとなにかが見えることでしょう。

一番最初に触れたゲームを思い出してみたい、みたいだけです。努力します。
『テトリス』――ゲームボーイでした。あの灰色で分厚いやつ。電池が減ってくると黒かどうか判別がつかなくなる、あの機械。でもテトリスは親の方がはまっていました。それと『たまごっち』。
同時期くらいにスーファミを友人や従姉の家で遊ばせてもらう日々。『ストリートファイターⅡ』だったり『ドンキーコング』だったり、家ごとに色々ソフトがあってコスパがよかったですよね。ちゃっかり。

ゲームボーイのソフトはいくつか買ってもらっていましたが、おそらく一番遊んだのは『ポケットモンスター』。青です。赤緑が先に出ていて、わたしが買ってもらえる時期に発売になった青を入手した、というのが経緯です。この先もしばらくシリーズを買うことになります。
お気に入りのポケモンは、ライチュウ。殿堂入りを何度かしました。友達と裏技も試しました。

そしてゲームボーイカラーへ移ると、わたし史上もっとも好きなゲームと出会います。
『牧場物語』です。正しくはGB2です。ずっと遊んでいました。初期のものは自動セーブができなくて、不便でした。不便さも愛しい。現実では飼えない動物を飼えたり、作物を育てたり、街の住人と話したり、それぞれに成長度合いが目に見えて分かるシステムなので、達成感があります。今はドラえもんとコラボしています、ご興味がありましたら。

引き続き、どなたかのお宅で遊ばせてもらいながら、ゲームボーイ(機器)シリーズを買いながら、次に出逢った作品が史上(略)同率2位となります。

『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル』
『テイルズ オブ シンフォニア』
どちらも友人2人と共に友人宅でプレイしました。前者、FFCCは背景デザインが美麗で、使用されるBGMもこだわりを感じます。ハープ、民族楽器、ベース、笛、リズム楽器……、リズムも独特です。
キャラクターデザインも可愛らしい。目も耳も癒されます。ストーリーは暗めですけど。今年8月に満を持して、リマスター版が発売となりました!!
後者、TOSは技が豊富で、二人が技を組み合わせる"ユニゾン・アタック"の爽快さ、ストーリーはこちらもやや暗めですが、世界が広めに造られているかな、と感じました。
この時に大事だったのは、3人同時にRPGを遊べること、デザインが3人の好みであること、だったように思います。ゲームキューブはロード時間が少し短めなのも幸いしました。

その後、PS2を買いまして、最後の良作は『大神』です。この作品もまた、音楽・映像に優れています。日本神話を題材にして、筆で全てが描かれ、まるで巻物の中に入り込んだかのような造形です。それでいて現代の鮮やかな色遣いも共存し、対比させることでギャップを生み出し、命が吹き込こまれるように感じます。初めてゲームで涙した作品かもしれません。自分でもプレイしましたが、敵が強いのと、自分にとっては少し怖い描写もあり、友人に全クリアを任せました。ありがとう。

以来、据え置きゲーム機から遠ざかり、今に至ります。
FFCCにおいては、15年ほど経ってから、別の友人もプレイしていたことを知り、意気投合したことが印象的です。
今また、同居人がWiiとSwitchを持っていたため、遊ばせてもらっています。スーファミやPSも譲り受け、兄弟喧嘩もすることなく、ひとりっ子の恩恵を存分に受けたゲーム人生でしたね。これからも細く永く、関わっていくことになりそうです。


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