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飲兵衛は、悪天候も飲みの口実にする


✧*¨*✧ 連続投稿チャレンジ 2/90 ✧*¨*✧
 目的:【noteを書く】ことに慣れる
 期限:2024年6月28日


(画像はこちらからお借りしました)

3月31日
沖縄は土砂降り。


昼間はまぁまぁ落ち着いてたものの、夕方からずっと降りっぱなし。

こういうとき、雨降るとナンギ(沖縄ではめんどくさいを指す)だね、と話題にあがる。

「ダムの貯水率が上がるから安心さ〜」なんて、人前でお利口発言してみたけど、大雨や台風のような悪天候は昔からかなりワクワクする。

被害の恐れもあることから、ワクワクするなんて不謹慎かもしれないけど、ほんとこの面だけは子どものときと全く変わらない。


今でこそ、こんな日はお家に帰ってお風呂に入り、ご飯食べてダラダラ過ごしたりして、ベランダから聞こえる土砂降りの雨音に「おぉ、降ってる降ってる」とほくそ笑むだけだが…。

飲兵衛時代は必ず飲みに出かけてた。
なんなら、嵐の前日から前夜祭をする始末だ。

理由は、台風なら翌日仕事が休みになるから。

本土はどうか分からないが、沖縄は公共交通機関のバスが一定時間帯に運休となると、県内の小中学校やほとんどの企業がお休みになるのだ。


『台風が沖縄の近くにあるってよ』

そんな情報を手に入れたら、すかさず飲み友に連絡し「今日の夜、◯◯(居酒屋)に集合ね〜!大丈夫!明日仕事休みになるから!」と、根拠なき予言をしてた。

そして、大体翌日は台風が直撃ルートをそれて、二日酔いで出勤するパターンだったりする。

こんな思考の人がたくさんいるようで、台風前夜祭のときなど居酒屋はかなり賑わっていた。

「明日台風だし、こんな日は飲まんとね」「明日休みになるから飲みに出ないともったいないよね」と、居酒屋に揃った理由を口々に語るが、飲兵衛はどんなときでも大体飲んでる。

かつてのわたしももれなくそうで、

  • 悲しいことがあったから景気づけに飲もう

  • 嬉しいことがあったから景気づけに飲もう

  • 相談したいことがあるから飲もう

  • 近況報告したいから飲もう

  • お店を始めたからお祝いに飲もう

  • お店をたたんだから締めくくりを労って飲もう etc…

もはや「逆にどんなときに飲まないの?」と問いたくなる。

飲酒を正当化する表現をしている時点で、飲酒に対する後ろめたさを無意識に感じているやんけと思う。


お酒は飲むといい気分になるから、人生のあらゆるシーンで彩りをそえるアイテムとして登場するが、それが依存性のある毒だというのがホラーばりに怖い話。

制御できる人はよしとして、そうでない人は数々のシーンであらゆる後悔を残していくに違いない。

なにかの事象を取ってつけたように飲む理由にしている人は、上記の後者にあたる人で、飲酒による大失態を起こしたとき、日常的にお酒を飲むのがどれだけ異常か考えてみてほしい。


あれやこれや、悪天候時に飲み歩いてた過去を思い出して、つくづく視野が狭かったなぁと感じる。

お酒こそが人生を潤すアイテムだと勘違いしていた。

それに限らないアイテムをたくさん手に入れた今は、むちゃくちゃ幸せだ。
だからわたしは、今日も明日も明後日も、ただただ飲まない選択をし続けていく。

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