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②ドラえもん映画全作品見てみよう第2弾「ドラえもん のび太の恐竜2006」


私が1番最初に見たドラえもん映画でもあるため、思い出深い作品である。しかし、事細かに覚えているわけではなかったので今回視聴するのは楽しみであった。オリジナル作品である「ドラえもん のび太の恐竜」と大まかなストーリーは同じであったため、この作品だけに表れている特徴などを中心に触れて見ていく。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

・あらすじ
2005年に声優陣を一新して生まれ変わった国民的アニメ「ドラえもん」の劇場版シリーズ第1作「のび太の恐竜」をリメイクした長編アニメ。ある日、恐竜の卵らしきものを発見したのび太。卵から生まれたのは、白亜紀の恐竜・フタバスズキリュウだった。のび太は恐竜をピー助と名づけ、ママに内緒で育てはじめることに。やがて、のび太は大きく成長したピー助を白亜紀へ戻す決心をするが……。

映画.comより

冒頭、怪しい何者かが恐竜を仕留めるところから始まる。

スネ夫に恐竜の化石を自慢されたことにより、スネ夫の持つ化石よりも大きい化石を探すと意気込むのび太であった。

地層で化石を探すと偶然にも恐竜の卵らしきものを発見し、ドラえもんのタイムふろしきを使うと何らかの卵だということが解明される。

卵をかえそうと、真夏日なのに布団をかぶっているところを見たママは激怒。

しかし、パパだけは
「何か理由があってそうしてるんだろうが、あんまりお母さんの手を焼かすなよ」
とのび太の味方をしてくれた。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

パパの言葉が優しくて染み渡る…。

いつもママがガミガミ言うから、パパはのび太に甘いんだろうな〜。

そして、いよいよ卵の殻が割れて中から出てきたのは恐竜の赤ちゃんだった。

名前を「ピー助」と名づけ、のび太は我が子のように育てることに。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

この映画を見た1番の思い出として、ピー助が刺身を美味しそうに食べるシーンが1番印象的に残っている。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

このシーンが好きすぎて私もピー助の真似をして、自分の手にお刺身を置いて犬食いしていたというみっともない過去を思い出す…。

段々と成長して大きくなるピー助をのび太たちは隠しきれなくなってしまう。

スネ夫たちの約束よりもピー助の安全を確保するために白亜紀の日本へ返すことに。

しかし、そこへ怪しい男がピー助を狙いに追いかけてくる。

何とか男を撒いてピー助を送り返したのび太。

現代に戻り、約束を破った罰としてスパゲッティの刑を執行されてしまう。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

しずかちゃんにも信じてもらえない悔しさから、タイムテレビでピー助を見せることに。

しかし、そこに映ったのはピー助が孤立している様子。

そのようなことが起こってしまった原因として、怪しい男が放った光線でタイムマシンが故障し、アメリカの白亜紀に間違って送ってしまったのだ。

そこでみんなと一緒にピー助の元へ向かうことに。

無事ピー助の元へと辿り着いたが、タイムマシンが完全に故障してしまい、ピー助と一緒に現代の日本列島の、のび太の家がある地点まで行くことに。(ここら辺は前回の投稿を参考に)

道中、ドラえもんの道具である「桃太郎印のきびだんご」を利用して恐竜たちと様々な仲良くなったり、食糧を確保したりと楽しく旅を続ける。

しかし、空を飛ぶ恐竜に攻撃されてしまい、大ピンチだと思った矢先、あの怪しい男率いる軍団が現れ、恐竜たちを倒していった。

彼らは、恐竜を狩るハンターで、ピー助を渡せば日本へ無事に返すという条件付きでピー助を渡すよう指示する。

移動手段として使っていたタケコプターも使い物にならなくなってしまい、怪しい男たちの手助けがないと日本に帰るのには絶望的な状況。

スネ夫はあっさりとピー助を渡すことに賛成する。←おいおい

しかし、のび太としずかちゃんは反対。

このような多数決の中、ジャイアンという武器を使ってこの意見を捻じ曲げようとする魂胆を持つスネ夫は、ジャイアンをピー助を引き渡す側として仲間に引き入れようとする。

するとジャイアンは、

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

「俺、歩いていいぜ。日本まで。」

と言い放った。

飛行恐竜に襲われた際、のび太に助けてもらった恩としてピー助を守る側に賛成する。

スネ夫は泣いて嫌がっていたが、

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「スネ夫、しっかりしろよ。分かるだろ。お前だって1人でここまで来たわけじゃないだろ。みんな支え合ってここまで来た仲間だろ。」


と説得し、スネ夫も心を入れ替えた。

映画のジャイアンはここまで変わるのか!なんて頼もしいんだ…!

翌日にハンターたちから逃げるも、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんが捕えられてしまう。

のび太とドラえもんは仲間を救出しにアジトの中へ。

しかし、ハンターが用意したティラノザウルスが迫りかかってくる。

みんなは協力して自分のもとに呼び寄せあってティラノを困惑させようとする。

ここでスネ夫の名シーンである

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

「食べるならジャイア〜ン」

が炸裂!

この台詞はこの作品から来てたのか!と初めて知った。

しかし、ティラノはドラえもんが食べさせた「桃太郎印のきびだんご」を食べたティラノだと気づき、襲われることはなかった。

そこへタイムパトロールも加勢しに。

敵のアジトである滝のバリアを壊してハンターを捕らえようとしたのだが、その影響で浸水してしまう。

皆をドラえもんのポケットの中に入れ、ピー助が水の中を先導して何とか脱出。

さすが四次元ポケット。便利だなぁ。

タイムパトロールに礼を告げ、のび太たちは目的の日本列島に向かい、タイムマシンを設置して現代に帰る準備を整え、ピー助を仲間の元に送り出すことに。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

ピー助が仲間に入れてもらっているのを見たのび太は安心し、お別れすることにした。

©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2006

「出して早く!急いで!!」


この時ののび太のピースケと別れることへの葛藤と辛さが入り混じった涙声の演技が素晴らしく良かったので是非見てほしい。


総評

元祖ドラえもん映画の記念すべき1作目を新ドラえもん映画でも1作目にこの作品を企画するとは、製作陣の粋な計らいはドラえもんファンにとっては嬉しいことだろう。 そして、EDを見ていて初めて気づいたのだが、ピー助の声優って神木隆之介さんなの!?神木さんって今では本当に声のお芝居が上手だけど、小さい頃から色々やってたのね。(千と千尋の神隠しの坊とか)
今回、「のび太の恐竜」の旧作品を見てすぐに今回のリメイク版を見たのだが、リメイク版が綺麗すぎて驚いた。作画はもちろん、カメラワークもすごく凝ってて気合いの入れようが分かる。やはりリメイク版の方はオリジナルとほぼ一緒の部分はあったが、ところどころ話の展開なども違うので両作品共に楽しめた。




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