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自分が苦労したから子どもには…はナシ!その代わり…。

大学で英語を教えています、というと、親の立場からどうしたらいいのか意見を聞かれることもあります。

まず、親御さんとお子さんは、別の人間なので、そこは切り離してください。

「自分が英語ができなくて苦労したから。」

お子さんは別の人間なので、英語ができなくてもそれを苦労と感じないかもしれないし、放っておいても好きになって得意になるかもしれません。

ご自身が子どもの頃を思い出してみてください。

これから宿題やろうかな、と思っていた時に「宿題やったの?」って聞かれると、やる気を失いませんでしたか?

わたしなど、言われてやる的展開が癪だから、むしろやらないねじくれた子どもでした。

心配のエネルギーを届けないであげてください。届けるのであれば、楽しい軽やかなエネルギーを。

お子さんに英語に興味を持ってもらいたかったら、親御さんご自身が楽しそうに英語を使ったり、勉強したりする姿を見せることです。

わたしの友人の話ですが、お子さんがまだ幼稚園の頃、「◯◯が英語習いたいって言うんだけどどうしよう…。こんな小さい頃からやらせてもねぇ。」と。

友人も彼女のパートナーも英語を話します。パートナーさんが仕事でしょっちゅう英語で電話をしているのを見た息子さんからすると「パパ、かっこいい!パパみたいになりたい!」だったわけです。

友人は、「どうせすぐ辞めるんじゃないのぉ。」とか「送り迎えはわたしの仕事…。」とかぶつぶつ言っていましたが、息子さんの真剣さに負けて英語を習わせてあげていました。
そして「なんだか続いてる。」って(笑)

「英語耳は、3歳までに出来上がるっていうから、そこは親がやってあげないといけないのかもって…。」
そうなのかもしれませんが(テキトー)、わたしの周りには10代から英語を一生懸命勉強して、素晴らしく耳もよく、発音も見事な人たちがたくさんいます。

要するにやる気です。目的です。
実態のないキラキラバイリンガルを目指しても、実態がないので到達しません。

親と子どもは別の人間。
英語ができるようになってもらいたかったら、まず自分が楽しむこと。

#英語学習  

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