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ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』〜観劇レポート〜

先日観劇してきました
ミュージカル『リトルショップオブホラーズ』の観劇レポートです。

※若干のネタバレも含まれておりますので、ご注意ください。

◆感想ハイライト

ディズニー作品の黄金コンビの初タッグ作品!
ポップでロックな音楽とストーリーのギャップに不気味さを感じる
面白演出もありなブラックコメディミュージカル
<おすすめ度:★★★☆☆>

◆作品情報

脚本/歌詞:ハワード・アシュマン
音楽:アラン・メンケン
翻訳/訳詞/演出:上田一豪
公演期間:2021年8月26日(木)~9月11日(土)
公演劇場:日比谷シアタークリエ(東京)

主要キャスト
 シーモア:鈴木拡樹/三浦宏規
 オードリー:妃海風/井上小百合
 ムシュニク:阿部裕
 オリン:石井一孝
 オードリーⅡ(声):デーモン閣下

公演サイト:https://www.tohostage.com/little-shop-of-horrors/index.html

◆あらすじ

さびれた街の小さな花屋で働く冴えない青年シーモアは、店主のムシュニクに怒られてばかり。シーモアは同僚のオードリーに恋をしているが、彼女にはオリンという歯科医のボーイフレンドがいる。

ある日、シーモアは町で奇妙な植物を手に入れる。意中のオードリーにちなんで、“オードリーⅡ”と名付けたその植物を店に置くと、客の来なかった店がなんと突然、大繁盛!

しかし、“オードリーⅡ”には、人びとを魅了する不思議な力がある一方で、あるとんでもない秘密が隠されていた。“オードリーⅡ”によってシーモアの人生は一変し、一躍有名人となるのだが――。

※ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』公演サイトより引用
https://www.tohostage.com/little-shop-of-horrors/index.html

◆観劇を終えて。。。

ハワード・アシュマンとアラン・メンケン。ディズニー映画復活の立役者、黄金コンビと言われているお二人の初タッグ作品が、このリトル・ショップ・オブ・ホラーズ。
いつか観てみたいと思っての2020年。。。残念ながら公演中止で観劇できず、2021年!満を持して観ることができました。ありがとうございます。

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「オープニングからグッと心掴まれる!楽曲」
オープニングを飾るの楽曲は作品タイトルと同盟の『Little Shop of Horrors』とってもポップで思わず口ずさみたくなってしまうメロディーです。ストーリーテラー的な役割となるコーラスガールズの3人がパワフル&キュートに歌い上げます。あ~このザ・アメリカンコメディミュージカル感ある幕開け、大好きなんですよね♪とってもワクワクします。POPSだったり、JAZZYだったり、ROCKだったり、楽曲だけでもこの作品は魅力が満載です。さすが、敬愛しているアラン・メンケン様の楽曲たち!

「面白演出ありで楽しい!」
入用すると、、3D眼鏡とポスター的なモノが渡されました!

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なんと、劇中に3Dスクリーンによる演出があるとのこと。そんな演出のミュージカル初めてかも。なんかそれだけでワクワクしますね。

あとポスター的なものは、合図があったら掲げろよって書いてあります。コロナ渦では拍手以外、作品と観客のコミュニケーションが難しいので、コール&レスポンスに変わる?コミュニケーションツールとしての演出アイテムでした!観客側からはこのアイテムを使って会場がどんな感じに盛り上がってるのかは、なかなか感じ取ることができませんでしたが(声は出せないし、ポスターを掲げるために手は塞がるので拍手もできないしw)きっと演者側には観客が楽しんでたことが伝わったと信じてます(笑)

余談ですが、オリン役の石井さん、動きやポージングのところどころにシスターアクトのエディを感じました(笑)全然キャラ違うけど。
あとオリンが死んじゃったあと、もう出番ないの!?って思ったけど、早変わり・・・最高にでした!

「ギャップがより不気味さを演出させてる」
いつものことなのですが(笑)特にちゃんと下調べもせずに観劇しました、初見です。最初は面白おかしく楽しんで観てたのですが、1幕の終盤ごろから、徐々に気づきました。この作品の不気味さに・・・。とりあえず、歯医者のセットが出てきたところで、”さっきまでと雰囲気違くない?えっ、何このホラーな感じ”ってなりました。(まぁ、タイトルにホラーって書いてありますけどねw)オリンが事故死?してしまうまではいいのですが、、、えっ、ちょっ・・・!!!と衝撃的な1幕を終えて、、、。
だんだんをオードリーⅡに支配されていくシーモア。そして、ムシュニク、オードリーと最後はシーモアも・・・。
だいたいホラーやサスペンスものって音楽も不気味さや恐怖感を煽るような作りにすると思います。でもこの作品は、音楽にはその不気味さや恐怖感というものが一切感じません。むしろ明るさを感じさせるノリが良い曲が多いのです。なのにストーリーはとても残酷・・・。このギャップがこの作品の不気味さを演出させているんだなと感じました。

◆マイベストポイント:最後のタイトルバック

最後の『Don't Feed the Plants』は、キャスト陣全員が楽しそうに、そしてパワフルに歌って踊って幕が下ります。3D映像ではオードリーⅡが飛び出して歌っていて時折、血が噴き出したりしますが、レトロでB級感満載の映像なので(笑)映像自体は、全然怖い感じはありません。
そんな感じで楽曲だけハッピーな感じの曲調で幕が下りるわけですが、楽曲の終わりに合わせて【LITTLE SHOP OF HORRORS】とゆっくりタイトルバックが飛び出してきます。。。私はこの瞬間にこの作品の不気味さと残酷さを一番感じて、ゾクゾクしました><

そのモノのとある部分しか見ようとせず、
本当の姿を知らない、知ろうとしないってすごく恐ろしいことですよね(笑)

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