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飛騨の建物
飛騨紀行最後の投稿は建物まとめです。
古い街並みが残る高山と古川。目をやれば文化財ばかりです。ということは職人仕事の宝庫!
格子戸
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日本家屋によくある木格子。飛騨ではどの家(店)にもほぼあるといっていいのではないかというくらい普通に見れます。通風と採光に適している上に、格子の組み方によっては外からの視界を適度に遮ってくれるものではないでしょうか。
京都で流行って中山道を通って全国に広まったそうでその種類も豊富なようです。
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お寺の装飾
お寺は職人技の宝庫なので大好き。古川は明治の大火で街のほとんどが焼けてしまったけれど、古くから伝わる技法で街の建物を再建したそうです。今回も素敵な装飾見つけたのでご紹介します。
本光寺
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本堂の見事な透かし彫り。あまり浸食されていないのか角がきれいに出ているので定期的にメンテナンスされているのかな?と感じました。先述の通り、大火で焼失してしまったので大正2年(1913年)に再建されたそうです。
こちらを向いているのは象でしょうか。創建当時にもあったとしたら、見たこともないのに立体像を作り出す先人の想像力、すごすぎます。
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柱を支える梁にも雲のような彫りこみが。極楽を表しているのかな?それにしても垂木がきれいですね。飛騨地域で一番大きい木造建築の本堂屋根を支えています。
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平成7年に再建された比較的新しい山門。こちらにもきれいな装飾がありますよ。
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大きい菱形の角に小さいひし形が。少しだけ高さが違うので凹凸感があります。
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真宗寺
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比較的新しい建物ですが宮大工によって再建され、創建当時に思いをはせることができます。
真宗寺は足利将軍時代(室町時代)に白川郷からこの地に移転してきたお寺で、生類憐みの令で有名な徳川綱吉が将軍だったころ大谷派から転派して本願寺派となりました。
トップライトのある日本家屋
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家の奥に光を届けるためか、天井に窓がある建物多いですね。そして天井が高い。確かに長屋は奥になればなるほど暗くなるのでこれは採光の知恵ですね。天窓の部分だけ少し屋根が高くなっているのも特徴でした。
地域の特性もあるかもしれませんが職人の手業を楽しむ旅にもなりました。
新しくても古い技法で作れば伝統は繋がっていきますね。
これにて飛騨紀行終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
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